2014年 09月 15日
ペルージャ外国人大学・イタリア留学情報
ぺルージャ外国人大学のイタリア語・イタリア文化コース
・ペルージャ外国人大学(Università per Stranieri di Perugia)のサイト
- Corsi di Lingua e Cultura Italiana
↑ 「イタリア語・イタリア文化コース」について、問い合わせ先の電話番号・メールアドレスあり。
レベルごとに各コースを紹介するページへのリンクは、こちらのページにあります。
- Calendario Didattico Corsi di Lingua e Cultura Italiana
↑ 年度をクリックすると、コースの開始日・終了日、コース開始前のレベル分け試験(test d'ingresso)、コース終了後の試験の日程(esami)および休校の日(giorni di sospensione dell'attività didattica)が記されています。Corsi Trimestrali、Corsi mensiliは、それぞれ「3か月コース」、「1か月コース」を意味するイタリア語の複数形です。レベルによって、コースの授業修了に要する月数が異なりますので、各レベルを説明するページでご確認ください。
・コース開始前に、レベル分けのための試験(test d’ingresso)が行われ、普通コースの修了後には、筆記(scritto)と口頭(orale)による試験(esami)があって、この修了試験に合格すると、ヨーロッパ共通言語基準(QCER)の該当レベルに相当するイタリア語知識習得証明書が交付されます。(授業への出席が必要。)上記リンク先には、こうした試験の日程も書かれています。

- ペルージャ外国人大学への入学手続き (イタリア語)
- ペルージャ外国人大学への入学手続き (英語)
ペルージャでの宿探し
ペルージャで滞在する宿については、外国人大学のサイトには次の宿探しサイトのリンクがあります。
- Cerc@lloggio umbria
一方、わたしがペルージャで留学生活を始めた2002年に、外国人大学がサイトで留学生に勧めていたのはAtena Serviceという業者で、わたしもこの業者を通じて、半年のホームステイ先を見つけてもらい、手数料は若干高いものの、サービスが迅速・確実で、見つかる物件も安心できるものだろうということで、助かりました。今は、住所や名前が変わって、Perugia Student Livingという名になっていますが、相変わらず、世界各国からペルージャを訪ねる留学生を中心に、ペルージャの宿を紹介し、好評を得ているようですので、そのサイトの関連ページへのリンクを挙げておきます。
- Perugia Student Living – Soluzione Abitative (イタリア語)
- Perugia Student Living – Housing Solution (英語)
今でこそ、ペルージャ外国人大学は、Cerc@lloggio umbriaを推奨していますが、数年前までは、このPerugia Student Livingを勧め続けていました。
宿については、個人の好みや暮らし方によって、同じ宿でも、この場所や設備・同居人が最高だという人もいれば、気に入らないという人もいるでしょう。特に長期の留学の場合は、最初は業者に頼んでおいて、あとはオンライン情報や、大学自体の掲示板に貼られている下宿人探しの広告、クラスメートや友達の紹介で、実際にいろんな宿に自分で足を運んで、設備などをしっかり見て、他の人と同居するアパートであれば、どんな同居人がいて、アパートはどんなふうに使っているかを確かめて、引越し先を決めるのがいいのではないかと、個人的には思います。
ホームステイについては、イタリアでは、経済的にやりくりが苦しいために、下宿人を置くという形で、留学生を受け入れている場合も多く、当たりはずれもあるのでしょうが、わたし自身、1年間はホームステイを経験したのですが(ウルバーニアで半年、ペルージャで半年)、ホームステイでよかったと思ったのは、そうして滞在した3家族のうち、ウルバーニアの一家族だけでした。
イタリア留学
わたし自身がずいぶん前にですが、書いたこちらの文章や
- イタリアでの留学・旅行をお考えの方へ1 ~現代イタリアの抱える問題点、留学・旅行に役立つ本
- イタリアでの留学・旅行をお考えの方へ2 ~現代イタリアの抱える問題点、留学・旅行に役立つ本
公の機関が出しているような次の情報が参考になると思います。
- 独立行政法人 日本学生支援機構 - 海外留学情報 - イタリア語研修の手引き
↑ 学校選択のポイントや留学手続きの流れ(タイムスケジュール)などを、簡潔に分かりやすく説明してあります。
- イタリア文化会館 東京 - Study in Italy - イタリア留学総合サイト
↑ イタリアへの留学手続きについて、詳細な情報があり、イタリア留学フェアの案内もあります。
わたしも留学前に、京都で開かれていたイタリア留学の説明会に参加したことがあります。他にも、日本各地でさまざまなイタリア留学に関する説明会が行われているようですので、留学を心に決めた方は、ぜひ留学フェアに足を運んでみるといいと思います。
あとがき
時々、ペルージャに留学を希望されている方や、お子さんがペルージャに留学予定という方から質問があって、できる範囲でお返事はしています。ただし、わたし自身がペルージャ外国人大学の語学・文化講座に留学したのは2002年9月からの1年間だけで、もう12年経っているため、事情も変わっているでしょうし、確信を持って答えかねます。確実な情報を得るためには、ご自身で、外国人大学のサイトや、掲示板などで調べたり、直接問い合わせたりしてみてください。
*追記(2018年11月21日): 2018年11月現在では、2014年にこの記事を書いたときに張ったリンクで、今は無効となっているものや、リンク先に載っている情報が古いものが多かったため、リンクを張り替えるなど、大幅に情報を書き直して、現時点でもお役に立つようにしました。
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Corso di Lingua e Cultura Italiana @ Università per Stranieri di Perugia
Poiché i miei connazionali mi chiedono spesso le informazioni sui corsi e sull'alloggio a Perugia, qui sopra ne ho elencato i link utili e aggiunto le spiegazioni in lingua giapponese.
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日本人で、これからイタリアへ留学される方、たくさんおられると思います。なおこさんが行かれた時代よりさらにこのようにネットから情報を得やすくなっていますから、ある面では今は便利ですよね!しかし、何事もまずは自分の力でやってみてから…という気持ちは大切な気がします。
なおこさんのような先輩がいると皆さんの目標になると思います(*^^*)
ペルージャ大学の入学方法の内容を訊かれても時代が変わればかなり違ってきますものね。でもペルージャの情報を得ようとするとどうしてもなおこさんのブログに行き着くので質問が集まってしまうのかも知れませんね。丁寧にお答えされていて、なおこさんエライです。
私が受けていたフィレンツェ大学外国人コースのdiplomaがあまりに昔の話すぎて採用されず、先日carta di soggiornoのためのイタリア語試験を受ける羽目になりました。
CILSとか受けない限り、あまりフィレンツェの語学のdiplomaは関係ないようですが、ペルージャ大学はある程度の効果が持続するのですかね?
留学も海外旅行に似ていて、自分自身できちんと情報集めや手続きができるという自信や、英語やイタリア語の語学力がない場合は、料金が高くなっても、信頼できる業者を通じて頼んだり、日本語でのサービスも受けられる学校にするという選択肢があって、やはり、それぞれの方がいろんな選択肢の中から、自分に最適な学びの場・手続き方法を選んでいくことが大切なのではないかという気がします。
イタリア語やイタリア語教育の勉強は、精一杯頑張ったので悔いはありませんが、あとは、それをどうやってより仕事に結びつけていくかで、目標をまずはわたし自身が模索しているところです。
なぎささん、フィレンツェ大学コースのdiploma、どのレベルかは分かりませんが、明らかにA2より上のレベルだったでしょうに、それを昔すぎると採用してくれないとはひどいですね。(つづく)
欧州連合が協議を重ねた結果、EU市民が自由に欧州の他国へ移動し、学び、仕事ができるようにしよう、そのために、各国でまちまちだった語学検定の基準を統一しようと決め、実際にその新しい基準に基づくレベルごとに、語学試験や語学コースの授業が行われるようになったのは、まだ数年前のことです。この新しいヨーロッパ言語共通基準(QCER)のレベル認定を行う語学力証明機関として、イタリアから公に認められているのは、今のところ、そしておそらくは今後も四つだけで、それぞれの行うイタリア語の試験名をかっこ書きにして添えると、ローマ第三大学(IT)、ペルージャ外国人大学(CELI)、シエナ外国人大学(CILS)、ダンテ・アリギエーリ協会(PLIDA)となります。非EU圏出身者がイタリアで長期滞在許可証を申請する際に必要なレベルA2も、大学に入学するために必要なレベルB2も、この機関が証明するものでなければいけないとされていて、ただし、移民を受け容れるCTPでイタリア語のコースに通ってA2以上の修了書を持っていれば、許可書申請の際の試験は免除されるとあります。(つづく)
なぎささんの場合は、まずは当時の修了書が出た頃には、この共通言語基準そのものが影も形もなかったこと、そうして、フィレンツェ大学はこのイタリア政府が認定する機関に含まれないことから、試験を受けるように言われたのではないかと思います。イタリア政府としては、このIT、CELI、CILS、PLIDAを同等に認めているので、なぎささんがすぐにCILSを考えられるのは、お住まいなのがシエナに近いフィレンツェだということと、日本で受験できるのがわたしたちが日本に住んでいた頃は、このうちCILSくらいであったという事情があったからかという気がします。イタリアの大学への入学に必要なレベルB2については、ペルージャやシエナの外国人大学のB2あるいはそれ以上のコースを修了した人にも、入学に際してイタリア語の試験が免除されますので、イタリア政府に認められた検定機関の語学コースの該当コースを修了していれば、おそらく大学入学や長期滞在許可証取得の際の入学試験は免除されるはずだと思います。(つづく)
まあ、イタリアでは法律が一方にあっても、現場で解釈が分かれることがありますので、何とも言えませんが。実際、わたしも、2003年にペルージャ外国人大学の学士課程の2年生に編入したとき、当時はまだ V Gradoと呼ばれていた、現在のC2コース該当のコースを修了していたので、それでイタリア語の試験は免除されましたし、シエナ外国人大学の外国人へのイタリア語教育を学ぶ大学院課程への入学試験に際しても、外国人はCILSのC2で75点以上を取得していること、あるいは同等かそれ以上のイタリア語の力を証明するものが必要とのことだったのですが、ペルージャ外国人大学のイタリア語教育のための学士課程を満点で卒業した卒業・成績証明書を提出したら、それで大丈夫でした。

2014年12月から語学留学しようとしている25歳です!
自分が正しいのか不安だった情報を教えていただけて、大変助か
りました!
今、Perugia Student Livingから送られてきた契約書の契約内容を一生懸命和訳していますが難しくて・・・
また拝見させてください!
ありがとうございます!

先日コメントさせていただきましたりんごです。
今日は、もしおわかりになれば…と思って参りました!
授業料の振込の受取人名義について
ホームページ内、PDFの書類等に記載がなかったので、"受取人名義はUniversità per stranieri di Perigiaでよろしいですか?"と大学に直接メールで問い合わせたところ、記載してありますと一蹴されていて、拉致があきません(;_;)
銀行の方に相談してみようと思って、とりあえず不明確なのですが…と、払い込みに行ってみたのですが。やはり書類に記載がないですねと言われ、明確に名義がわからないと送金できないとのことでした。。
名義は"Università per stranieri di Perigia"
で間違いないのでしょうか?
もしお分かりでしたら、アドバイスいただきたいと思っています(;_;)
よろしくお願いいたします。。

Banca UNICREDIT - Banca di Roma
Agenzia Università Perugia
IBAN: IT 31 H 02008 03043 000029465268
Swift address: UNCRITM1J11
この記載だけでは、受け取り人名義が最初の2行か1行か分かりにくいのですが、実は、ペルージャ外国人大学はガッレンが学舎内部に銀行の支店があって、生徒は授業料をこの学内の支店で支払っています。2行目が受け取り人としての外国人大学か、学内にある銀行の窓口のことかわたしでも判断しかねます。受け取り人名義は、りんごさんが問い合わせた名義でOKが出ないということは、最初の2行あるいは2行目のどちらですかと再度問い合わせてみるのが確実だと思います。どなたか最近すでに納入をした方が、わたしはこう書いたと覚えていて、教えてくださるといいのですが。
宿に関する情報が、お役に立ったようで何よりです。宿については好みもあって、同じ宿でも希望通りと喜ぶ方もいれば、がっかりする方もいますが、どうか安心して生活が送れる宿でありますように。物件を多く手がけている店なので、どうしてもこれでは困るという事情があれば、途中で変えてもらうことも可能かと思います。

いつも丁寧なお返事をくださって、ありがとうございます>_<
結局、書いた銀行送金書類(名義も含まれている)をまるっと送り、間違いがないかチェックしてください‼︎とお願いしたところ、 Università per stranieri di Perugiaで特に訂正がなかったので、もうこの名義で、送金してしまおうと思います。
Perugia Student Livingには、明確に名義の記載がありましたし、おかげさまできちんと予約完了できたようです(^^)
見ず知らずのわたしに色々とご助言いただいて、本当にありがとうございます‼︎

本日11/19に送金をし、その控えとapplication formをメールで送りました。
私は英語表記での手続きに従い、送金を住所あて国際郵便為替を使用したのですが、送金した後この送金手段がapplication formの2ページ目に記載されていないのに
気づきました。現在ではこの方法は受け付けられていないのでしょうか?
もし、この件につき何かご存知でしたらご教示いただきたくお願いいたします。
(メールアドレスと郵便番号はapplication formの2ページ目に従いましたが、送金方法は3通りあるものと思い込んでおりました)。
送金の控えを添付して大学側にメールを送られたということですから、もし何か問題があれば大学側から近日中に連絡があるでしょうし、ご不安であれば、その旨大学に問い合わせられてもいいのではないかと思います。わたし自身、今は部外者ですので、サイトで分かる情報しか分かりませんので、残念ながらこういうお返事しか差し上げられません。

おっしゃる通り、大学側からの連絡を待つことといたします。
また、必要に応じてこちらから問い合わせることもしてみるつもりです。
不躾な内容の書き込みにご回答くださいましたこと、改めて感謝いたします。