2015年 05月 06日
今朝のひなげしと朝の難関
いい写真を撮ろうと思ったら、早朝の日の光が柔らかいうちにというワイナリー写真講座での教えと、早朝と夕方は花粉の飛散量が少ないというかつて読んだ記事を参考に、「早く仕事に出かけなくては」と思いつつ、花のまわりを歩きます。
職場には車で向かうのですが、まず車をうちから出すまでに難関が控えています。
と言うのも、最近になって、わたしのアイゴが車庫に入るように、義父母が取り計らってくれたのですが、広い車庫はすっかり物置きと化し、長い間使われずに眠っている古い家具やストーブなどがところせましと並んでいているからです。
そうして、わたしは、日本で自動車学校に通ったその昔、車両感覚がつかめず、車庫入れにひどく苦労し、イタリアでの運転に慣れてきた今でも、まだまだ、幅がひどくせまい場所に駐車するのに難儀しているからです。
そんなわたしが、左も右もぎりぎりのところに障害物がある車庫の中に、帰宅しては車を入れ、朝、用心しながら車を外に出す必要に駆られているわけです。
しかも、車を奥に入れすぎると、もう40歳をとうに超えた、今も現役のチンクエチェントに傷をつける恐れがあり、チンクエチェントとの間を空けすぎると、車庫の扉とアイゴの間がひどく狭くなって、せっかくのスーツを汚してしまう恐れが大きいという状況です。
これまでずっと避けてきた車庫入れを、ほぼ毎日せざるを得ない状況になって、これまでずっとさっぱりだった車両感覚を、そのうち身につけることができるようになるかもしれません。
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Una meraviglia, una piacevole sorpresa ogni mattina.
Ci salutano le bellissime principesse Papaveri.
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お花が本当にきれいです!個性を持って生まれてきた様々な顔を持つヒナゲシたち。
なおこさんにとって車は生活上必要ですものね。大変ですけど、慣れれば実に簡単だとは思いますが。春は何かと新しいことを始める・・・と考えるのは日本人らしいかしら?
そうそう、このホテルの庭に咲いていたのは、色とりどりの見事なポピーでしたが、宿泊客に、好きなだけ摘んで下さいと、とのサービスがありました。でも、やはり庭や畑でゆらゆら咲いているのを見るのが一番。摘む気にはなりませんでした。なおこさんのお庭の花たちは、ほんとに素敵ですね。写真を見せて頂くだけでも気持ちが和みます。
きっと練習さえすればいつかはコツがつかめたものを、苦手だからと放置してきたから、いまだに車庫入れが苦手なのだと思います。奥まで入れすぎると、ドアが開きづらくなってわたしが出るのが大変だし、かと言って間を空けすぎると、今度はガレージのドアが開けられなくなるし、朝の慌しい時間に、何だか障害物競争をしている気になることもあるわたしです。左手も右手も、もう使われていない上に鍋などを載せて料理できる薪をくべるストーブが幅をせばめていて、そういう古いストーブが三つもあります。せめてミジャーナの改築中の家で使えないかと提案したら、夫も義母もそれはどうかと言うので、だったら要らないんじゃないかしら、とわたしは思うのではありますが。まあ、車庫入れ訓練ということで。