2015年 05月 15日
レコード熊、ペルージャ参上
それが、帰りにゆっくり同じ道を引き返して初めて、気づきました
disco(レコード盤)の上に立つorso(熊)だからil discorsoという、言わばだじゃれというか、掛詞というか、とにかく言葉遊びから描かれた絵であるということに。discorsoはイタリア語で「話、演説」などを意味する単語です。確かに、この言葉の中には、discoとorsoという言葉がoで重なり合って、並んでいます。
三好達治の詩の「仏蘭西人の言葉では母の中に海がある」というくだりを思い出します。こう歌ったのは、フランス語のmère(母)という言葉の中に、mer(海)があるからで、上の絵と発想に相通うものがあるからです。
熊さんの服装は何だかジャズ演奏者のそれを思わせ、背景はペルージャの中心街にも見えます。ひょっとしたら、例年7月のウンブリア・ジャズに世界中のジャズの名演奏家が集う、そういうペルージャの町を描いているのかもしれません。
この絵も、前回壁画などを見かけた通りへと続く道の壁に掲げられています。何だか心地よい音楽が聞こえてきそうな、ふと笑顔になれそうな、すてきな絵だなと思いました。
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Curioso e divertente il Dipinto nel Centro di Perugia.
Il DiscORSO, il signor Orso sul Disco!
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熊がレコード盤の上に立つ絵は、ほんとにオシャレですね~
7月にそういうジャズフェスティバルがあるのですか?
それがあるので宣伝のような絵がかかってるというのは、何ともオシャレでいいです(^^♪
素材は、雨に濡れても大丈夫なものですよね?
古い街並みにもマッチする素敵な作品、多分有名なア―ティストが描いているに違いないでしょう(^-^)
忙しい通勤に時間にもフッと目を止められたなおこさんに拍手です(^_-)-☆
私もこの絵を見れて嬉しいです♫