2014年 11月 07日
洪水・原発と雨の紅葉
2011年3月11日に起こった東日本大震災を特集した『TIME』の記事に、こう書かれています。
“We sleep easy in the soft arms of clichés: hope for the best, prepare for the worst; risk varies inversely with knowledge; it’s a waste of time to think about the unthinkable. But Japan shook those soothing assumptions. No amount of planning, no skills or specs or spreadsheets, can stop a force that moves the planet.“ (Nancy Gibbs, “TIME” March 28, 2011)
わたしたちの推測を大きく超える自然の脅威が、将来起こりかねないとはだれも断言できません。可能性が極めて少ないからではなく、万一の大惨事を避けて、原発がなくとも、多少電気の消費量や地域の財源が少なくとも、それでも市民が安全に暮らせる、そういう社会を目指すべきでしょう。当時のアメリカやイタリアの記事には、かつて原爆で多数の市民が命を失い、町を破壊された日本が、自ら生み出した原発が原因で再び、核による悲劇を繰り返したことを指摘するものがいくつもありました。
No more Hiroshima, no more Nagasaki, no more Fukushima.
広島や長崎の悲劇を繰り返さないためには核兵器の製造や保持・戦争を、福島の惨事を繰り返さないためには、二度と原発を再稼動させないことが必要です。

昨日の夕方は、雨が降っているというのに、夫が「道沿いにきれいな紅葉を見つけたから撮影したい」と言うので、出かけました。どしゃぶりの雨に洗い流された紅葉が、とてもきれいでした。

夫としては、紅葉が特にきれいな木が何の木かを調べて、ミジャーナに植えたいと考えていたようですが、雨があまりに激しいのであきらめました。
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Le notizie dal Giappone: "Riparte il nucleare giapponese in Kyushu"
- No, No More Fukushima!
Foto - Foglie rosse bellissime lavate dalla pioggia.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- No more Fukushima / 原発再稼動の再考を (2014/3/11)
- NHK NewsWeb -川内原発再稼働 鹿児島県知事が同意 (2014/11/7)
- Greenreport.it – Riparte il nucleare giapponese. Via libera al riavvio della centrale di Sendai (7/11/2014)
*追記(11月10日)
より多くの方に、放射能や原発の恐ろしさと、福島の嘆き・現状を知っていただこうと、以下のリンクを追加しました。
- Evacuate Fukushima 福島の子供を守れ- The Sorrow of Living in Fukushima 福島は日本か
↑↑ 記事から / Dall’articolo / From the article:
「福島の原発震災と自身の生活について、自らの想いを綴りツイッターで発信している福島出身のお母さんがいます。雑誌ママレボが、先月発売の第8号でこのお母さんの詩(福島は日本か@asukensuke)をまとめて掲載しました。言葉の一つひとつが、胸に突き刺さります。子ども世界ネットワークにて、一連の詩を翻訳しました。
A Fukushima-native single mother has been writing poems on twitter about her life since the 3.11 disaster. She goes by the twitter name of Sasukensuke and her account “Is Fukushima Japan?” has been followed by thousands of users. In August, Mamarevo magazine published a series of her poems on the latest issue. How has the worst nuclear accident in the history changed a mother’s life? How has she been fighting to protect her children and family from radiation exposure? WNSCR translated Sasukensuke’s poems to share with readers.」


天候不順とのこと、お見舞い申し上げます^^;。
日本では今年は、八月広島の集中豪雨による土砂崩れで多くの方が犠牲になり大震災のときとは状況が異なるとはいえ、基本的な教訓がいかされてないな・・・という印象が残りました。予測がつかないとはいうものの、なんとか避難を呼び掛ける方法がなかったのか本当に悔やまれます。また、御嶽山の噴火によりたくさんの方が亡くなられました。自然の脅威は私たち人間には計り知れないことがありますが、こうした過去を踏まえて学び悲劇を繰り返さないようにしていきたいものですね!
一枚目の楓の紅葉見事ですね(*^^)v今年の愛媛はそれほど急激な冷え込みがなかったためそれほどきれいな紅葉は期待できそうにありません(笑)
素晴らしい紅葉のお写真ありがとうございます(*^_^*)
自然の前で人間は無力です。どんなに科学が発達しても、乗り越えられない現実がある訳で・・・
私は阪神大震災、東日本大震災、第二次世界大戦、9.11も経験していませんので、ある意味その恐怖が理解仕切れていないんです。人間が起こす苦しみ、自然が起こす悲しみは計り知れないからこそ見つめあわなければ行けない永遠のテーマ。
フィレンツェで起こった被害といえば1966年のアルノ川の氾濫。これは画像も残っているし、経験者もまだ身近にいますので話を伺う機会も多いです。あとは1985-6年の大寒波。マイナス27度のフィレンツェは本当に大変だったそうで、ガイドの先輩からもよく話は聞きました。
今年の冬は一段と寒いそうですが・・・
こんにちは。
そちらでも災害が色々と起こるのですね、森を崩し
建てられない地域にも家を建てる。
日本ではあれだけの災害を出しながら、もう原発再稼働なんてばかげたことを考えています、地元の雇用がなくなるとか
、そんなことで済まない話なのに、まだまだ懲りない
って悲しくなります。
綺麗な紅葉ですねぇ~
いつもありがとうございます。
曇り空や雨ではきれいな写真が撮りにくいので、「仕方ないな」と思いながら夫についていったら、雨に洗われた紅葉の葉がことのほかきれいでびっくりしました。こちらこそ、心のこもったコメントをありがとうございます♪
この紅葉は、かつては植木屋さんが売り物にする木を数列に植えていた場所だそうです。今もそのうち売り物となるのか、それとも森として市の緑の散歩コースの一部となっているのかは分かりませんが、毎年秋になるたび、紅葉が楽しめてうれしいです♪ こちらこそ、いつもありがとうございます。