2015年 09月 24日
シクラメン咲く山歩く日曜日
朝は青空が晴れわたり、遠くの山もきれいに見えました。右手に見える建物は、今は療養施設となっていますが、昔は教会と教会付属の家屋でした。教会は夫の亡き伯父が長く教区司祭として勤めた教会であり、この大きな家に、夫は生まれてから19歳まで、伯父や家族と共に暮らしていました。かつて500人の住民がいた村は過疎化が進み、伯父の教区が変わったために、夫が家族と共にペルージャ郊外に移り住んだときには、村には夫たち以外に、もう一つの家族が残るだけだったそうです。
夫の幼なじみのフランコが、子供の頃からミジャーナに来ては行っていた場所に行こうと歩き始めたのですが、今は狩猟犬の訓練所になって、徒歩でも通れなくなってしまっています。あきらめて引き返すと、城がきれいに見えました。
以前は、自由に水が飲めた給水場のあるフォンテ・ヌオーヴォまで歩くと、その給水場も柵に囲まれ、中では獰猛な犬たちが、吠えながら走り回っています。
さて、これからどうするかと考えていたら、夫の従兄が現れたので、しばらくおしゃべりをしました。従兄によると、帰りは少し山を登れば、回り道をせずに家まで戻れる細い道があるとのことです。それで、まずは道を探しに、山を登り始めました。
最初は道を間違えて、ひどく登りにくく、足元が滑りやすい急斜面を、枝を押し分けながら登りました。けれども、そのおかげで、秋咲きのシクラメンたちに
出会うことができました。この後、再び道を間違えて、城の近くまで行くと、周囲が柵で覆われていて通ることができず、そんなふうに道に迷いながらも、うちに無事到着しました。夫もフランコも、幼い頃から自由に通れていた道が、柵に覆われたり藪になったりして通れなくなっていることを、残念がっていました。
うちに戻ってすぐに、皆で昼食のしたくを始めました。わたしたちがペルージャの二世代住宅で共に暮らす義父母や義弟夫婦も招待したので、昼食は11人分用意します。突然降り出した雨にも負けず、男性陣が肉をおいしく炭火で焼いてくれました。この写真は、パスタを食べたあと、肉や野菜を皆で取り分けているところです。
食事やおしゃべりを楽しみ、家族と友人たちを見送ったのは、夕方になってからです。皆のおかげで、楽しい週末を過ごすことができました。
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Cielo, Ciclamini & Sorrisi
Passeggiata & pranzo con amici e famiglia
a Migiana di Monte Tezio 13/9/2015
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11人分の食事の用意は大変でしたね!私も義両親と義兄達を招いた時は、ひぃ~と思いながら準備してますが、まだ6人分以上の食事は作ったことがないので、11人はビックリです。
今日は、小雨で気温が13度まで下がり、非常に寒かったです。週末は天気が回復するようですが、そろそろ衣替えの準備しなくてはです。
では良い週末をお過ごしくださいませ!
夫と二人では大変だったのですが、幸い夫や友人たちが手伝ってくれました。改築中の家では、まだまだ鍋やフライパンも数がそろっていないので、パスタは黒トリュフと和えたり、作りおきのペストを使ったりと、手早くできるものを2種準備しました。お義母さんは、日曜日には毎週たいてい昼食を10人分用意しているので、わたしたちも手伝うようにはしていますが、改めてその大変さを思いました。
13度は最高気温ですか? それは冷え込みましたね。朝晩はこちらも肌寒いくらいになりました。うちもそろそろ衣替えの時期ですが、夫は暑がりなので、天気予報をにらみながら、時期を検討しています。
ありがとうございます。まきさんも、どうかよい週末をお過ごしくださいね!
ミジャ―ナのお家の周りは、いつも自然がいっぱいとは感じていましたが、素晴らしいところですネ(^_-)-☆
旦那様の御家族が以前暮らしてた村が過疎化でなくなってしまったというのは、残念なことです。日本でもイタリアでも田舎ではこうしたことがたくさんありますね!
そして、かつては自由に行き来できた場所が柵に覆われてるというのも、悲しいですが、不法投棄等の問題もあるので(日本では)致し方ないことだと思われます^^;
それでも通れる道を通ってのお散歩のおかげでシクラメンを見れてよかったですネ(^^♪
自然のお花の素朴で美しいこと☆
大勢のお食事は大変そうですが、炭火でお肉を焼く(・・?というのは、お外でバーベキューなのですか?
皆さんの協力で和気あいあいとしたお食事はとても素敵です☆
黒トリュフのパスタはイタリアならではですね!
いつかいただいてみたいです。
随分日本も秋めいてきました、私も週末は久しぶりに京都に出かける予定です。
秋を満喫してこようと思います♪
肉は、夫や友人たちが中心になって、おもてで薪で火を起こして炭火を作り、大きな網の上でじっくりと焼いてくれました。パスタや野菜はわたしたちが準備したのですが、皆が並んでゆっくり食べられるようにと、屋内で食べました。途中、どしゃぶりの雨になったので、結果的にそうしてよかったと思っています。黒トリュフは、「高齢なのでトリュフ狩りに行くのに、ミジャーナのお宅の私有道路を車で通らせてほしい」と頼まれて許可をした、その人が収穫した黒トリュフを、お礼にいくつかと分けてくれたもので、香りもよくておいしかったです。
秋の京都、いいですね。どうかすてきな旅になりますように♪