2015年 04月 11日
アリ侵入とイタリア慣れ

記事にしようと思って、殺虫剤の写真を撮る段になって気づいたことが、まず一つあります。「2006年5月」とあるではありませんか。後ろの説明を読むと、有効期間は3年とありますが、この日づけが製造月日であるにせよ、有効期限であるにせよ、とにかく9年近く経ってしまっています。
しかも、下の方に、使用前・使用中によく振り動かすこと(Agitare prima e durante l’uso)と書いているではありませんか。
つまりわたしは、有効期限も使用法も確認せずに、殺虫剤を吹きつけてしまっていたわけです。
夫や男性の友人たちが、組み立て方の説明図や使用説明書を見もせずに、テレビやパソコンを接続し始めたりするのに、イタリアに来てまもない頃はめんくらっていたのが、最近は慣れていたのですが、気がつくと、わたし自身も、有効期限にも使用法にもまったく目もくれず、殺虫剤を使ってしまっていたのでした。古いふるい殺虫剤を、しかも振りもせずに使ったので、アリさんたちがまだ元気なのかもしれません。
日本がイタリアがと言うよりは、ひょっとしたら一定の年齢に達した男性がこういう行動に出やすいのかもしれないし、先日ご紹介した本にも、「使用説明書がないと使えないような代物は、使う人の立場になって作られていない」と書いてはあったのですが、とにもかくにも、わたし自身、きちんと注意を払うべきことには払わなければいけないなと反省しました。


侵入経路を見つけたら、そこにチョーク(普通の黒板用の)を塗っておくと越えられなくなります。観察していると「どうしてこれが越えられないのー?」とおかしくなる位、テキメンです。
大変でしたね。アリが家で発生したことは生まれてこのかた経験したことはありませんが、想像するだけでも落ち着きませんね。しかも使用法を間違えていたとは。私も周りのイタリア人の癖が移り、まったく説明書を読まないので電化製品などにしては機能の半分も使えていないのではないかと思っています。
おそらく日本の製品ならどうしても注意してもらいたいものは太字や赤字でかかれていることでしょうね。
私の父もそうです(笑)。
私は、年齢や性別というより、性格(あるいは、性格に基づく生活スタイル)なのでは?と思っています。
なんとなく、私の思うところでは、
説明書等をまず読んで、それに従ってものを使っていこうと考えるタイプと、
そういうものよりも自分なりにものにふれて、感覚と自分の勘でものを動かしていこうとするタイプと、
人間には2つのタイプがあるのではないかな~という気がしていまして。
たぶんどちらにも、よい面、悪い面はあるのでしょうね。
↑の方が書いておられるアリさんのチョークの習性、
私も聞いたことがあります♪
↓の、春の野の花、可愛いですね♪
いつもと違う道を歩いたり、
いつもと違うスピードで景色を眺めたり、
また、年月を経て同じ場所を見てみたりすることで、
違う発見があったり、
見えなかったものが見えたりして、新鮮に思うことってありますよね♪
そちらでも、さまざまな春の花が咲いているのですね♪
よくよく考えてみたら、自動車も簡易の「はじめに」のような要約した使い方の説明は読んだのですが、細かいところは必要があるときに参照するくらいでいちいち読んでいませんし、全部読み終えるのを待っていたら、いつまでも車に乗れないような…… 「これだけは絶対知っておいたほうがいい情報」と、それ以外の詳細情報を、使用説明書も分けて載せてくれるといいのですが。アリさんとチョーク、すずさんも聞かれたことがあるんですね!
わたしの場合、日本では気づかなかったというか知らなかったのに、イタリアで初めて意識して見て名を知った花が日本語名もあったり、日本にも咲いていたりすると知って、驚くことが多くあります。キンポウゲもそういう花の一つです。すずさんのブログにもそういう意味で、いつもいろいろ教わっています。すずさんがおっしゃるとおりで、同じ季節、同じ場所でも違う発見というのがあるもので、だからいろいろ興味深いのですよね。今は次々にいろんな花が咲き出している、うれしい季節です。

我が家でも最近アリを見かけることがあって、
あまり増えるようだったら「殺虫剤を使おう」などと考えていたので、その際には是非気を付けよう!と思います。
殺虫剤も薬ですものね、やはり有効期限や使用方法を守るということは大切なんですね!
我が家は夫は説明書をかなりきちんと読むタイプで、私の方が説明書を読まず感覚で進めて行くタイプです(笑)
本当に、性別や年齢と言うよりは性格が関係しているような気がしますね^^!
あらあら、まさみさんのお宅ではそうすると逆なんですね! 確かに人の性格や習慣というのも大きいのでしょうね。おもしろいです。