イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

ハートのコーヒー

 ハートが育って花を咲かせる、そんな絵がコーヒーに描かれているようです。

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2/10/2014

 サンティアーゴのバールで、夫が頼んだcortadoです。イタリアで頼むcaffè macchiatoに似て、同じスペインでも地域や店によって、注ぐミルクの量が違うのが興味深かったです。

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 イタリアで慣れた味を期待すると、スペインではがっかりすることが多いと、あらかじめ知っていたし、フランスやオーストリアで、味の違いに愕然として、他国では紅茶を頼んだ方がいいと痛感したことも多く、写真を見ると、この朝、わたしは紅茶を飲んだようです。ちなみに、この店のカフェは、とてもおいしかったそうです。

 カウンターなどを飾っている陶器も、何だか子供が絵をかいて色を塗ったようであり、実は芸術家がわざと計算して描いたようでもあり、いい雰囲気を醸し出していました。

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Santiago di Compostela 3/10/2014

 さすがサンティアーゴ、大道芸人とその小道具も、やっぱりその場所に合ったものを選び抜いています。

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Fioriscono i Cuoricini nella tazza di un cortado.

Simpatica anche la decorazione con ceramica del bar,
a Santiago di Compostela dell'ottobre 2014
dove anche gli artisti in piazza rimangono in tema.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by ayayay0003 at 2015-01-13 09:43
おはようございます^^
サンティアーゴのバールで、御主人が頼んだcortadoと言うのはイタリアで言うところのcaffè macchiatoで、日本ではお店によりますがカプチーノと呼んだり、マッキアートと呼んだりするようです。日本でも随分イタリア風のコーヒーが飲めるようになり本場並みの美味しいところも都会にはたくさんあるようになりました(^^♪
こちらのお店、本当にオシャレですね~♪スペインはタイルの文化ですがそのタイルがここまでオシャレなところはなかなかないのでは?タイルの色も素敵で、こんな場所でのcortadoは、さぞや美味しかったと想像がつきます(*^_^*)
大道芸人さんも凄いこった衣装で素敵でしたね(^^♪
良い巡礼の旅の一部が垣間見えて見ていて楽しいです♪
Commented by suzu-clair at 2015-01-13 14:32
なるほど、
国によってカフェでの味には、
確かにかなり違いがありますよね。
イタリアは、カプチーノやカフェマッキアートなどはとくにおいしいですよね!
お料理もおいしいし、食べるもの、飲み物など、
イタリアの方がよそに行くと物足りなく思うことも多いのではと思ったりします。

アートのセンスや嗜好も、国によってずいぶん違いますよね。
花の世界でも、そのあたりはとても感じることが多いです。
環境や文化が違うと、
そこに育つ感性や傾向というものも変化するのが、
とても興味深いです。
それぞれが他にはないよさや考え方があって、
面白いですよね。

こうした文化や感性の違いの面白さを知るたび、
社会も、それぞれの違いやよさをお互いに受けとめ合い、認め合いながら互いに共生し合える世の中であればなあと、
思ったりもします。
Commented by milletti_naoko at 2015-01-13 17:05
アリスさん、おはようございます。最近は日本でも、おいしいカフェが飲める店が増えているんですね。イタリアでは、エスプレッソのカフェに、泡立てたミルクを注ぐ際、エスプレッソの小さいカップを使って、ほんの少しミルクを注ぐのであればcaffè macchiato、大きいカップを使って、たっぷりミルクを加えたのがcappuccinoです。(しっかり泡立ててあるのでcaffellatteに比べると、ミルクの実際の量はかなり少ないのですが。)旅行前に見たスペインのカフェ事情を語ったイタリア語のページには、cortadoならミルクが少し入っているし、まずまず飲めることが多いけれど、店によってcaffè macchiatoだったり、caffè macchiato lungoだったり、latte macchiatoだったりすると書かれていました。わたしはたいていcortadoを頼んだのですが、イタリアでも同じcaffè macchiatoでも地域や店によってミルクの量が違うので、飲んでみて、だいたい似たようなものだなと思いました。

この店、タイルの色づかいや絵に温かみがあって、かわいらしいですよね。ポルトガルやシチリアでも、伝統的に家造りに使っているタイルがきれいだったのですが、手づくり感の温かみのある絵や色づかいが、何ともいいなと感じました。全日程を歩き通すには日数が足りず、足やひざが痛んでもう歩けないという友人たちもいたので、サンティアーゴにはバスで到着して3泊したのですが、おかげで、これまで何度も巡礼でサンティアーゴまで歩いた友人よりも、じっくりとサンティアーゴを訪ねることができました。いつかは歩いて行きたいと今も考えています♪
Commented by milletti_naoko at 2015-01-13 17:18
すずさん、コーヒーは入れ方も味も、世界各地でかなり違いますよね。もう10年以上前の話ですが、いつだったかイタリア語の授業でブルガリアの出身のカテリーノフ先生が、「何でも自分たちの文化の基準で判断して他国の文化を判断してはいけない」という例として、イタリア人がよくブラジルのカフェはまずいと言うけれど、あれは国によっておいしいと考える基準や飲み方が違うので、自分たちの基準を当てはめてはいけないのだと話されていたのを、今もよく覚えています。アイルランドで出会ったイタリアの友人たちも、毎日昼食後にカフェを飲みに行っては、「アイルランドのカフェはまずい」とぼやき、それでも毎日足を運んでいました。実際、イタリアのカフェの味に慣れて、オーストリアやフランスのカフェを飲むと、値段は高いのに何だこれはという感じが、わたしにもしたのですが、それぞれの国の人がおいしいと思えるように、入れ方や味も違うのですよね。実は上の授業でいろいろ説明したあと、カテリーノフ先生は、「でも、ブラジルのカフェは実際まずいんだけどね」と言ってにっこり笑われていました。すずさんがおっしゃるように、国や文化が違うと慣習やとらえ方が違ってくるので、すずさんがおっっしゃるように、世界はおもしろいのですよね。すずさんが、世界各地での花の活け方、花の選び方を通して感じられるであろう芸術のセンスや嗜好、興味深いです。同感です♪ わたしも世界はこういういろんな文化や考え方、生き方があるからいいのであって、もっと違いを受け容れあい、尊重しながら共生できる世の中になっていってくれますようにと、心から願っています。
Commented by kazu at 2015-01-14 00:26 x
なおこさん、こんばんは。以前スペインに行った時、ガイドさんからバールに入った時に習ったのがこのcafé cortadoでした。ミルクが少し入って日本人には飲みやすいと言われて注文しましたが、こんな可愛いハートの絵は描いてはくれませんでした。そういえば、イタリアに滞在中、カプチーノを頼むとお花の絵を書いてくれる厨房もあれば、ミルクが混ざっただけのカプチーノもあって、一喜一憂しましたが、こんな素敵な絵を描いてくれたら、何だか嬉しくて得した気分になりますね。

大道芸人さんもなかなかの力量ですね。一昨年ローマで見ましたが、足がないまま仙人の様な人が傘をさして悠然と宙に浮いていました。ほんとに不思議な光景でした。お金を払わないと、写真を撮らせない意地悪な出し物でしたが、なおこさんが撮られた写真もどう見ても宙に浮いていてこれも不思議ですね。

そうそう前述のトラジメーノ湖、今回立ち寄れなかったのがほんとに残念でした。駅を出て右方向~などとシミュレーションはしていたのですが、やはり季節の良い頃がいいですよね。こんなに美味しそうなお魚も捕れるとは、お料理も楽しみです。いつか訪れたいと思います。
Commented by milletti_naoko at 2015-01-14 00:41
かずさん、こんにちは。スペインにも行かれたことがあるんですね! たぶんこれは、これまで見た中で一番かわいらしいコーヒーに描かれた模様だと思います。外国語学校のバールで、一度、生徒さんから、このバリスタはcaffè marrocchinoに描くのがうまいんだよと勧められて頼んでみて、それはあでやかな花を描いてもらって感嘆したことがあるのですが、たぶんこの日はスペインで、特に期待もせずに夫が頼んだコーヒーであったことに加えて、まさにハートの植物が育って、花が開くような、そういう絵柄が気に入ったのです。夫もあんなにきれいなコーヒーは初めでだったと、昨日も言っていました。絵や模様は、たまたまハートが見えたらラッキーというところなのですが、ミルクのクリームが十分に泡だってたっぷりか、それともくたっとしていて少量かというのが、カフェそのものの質や味、風味と共に、おいしいかおいしくないかの決め手になるような気がします。

かずさんもこういう芸人さんを見られたんですね。いったいどうなっているのでしょうね。とっても不思議です。

湖は、二つある島も、冬はポルヴェーセ島行きはフェリーの運航がない上に、マッジョーレ島もバールやレストランが土日でさえ閉まる状況で、何より日も短く寒いため、やっぱり春から秋にかけての方が、訪ねがいがあると思います。湖の魚がおいしい店は多いのですが、わたしのお気に入りは、ポルケッタ風に調理した鯉です。またのお越しを楽しみにしていますね♪
Commented by nagisamiyamoto at 2015-01-14 03:01
なおこさん、こんばんは
こういうデコ、結構こちらではやるところ多いですよね。市場のバールもマッキアートにハートのカカオを振ります。お店のお客様におすそわけすると、みんな感動してくれて写真を撮っていったりしますね。
大道芸人、この手のって随分ローマでみましたが、いつも行くピサにもおっちゃんが同じようなことやっていますね。最初はびっくらこきましたが、今となっては『ご苦労様!』と心の中で声を掛けてしまいます。
Commented by milletti_naoko at 2015-01-14 04:40
なぎささん、こんばんは。観光客の多いトスカーナでは、こういう芸人さんも多いことでしょうね。カカオに感動して写真を撮るお客様も、何だかいいですね。確かにカカオも、時々カカオで顔を描いたりするバールの人がいますもの。

寒い日も暑い日もですから、本当にご苦労さまなことです。いったいどうなっているんだろうと、とっても不思議なわたしです。
by milletti_naoko | 2015-01-12 22:24 | Cammino di Santiago | Comments(8)