2014年 10月 25日
白雪と詩と聖母、ヴィッソを歩く1
シビッリーニ山脈の高原に建つ、このマチェレート教会を、わたしたちが初めて訪ねたのは、2年前の5月です。(下記リンク参照)
その伝説の古い聖母子像は、傷みが激しいために、博物館に保存されていて、教会内にある像は複製です。
今日は、ヴィッソの村を訪ねて、ようやくその本物の聖母子像を見ることができました。
今朝、ヴィッソに行くことを決めたのは、レオパルディの博物館があることを、わたしが覚えていたからです。いつだったか山登りのあと、村に立ち寄って、博物館の存在を知ったものの、すっかり疲れていたので、入館しませんでした。最近、レオパルディを主人公にした映画を見て、詩人に対する興味が再び増したこともあり、気温が急に下がって寒くなったため、高い山は寒そうだし、近くの低い山では狩猟が解禁で危険だという思いもあり、ヴィッソ村を訪ねようと提案しました。
インターネットでは開館時間が分からなかったものの、昼前なら開いているだろうと考えて、いざ到着してみると、なんと土曜日の開館は午後3時半からです。
せっかくだから散歩をしようと、夫が歩くあとをついていくと、高みへ高みへと登ることになり、
途中で塔が見えてきたので、今度は塔に向かって歩き始めました。思いがけずひどく急な斜面を登ることになったのですが、
塔からの眺めがすばらしく、
遠くには、白雪を頂いたボーヴェ北山(Monte Bove Nord)も見えます。
思いがけずすてきな散歩ができたのですが、さらに、雪で美しいボーヴェ北山の近くまで、車で行くことに決めました。(つづく)
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Passeggiata a Visso parte1 25/10/2014
Bellissimo panorama dalla cima della collina dove ci sono le torri antiche.
Oggi abbiamo visto finalmente la statua lignea originale della Madonna con Bambino per la quale fu costruito il Santuario di Macereto.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 世界を足下に1 / Santuario di Macereto. Sibillini, lato Marche – parte1 (12/5/2012)
- 映画、『Il Giovane Favoloso』 (17/10/2014)
イタリアでは狩猟解禁の時期なのですね~(*_*)
こちらでもそう言う時期はありますがもっと寒くなってからだと思います♪
ずいぶん冷え込んできましたね!今年はこちら愛媛でも例年よりは寒く、おそらくストーブを使うのも早いでしょう!て、いうか夜遅くにはもう2度程使っています^^;
でも寒くなると空気が澄んでいるせいもあり、遠くの景色はほんとうにキレイですよね!雪で美しいボーヴェ北山の近くまで車で行きたくなったお気持ちがわかるような素敵な景色です~☆
7枚目の塔からの景色も近くにはお花や赤い実が写り、まるで絵ハガキのような景色です(*^^)vこういう景色には癒されます、ありがとうございます(*^_^*)
こんばんは。
美しい景色が広がりますねぇ~
こんな山間に素敵な家並があるなんて
素晴らしいですね、どの写真も美しくて
見とれていますの。
こうして、なおこさんの感性豊かな写真で
満たされています、ありがとうございます。
秋らしい実や赤い葉と、夏の花たちが共存して、冬景色も見えて、何だか不思議な、きれいな風景を楽しむことができました。こちらこそ、ありがとうございます♪
ムームーさん、こちらこそ、いつもお優しい、うれしいコメントをありがとうございます♪
イタリアというとローマ、ミラノ、ヴェネツィアなどなど大都会ばかりをイメージしていたので、なおこさんのブログで自然豊かなイタリアの姿を知って驚くと同時に、自然の近くで暮らすなおこさんをうらやましく思います!満員電車で都内に通勤していると、自然に癒されたくなります~。
ミラノにイタリア人の友人がいるので、いつか遊びに行きたいと思っているのですが、その時は都市だけでなく自然も楽しめる旅にしたいと心に誓いました!
イタリアも日本と同様、大都会もあれば、自然が豊かな地方や小さな村もたくさんあります。日本に住んでいた頃、過疎化の進む小さな町の高校に勤めたことがあって、学校で識者を呼んで講演をしてもらったら、「人が減るということは逆に、一人あたりの面積が、緑が増えるということだよ」と生徒たちや地元の方を応援してくれたのを、なつかしく思い出します。けるるさんは、都内に通勤されているんですね! ウンブリアでもですが、ミラノの周囲にも、自然の美しい土地がたくさんあります。いつかけるるさんが、イタリアですてきな旅を楽しむことができますように。