2014年 09月 10日
月夜の銀河鉄道
帰りはひどくこわい思いをしました。
ミニメトロで来たわたしを、中心街の始発駅近くまで送ってくれた友人と別れたときには、他にも月を愛でる人や散歩をする人がいて、わたしも心穏やかに、さらに数枚、月の写真を撮りました。駅へと下りるエスカレータもピンチェット駅の構内も、照明が明かるかったので、人気は少ないものの安心で、わたしが乗った車両に、乗り合わせた人がだれもいなかったときは、ほっとしました。
それが、中心街がある丘の内部を貫くトンネルにさしかかったとき、通り慣れているというのに、幼い頃に遊園地で、お化けや怪物が出没する中を、ミニ電車に乗って通ったとき、こわくてずっと目をつぶっていたことを、ふと思い出しました。
途中駅はどの駅も無人で、乗り込む人はなく、漆黒の闇の中、駅と軌道だけが光に照らされて、浮かび上がっています。
軌道が地上から高い位置にあるため、
ミニメトロが暗い中、上空を突き進むので、外には幽霊やお化けがいるような気もすれば、銀河鉄道に乗って、機械化人間たちの都市を後にして、宇宙へとのぼっていく銀河鉄道の中にいるような気分も味わいました。
最終便が出る9時5分よりも、ずっと早くにミニメトロに乗れたとほっとしていたのですが、思いがけず、肝試しをすることになり、ようやく終着駅に到着したときには、ほっとしました。
冒頭の写真は、駅の駐車場でアイゴへと向かう途中に撮影したものです。月はミニメトロの中からも、そうして、うちへと向かう車の中からも時々見えて、移動しながらも、月見を楽しむことができました。
ちなみに、こちらは、昨日、ミニメトロで中心街に向かう途中に、撮影した写真です。風景も乗り心地も、時間帯によってこんなに違うものなのだと、つくづく感じました。
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Come se io andassi verso le stelle in Galaxy Express 999
o attraversassi i luoghi pieni di mostri e di fantasmi
così mi sentivo ieri sera in Minimetrò al ritorno dal Centro di Perugia
che percorreva nel buio, sopra la città.
La bella luna piena si poteva ammirare anche dal Minimetrò e dalla capolinea.
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ス―パームーンのお月見は、お友達とされたのですねヽ(・∀・)ノ
お友達と楽しい時間を過ごせて良かったですが、帰り道が一人になるのは、夜道は怖いですよね(・・;)
なおこさんにとっては通り慣れた道、乗り慣れた電車でしょうけど、幽霊とかお化けの類いとなると気持ちの問題なので、怖かったですね~(^^;
私は、逆に人がいると怖いと思う方で、見知らぬ人が乗っていたりして他に人がいないと凄く怖く感じます(^^;
なので、途中まで読んで安心してしまいました~(笑)
スミマセン、なおこさんは真剣に怖かったのに…(^^;
私は、第六感が働かないのか今までその類いのものには出会いがなく、今までなかったのでこれからもないだろうとタカを括っています~(笑)
何ごともなくて良かったです(*^^*)
銀河鉄道999は大好きです、歌も物語も☆
なおこさんの美しい月のお写真を拝見して感激しました。
本当は、その感激をコメントでお伝えしたかったのですが、
スマホの文字うちがとても苦手で、
後からぜひコメントさせていただこう・・・と思っていました(笑)。
昇る月の風景、
そして、刻々と色を変え表情を変えて変化する
イタリアでの美しい月を拝見できて嬉しかったです☆
私も、今回のこちらの記事、
なにか大変なことでも起こったのかと心配しながら拝読したので、
何事も起こらなくてほっとしました^^
状況はまったく違いますが、
私も昔、初めての海外旅行で、
ウィーンで友達とはぐれて
夜の電車に一人乗ったときは、
不安で、周りの人がみんな泥棒に見えて(ひどい妄想^^)
とても怖かったことを思い出しました。
お一人だけで、暗闇を進む電車で、
ふと不安が頭をよぎると、怖くなりますよね。
銀河鉄道だと思って乗ると、
またロマンチックな気分になったり・・・♪
気持ち次第でずいぶん変わるけれど、
お一人での夜の電車は、
何事も起こらないことが一番ですね☆
素敵な月夜の記事をありがとうございます♪
美しいス―パームーンに会えましたね、でも通い慣れてる
メトロでも昼間と夜では違いすぎるのですね。
怖い思いをされましたね、ああいう時って思いが増幅
することがありますね。
でもこんなに美しく神秘的なス―パームーンが見れて
良かったですねぇ~
いつもありがとうございます。
わたしも第六感が働くわけではないのですが、幼い頃からこわいものは苦手で、『まんが日本昔話』で、夏には一話挿入されていた怪談は見なかったほどです。「耳なし芳一」を見たときに、こわかったことといったら!
わたしも銀河鉄道999、大好きでよく見ていました。歌もいいですよね。今回久しぶりにこの歌を最後まで聞いて、改めていい歌だなと思いました。
ご心配をおかけして申しわけありません。すずさんも、異国の夜の電車でこわい思いをされたことがあるんですね! ミニメトロは一車両ずつが遠隔集中操作で動き、どの車両内にも監視カメラがあって、車内や駅の状況は常に監視されているそうで、終着駅にも警備の人がいました。車内にわたし一人ということも多いのに、夜で暗いというだけで、ここまで恐怖を感じるとは思わなかったので、自分でもびっくりしました。
こちらこそ、いつもうれしい、お優しいコメントをありがとうございます♪
夜に走ると、家の明かりは軌道の下にあって見えづらいため、暗い中を進むことになって、トンネル内はトンネル内で、どきどきしました。思わず「肝試し」乗車をすることになりましたが、きれいなスーパームーンを、いろんな場所から眺めることができて、うれしかったです♪
こちらこそ、いつもありがとうございます。
私は怖くって夜のバスも歩くのもとても苦手です。何年住もうが外国という概念がとても恐ろしいのです。ましてや一人なんてとてもムリですね。だから仕事で遅くなるときはタクシーか人気の多い場所を遠回りして帰ります。いつになったら私は慣れるのか・・・
なおこさんの心細い気持ちが自分とシンクロして伝わってきました。
満月がなおこさんを見守ってお家に帰られたのですね。よかったよかった。
楽しいひと時はいい思い出になられたようですね。
スーパームーン、綺麗でしたよね☆
こちらは、なかなか天気が不安定で雲が多かったり雨がぱらついたりしていたのですが、おとといの夜に、上がったばかりのまだ赤い大きな月が見られました。
当たり前のことですが、そちらでも同じスーパームーンが見られたんですね~。広いようで、宇宙規模で見れば小さな世界なんだなと思ったりしました。
凸ぽち!
幸い犯罪の心配はなかったのですが、暗闇と一人で誰もいない車両にいることが、こんなにこわいとは思わず、びっくりしました。何事もなく、銀河鉄道999など思い出せて、本当によかったです♪