2015年 07月 21日
Googleアナリティクス、ページアクセス・参照URL・検索キーワード調べ

アクセス解析なら、エキサイトブログ自体も提供しているし、忍者アクセス解析も利用しているから、あえてGoogleのアクセス解析も利用する必要はないかと最初は思いました。ただ、たとえばエキサイトの解析では、人気記事やリンク元、検索キーワードが十位までしか表示されない上に、レポートが見られるのは前日分までで、当日分が参照できないなど、どちらのアクセス解析にも、いろいろと問題はありました。
ブログについては簡単に利用できる無料アクセス解析ツールがいろいろあって、たとえば、毎日、あるいは毎月どんな記事がよく読まれているか、どういうキーワードで検索して、わたしのブログにたどり着いたのか、どの国の人が何人読んだかなどが分かって、とても便利です。時々、Yahoo! JAPANのアカウントへの不正ログインや、偽のJava更新要求、詐欺メールや不正ウィルスなどについて、警告の記事を書いていますが、アクセス解析のおかげで、突然こういう記事へのアクセスが急増したことが分かり、わたしが記事を書いた数か月後に、どうやら日本で似たような不正ログインや偽の更新要求が蔓延しているらしいと判断して、ツイッターやブログを通じて、さらに警告を呼びかけることもできました。
一方、イタリア語学習メルマガのバックナンバーを掲載しているサイト(2021年追記:Yahoo! ジオシティーズのサービス終了でサイトが消失したため、バックナンバーは現在このブログに移行中です)の方は、長い間アクセス解析を利用することもなく放置していたのですが、いつだったか、Googleアナリティクスがいかにすばらしいかを説明する記事を読んで、そのときに苦心しながら、Googleアナリティクス(以下、「Googleアクセス解析」と呼びます)で解析ができるように奮闘しました。ただ、もともとイタリア語学習メルマガのバックナンバーを載せることを主眼としたサイトであって、最近は諸処の事情で発行が滞っていることもあり、せっかくアクセス解析ができるようにしたものの、解析を見もしないままに年月が流れていました。
エキサイトブログの指示に従って、Googleアクセス解析のコードをブログに設定しました。ところが、さっそく解析を見ると、何だかブログ全体のアクセス数は分かっても、ページごとのアクセス数や参照元リンクなどは分からないような印象を受けました。後から、これは結局わたしの勘違いで、実際には、解析する項目が多いので、わたし自身が求める情報を知るのに、他のアクセスツールに比べると、めんどうな作業を要するのだと判明しました。
何はともあれ、エキサイトブログによるGoogleアクセス解析の案内ページには、「より詳細なブログへのアクセスを計測したい方に、おすすめです。」と書いてあります。そこで、何かさらなる設定が必要なのか、他のエキサイトブログを利用する方は、問題なく求める解析結果を得られているのかしらと、インターネットで検索してみました。
すると、次のazamixxさんのブログで、ページタイトルごとの詳しいアクセス情報も、Googleアクセス解析で分かるらしいことが判明しました。
- 180度向く方向を変えたら人生が素敵になった僕のブログ - エキサイトブログがGoogleAnalyticsと連携したんですよ
この記事に貼られた表を見て、ページごとの平均滞在時間も分かるなんてすばらしいと思ったのですが、ウェブの世界に疎いわたしが必死にGoogleアクセス解析のページやヘルプを参照しても、こういう詳しい情報は見つけ出すことができません。
Googleのヘルプを参考にして、いろいろ格闘してみたものの、さっぱり問題が解決しないので、エキサイトブログ向上委員会の関連記事(リンクはこちら)のコメント欄で、次のように助けを求めました。

そうして、2時間半ほど後に、このコメントに応えてくださった方の言葉を読んで、どうやら見当違いの作業をしていたのであって、エキサイトブログのページごとのアクセス数を知るのに、ヘッドにトラッキングコードを貼る必要はないらしいと分かりました。
調べていくうちに、いろいろ教えてくれて、今後も役立ってくれそうなウェブページがいくつも見つかりました。そのうち、素人のわたしでも理解して、応用することができた情報のリンクだけ以下に挙げておきます。
- LIG INC. - Googleアナリティクスの用語の意味と基本的な使い方をおさえよう (2014/8/26)
↑ Googleアクセス解析独特の用語やどんなふうに使えるかという概観が、分かりやすく説明してあります。「実際に設定してみよう」以下は、また時間があるときに読んで、挑戦するつもりです。
- Frentopia公式ブログ - Googleアナリティクス入れたらまずはここを見とけ。アクセス解析初心者が最初に確認すること (2015/5/19)
↑ このページでは、提示されるさまざまな情報をどのように読めばいいのか解説してくれています。今はまだそこまで分からなくていいと考え、後で勉強するつもりでいます。
- WEB DESIGN FAN - 超簡単!Googleアナリティクスの導入と必ずやっておきたい10の設定 (2015/6/22)
- プロモニスタ - メルマガを配信している方必見!メルマガの効果を Googleアナリティクスで簡単に確認する方法 (2014/11/11)
↑ 最後の二つは、初心者のわたしにはちっとも「簡単」ではないのですが、わたし自身が発行するイタリア語学習メルマガやイタリア旅行情報サイトJAPAN-ITALY Travel On-lineのメルマガに寄稿した記事、ページからのアクセスはぜひとも知りたいところなので、いつかしっかり勉強して、メルマガの効果が確認できるように設定できたらと考えています。
さて、上のようなサイトの情報をいろいろ見て挑戦し、ようやく次のようなページごとのアクセス情報にたどり着くことができました。

設定をしたのが7月15日なので、7月14日まで、つまり設定以前のページビュー数はゼロとなっています。縮小していて見づらいので一部を拡大すると、

こんなふうに、アクセス数の高いページから並んでいて、ページごとに平均ページ滞在時間など、詳しい情報も分かります。イタリアやウンブリアの旅行情報や自然を語る記事よりも、外来語や片仮名表記について語った二つの記事、「日本語どこへ行く」の方が、圧倒的に訪問数が多いのに驚きました。平均滞在時間が一番長いのは、「ペルージャ・ローマ間はバスが便利」の記事で、6分25秒です。ペルージャ、ウンブリアを訪ねようとしている方がそれだけ多いということかしらと、うれしくなりました。
他の方がわたし同様の苦労をしなくて済むように、どうしたらこのページにたどり着けるかを説明します。
1.Google Analyticsにログインする。

2.現れた「ホーム」ページ(上の画像)で、訪問情報を知りたいブログの「すべてのウェブサイトのデータ」をクリックする。
注) 同じアカウントで複数のサイトを登録する方法は、こちらの記事に教わりました。↓↓
- にちじょうみだれがき - Google Analyticsに複数のサイトを登録する方法 (2014/10/19)
*追記: 2018年11月現在では、かつてリンクを貼っていた上記のページが存在しないため、リンクは削除しました。参考のために、かつて存在したページのサイト名とページの題名だけは残しておきます。

3.すると、ユーザーサマリーのレポートページが現れます。次にクリックしなければいけないアイコンが、左手に並ぶ見出しの下の方にあるので、背景が灰色になっている見出し部分の右端をスクロールします。「行動」アイコンをクリックすると現れる小見出しの中のサイトコンテンツをクリックし、そうやって現れた「すべてのページ」という文字をクリックします。
そうすると、上の画像のように、ページごとの訪問の詳細情報は分かるのですが、このままだとページはタイトルではなく、URLで記載されているので、どのページのことかが把握できません。そこで、さらにピンクで囲んでいる「ページタイトル」という言葉をクリックすると、三つ目・四つ目の画像で見えるような「ページタイトル」ごとの詳細なアクセス情報が見られるのです。
参照元の調べ方も気になるところですが、それは、左端の見出しをいろいろクリックしてみて、

「集客」アイコンをクリックすると現れる「すべてのトラフィック」中の「参照元/メディア」をクリックすれば分かることが判明しました。
並ぶ参照元のスラッシュ記号(/)の左手は分かるのですが、右手にある言葉、organicやreferralとは何でしょう。organicとあるから、一瞬「有機栽培」をキーワードに検索した人が多いのかしらとも考えたのですが、それが最上位とはおかしいし…… 先にもリンクを掲げた次のページが教えてくれました。
- LIG INC. - Googleアナリティクスの用語の意味と基本的な使い方をおさえよう (2014/8/26)
こちらのページから引用すると、organicは「検索エンジンからの流入」、referral は「リンクからの流入」とのことです。direct は、わたしも想像していたように、「ブラウザにURLを直接入力」ということでした。
上でクリックをした「参照元/メディア」のすぐ下に、「参照サイト」と書かれているので、ここをクリックすると、こんなページが現れます。

先に掲げた「参照元/メディア」と比べてみると、「参照サイト」は、「参照元/メディア」から、検索エンジンからの流入と直接入力を除いたものらしいことが分かります。
これで、参照元・サイトを調べる方法は分かりましたが、これだけでは、検索に用いられたキーワードと参照URLが分かりません。
そのうち、どんなキーワードで検索して、たどり着いたのかを調べる方法は、次のページの「1:検索エンジンからどんなキーワードでアクセスして来たのかを知る」のおかげで、わかりました。
- WEMLog - 初心者が覚えておきたいGoogle Analyticsの操作方法 3つ
詳細は上のページを見ていただくことにして、

単に、先の「参照元/メディア」ページで、表の上に現れる「キーワード」という青い字(ピンクで囲んでみました)をクリックするだけでいいのです。

表中、最上位にあるnot set、not providedは、上述のWEMLogの教えによると、それぞれ「主に検索エンジン外からのアクセス」、「検索エンジンからのアクセスだが見ることができないキーワード」とのことです。7月15日からの1週間あまりの結果なので、キーワードの数が少ないのかと思ったら、

忍者アクセス解析で、同じ期間、7月15日から7月21日までの検索ワードを調べると、かなりずれがあるのが不思議です。ただし、Googleアクセス解析を設定したのは7月15日の昼であって、午前零時ではないため、それまでに検索されたキーワードは含まれていないという事情もあるのでしょう。

ちなみに、ここでさらに不思議なのは、エキサイトブログのレポートでは、7月20日1日だけの検索キーワードに、1週間分のGoogleおよび忍者のアクセス解析の結果に匹敵する数のアクセス数のある言葉が並んでいることです。しかも、この三つの業者の検索結果にはかなりのずれがあります。
ブログを運営しているエキサイトブログには、SSL検索のキーワードも分かるのでしょうか、それとも、数を水増ししているのでしょうか、謎です。と思ったら、Googleと忍者では検索窓に入った複数のキーワードを挙げているのに対し、エキサイトのレポートでは、一単語のみの検索結果が上がっていることに気づきました。
閑話休題。最後に、参照元のドメインだけではなく、そのドメインのどのページなのか、具体的なURLを知るにはどうすればいいのか。その方法がわたしにも分かるように書かれているのは次のページです。
- おっ立ち野郎のブログ- Google Analyticsで参照元URLのフルパスを表示しよう (2014/9/13)
*追記: 2018年11月現在では、かつてリンクを貼っていた上記のページが存在しないため、リンクは削除しました。参考のために、かつて存在したページのサイト名とページの題名だけは残しておきます。
このページのおかげで、

こんなふうに詳しい参照URL情報を得ることができました。忍者やエキサイトの解析と違って、望めばかなりの数の参照URLを見ることができるようで、ありがたいです。5000まで可能なようですが、50以上見るのはかえって時間の無駄になる気もします。

さて、こんなふうに、金曜の山登り同様に苦労してGoogleアクセス解析を設定したわけですが、冒頭の画像に見えますように、その後、エキサイトブログが、今年9月14日に、「忍者ツールズ アクセス解析サービス, i2iブログパーツ提供終了」をする旨を発表したので、苦労して早めに設定をしておいてよかったと、ほっとしました。
忍者アクセス解析は、Googleアナリティクスよりも手軽に使えて、エキサイトブログのレポートよりも内容が充実しているので、気に入っていたのですが、エキサイト側が書いているように、忍者側がブログのページに、「広告を配信するプラグインを貼る」行為は、わたしも以前から気になっていました。
以上、長々と書いてきましたが、この報告がどなたかのお役に立てば幸いです。ここにリンクを紹介した記事を書いてくださった皆さんのおかげで、わたしも自分が使いたいだけのアクセス機能を何とか利用できるようになったのですが、わたしのようにウェブは苦手ながらブログを書いている方が、わたしほど回り道をせずに、Googleアナリティクスを気軽に利用できれば、と思って書いてみました。
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Dal 2 luglio per i blogger di Exblog.JP è possibile utilizzare Google Analytics. Da una settimana mi cimento nell'impresa di capire i suoi funzionamenti. E' difficile, ma finalmente ho cominciato a capire qualcosa. Per esempio ho saputo che in questi sette giorni 113 persone hanno letto il mio articolo sull'uso dei prestiti linguistici in giapponese, 62 persone l'articolo sulla parete decorata dalle farfalle...
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お元気かしら?と何気なく覗いたところ、偶然にも数日前に検索していたgoogle解析についてでしたので、大変興味深く読ませて頂きました。
私が利用するFC2ブログにも専用の解析ツールがありますが、googleはもっと詳細に、しかし多少の知識が必要ということで、私には無理かと匙を投げるつもりでいましたが、なお子さんの丁寧なレポートを拝見して、やってみたいなあと思いました。その時には、一番にこちらのページを参照にさせて頂きます♪
あ、余談ですが、アクセス数が高かったとおっしゃる日本語どこへ行く~の記事も、大変興味深く読ませて頂きました。なおこさんの言語に関する記事は、とても面白いです。いつかそうした記事をまとめて、書籍になさるのもよろしいのでは?なんて思っちゃいます^w^
試行錯誤の過程も載せていますが、やたら専門家やできる方の説明より、初心者のわたしだから分かりやすく説明できるというか、「だったらわたしにもできるかな」と感じていただけるかと思って書いたので、そう言っていただけてうれしいです♪
「日本語どこへ行く」の記事は、旅行前にいろんな翻訳作業を進めるうちに、日頃から抱いていた自分の考えというか自分はこんなふうに思っているのだという意見がはっきりしてきたことと、予約投稿するのに記事を時間をかけて書く余裕がないので、写真がいらない記事を書こうと一気呵成に書き上げるつもりが、いったん書き出すと、あれも言いたい、これも言いたい、ううん、こんなふうに書いていいのか、言っていることは妥当かしらと、結局時間はかなりかけて書いたものです。言わば地下水脈のように、マグマのように、わたしの底でふつふつしていたものをようやく何らかの形で記事にできたというかしたので、そんなふうに言っていただけて、うれしいです。ありがとうございます♪