2015年 06月 26日
アッシジと聖フランチェスコ、JITRA連載第3回
⇒ 緑満ち心に響くウンブリア 第3回「アッシジと聖フランチェスコ」
アッシジは、このブログでもしばしばご紹介しています。ブログでは、アッシジのさまざまな季節や表情をとらえるのに対して、この連載記事は、アッシジの全体像をお伝えできればと考えて執筆しました。
よくよく考えてみると、アッシジはわたしが初めて訪ねたウンブリアの町です。2000年8月の初めてのイタリア旅行では、まずは一人でローマを歩き、サルデーニャ島の友人を訪ねたあとで、Contikiの多国籍英語ツアー、Simply Italyに参加して、バスでイタリア半島を縦断しました。アッシジを訪ねた日、添乗員さんから、「今夜、割引価格、10ユーロで、アッシジ出身の聖人の人生を語ったミュージカルが見られるので、興味のある人はぜひ。」と聞き、皆といっしょに見に行きました。
希望や励ましに満ちた美しい歌はもとより、何よりも、弱い立場にある人や動物を愛し、自然を愛し、主の導きに従って清貧に生きようとする聖フランチェスコの、その人となりや生き方に感動しました。英語の字幕があったおかげで十分に鑑賞することができた映画の歌がすばらしかったので、歌を収録したCDも購入しました。劇場で長い列に並んでようやくCDを手にし、ふと周囲を見ると、添乗員さんもツアーの仲間もだれもいません。真夜中の劇場からアッシジ中心街までの暗い道を、時々道を人に尋ねながら歩いて、幸い無事に宿に戻ることが出来ました。
この歌のイタリア語に興味がある方は、次のメルマガの記事を参考にしてください。冒頭部分の歌詞を、イタリア語学習の教材として使っています。
- イタリア語学習メルマガ 第68号 「歌~すべてが闇に包まれても、聖金曜日、復活祭とアッシジ」 (2011/4/28)
渡辺和子さんの著作を通して、聖フランチェスコという聖人については断片的には知っていたのですが、どういう人だったのかを知ることができたのは、このミュージカルを通してです。やがてイタリアに語学留学して、出会った夫が、聖フランチェスコを心から慕う人であることにも、何だかめぐり合わせの不思議を感じます。聖フランチェスコの足跡を追って、ラヴェルなまで夫や友人とカゼンティーノの聖なる森を巡礼したり、
l'ultima tappa da Spello ad Assisi 16/4/2011
夫たちがアッシジまで巡礼をしたときに、仕事で参加できなかったものの、最終日のスペッロからアッシジまではいっしょに歩いたり、伝記を読んで感動したり、いつの間にか聖フランチェスコは、わたしの人生にとっても、かけがえのない存在になっています。
聖人が生前暮らし、亡くなり、最も心を寄せたというサンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会に、夫ははるばるペルージャから、ミサに行きたがるのですが、わたしも喜んで同行しています。
************************************************************************************************************************
"Assisi e San Francesco"
è il tema del mio terzo articolo sulla newsletter sul sito JAPAN-ITALY Travel On-line.
Che vengano più miei connazionali in Umbria per apprezzare la bellezza
della sua natura, delle città e visitare i luoghi di San Francesco.
Il link per l'articolo di JAPAN-ITALY Travel On-line:
http://www.japanitalytravel.com/in_umbria/assisi.html
************************************************************************************************************************
アッシジはなおこさんにとって思い出と憧れの町のようですね。私はあまりアッシジに行く機会がありませんが、行くとなるとちょっと緊張する町ですね。おそらく私が薄学なせいだと思うのですが、本当は落ち着く町なのでは・・・
日が差したときの教会がとても美しいのでその時間に訪れたいものです。
アッシジは、ツアーに入ってるような企画のものも最近では
多くありますが、私はなぜか御縁がなくて今のところはまだ訪れたことのないイタリアの町ではあります。
でも、なおこさんところからは近いし、ブログで記事を拝見してるから、少しは勉強してる?ような気がするので、
とても親近感を感じる町になりつつあります♪
いつか、なおこさんといっしょに訪ねることが出来たらどんなに楽しいでしょうか(^_-)-☆などど、勝手に思ったりもしています。
なおこさんがそんな思いまでして(一人で暗い道を帰った!)、手に入れた音楽は素晴らしいですね♪
夕日が差すときにその光の効果を考えて配置されているのだという絵がそう言えば、聖フランチェスコ聖堂にあるのだと、中世美術の先生に教わった記憶があります。
いつかアリスさんとウンブリアを散歩できる日を楽しみにしています。まさかそんな思いをするとは予想だにせずに購入したCDですが、音楽もですが歌詞がすばらしくて、何度も何度も繰り返し聴きました。