2015年 07月 02日
サンティアーゴ巡礼いざなう映画、『Sei Vie per Santiago』
水の一滴のようなもので
時に出会い、しばらく共にいて、やがて別れ、
離れていても、実は皆海へ海へと向かっていて、
時にほかの水の勢いに助けられて、わたしが進み、
時にはわたしがほかの水が動くのに手を貸して、
そうやって、生きていくのではないか。
昨年の秋、ごく一部ではありますが、
サンティアーゴ・デ・コンポステーラへの巡礼道を歩いたとき、
さまざまな国から来た、さまざまな年齢の人たちと、
どういうわけか、たまたま同じときに同じ道のりを歩くと決め、
歩きながら、あるいは到着した宿で、何度も何度も出会い、
果てしなく青い空と、どこまでも緑色の山を歩き、
そういう旅の中で、そんなふうに感じました。
そうして、昨晩、この映画を見て、あのときのその気持ちを思い出しました。6人が六様に旅立ち、歩いて行く姿をとらえた、風景の美しさや、巡礼者たちの心の高まりが胸に響くすてきな映画です。
*追記(7月3日)
2013年制作のアメリカ映画で、英語の原題は、『Walking the Camino: Six Ways to Santiago』です。
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Film, "Sei Vie per Santiago"
L'abbiamo visto ieri sera. E' commovente e bellissimo!
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LINK
- Walking the Camino. Six Ways to Santiago - HOME
先月のフランス旅行で訪れた地は、まさにフランスからのサンティアーゴ・デ・コンポステーラへの巡礼道でありました。
また、記事でもアップする予定ですが、ホタテ貝の印が至るところにあり、巡礼路を示しているのだと教えらて、あ、なおこさんもそう言えば昨年巡礼してたなあ・・・と思い出して嬉しい気持ちになりましたよ(^^♪
たくさんの国の巡礼者の方を見かけました。私の場合は、見かけただけでお話する機会はありませんでしたが。
冒頭でなおこさんが述べられてる感じ、人生そのものですね。巡礼してたら、そういう気持ちが自然に湧いてくるというのは素晴らしいことですね(*^_^*)
私の住む四国も巡礼路に面しています。
ありがたいことだなあと改めて感じます。
とても素敵な表現だなと思いました。
そして、
そのように感じられた旅というのは、
素晴らしいですね。
個人的な単独の旅もいいですが、
なおこさんのように、
さまざまな人と出会い、
時間をともになさりながら
旅のひとときを分かち合えるような旅はまた、
人生を豊かにしてくれますね。
ご紹介の映画、
きっと共感なさる点の多いよい映画だったのでしょうね☆
若かった時は特にがむしゃらにわが道を突き進もうとしていて上手くいかなかったり、ふと我に返って休息の時間を自分に与えた時いい風を感じはじめたり。
流れに逆らうのも人間時には大事だけど、年齢を重ねるとともに流れに沿っていくほうがいいのだときずかされます。またビタミンの様な言葉教わりました、なおこさんありがとうございます。Buone giornate!
そうですよね。通っていた高校の近くにも、八十八ヶ所のお寺があって、通学するのに毎日お寺の境内を通っていたのをなつかしく思い出します。お遍路さんにも時々出会いました。
人と人との出会いやサンティアーゴへと歩き続けることの奥深さをつくづくと感じる、とてもすてきな映画でした♪