2015年 06月 03日
夜のペルージャと肉料理
奥に見える鐘楼は、かつてはベネデット会の大きな修道院を併設し、広大な土地を有していたというサン・ピエートロ教会のもので、手前の門も、サン・ピエートロ門という名前です。国立ウンブリア美術館に次ぐペルージャの美術の宝庫と言われるほど、美しい芸術作品が多いサン・ピエートロ教会に隣接するかつての修道院は、今はペルージャ大学農学部の学舎となっていて、美しい小さな中世の菜園があります。
数世紀にわたってローマ教皇庁の支配下で苦しんできたペルージャの市民は、1861年のイタリア統一の2年前の6月20日に、無事教皇支配からの自由を勝ち取ったのですが、この写真の右手には、その記念碑があり、その記念すべき日づけが、この地域、Borgo XX giugnoの名の由来となっています。
ペルージャの中心街にもうちにも、ミジャーナにもしばしば来てくれる友人は、不思議なことにこのあたりをこれまでに訪ねたことがないということで、わたしたちの説明に興味深げに耳を傾けて、サン・ピエートロ教会のフレスコ画に興味を示していました。
父と子と聖霊、キリスト教の三位一体は、男性像として描かれる場合がほとんどであるのに、このフレスコ画では、女性として描かれています。
夕食は、映画館、Cinema Zenithの階下にあるレストラン、Nadirで食べました。わたしは、今夜は久しぶりに牛肉を焼いたタッリャータを頼みました。夫と友人はナディールの前菜とラタトゥイユを食べて、おいしいと喜んでいました。
夕食後はしばらく近くを散歩してから、友人をミジャーナの家まで送って、帰宅しました。空に輝く十六夜の月が、それはきれいでした。
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Notte a Perugia, al Borgo XX giugno 3/6/2015
Bellissima la Basilica di San Pietro,
con il suo affresco che raffigura la Trinità però con i volti delle Donne,
ci racconta la storia il monumento del Grifo che calpesta il capello del Papa,
buona la tagliata nel Ristorante Nadir,
chiara la luna
e piacevole la notte trascorso con l'amica.
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本当に素晴らしい芸術的な建造物が生活の中に存在していて、
身近にそうしたものがあることが、うらやましいです。
昨夜の月、私もこちらで、
きれいね、と、姪っこと一緒にみとれていました。
離れた場所で、なおこさんとご一緒に、
幸せを味わえた気がして嬉しいです。
そうなんですね。わたしもすずさんが遠い日本で同じように月を愛でていらしたのだと思うと、とてもうれしいです♪