イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

ペルージャ冬の街灯り

 クリスマスが近づきました。親戚まわりに友人宅訪問、クリスマスの贈り物購入の季節です。先週映画館に出かけたときも、中心街や周辺が、聖夜に向けて、きらきらと冬化粧をしているのを見かけました。

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Centro storico di Perugia 16/12/2015

 今日の夕方は、町の美しい装いも楽しみながら、クリスマスの贈り物を選ぼうと、夫と中心街に出かけました。

ペルージャ冬の街灯り_f0234936_7435626.jpg

 ひどく寒かったこともあり、パオリーナ城塞(Rocca Paolina)に並ぶ露店を中心に、クリスマスに贈れそうな物を探しつつ、いろいろな興味深い商品を眺めながら、歩きました。

 城塞のふだんは閉まっている箇所の建築の美しさも、楽しみながら。

ペルージャ冬の街灯り_f0234936_744728.jpg

 職人さんが手がけた陶器やクリスマス飾り、ラベンダー、ウンブリアの特産物など、クリスマス市の店に並ぶ品は多種多様です。夏に高原に一面に咲く野の花が美しいカステッルッチョ・ディ・ノルチャ(Castelluccio di Norcia)の農場の店もあって、名物のレンズマメ(lenticchie)やサラミ、チーズが並んでいました。

 明日訪ねる友人への贈り物を購入して、帰途につきました。

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Illuminazioni & Mercatini di Natale
nel Centro Storico di Perugia 16/12/2015
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- ペルージャ散歩、パオリーナ城塞 / Perugia – Rocca Paolina & Porta Marzia
↑ 16世紀にローマ教皇が築いたパオリーナ城塞は、紀元前3世紀にエトルリア人が建造したマルツィア門を取り込んで、入り口としています。詳しくはこちらの記事を。
- 連載魅力のウンブリア / Fascino di Perugia & Umbria
↑ 記事末にペルージャ観光に役立つリンク一覧あり。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by Mehreenkhan at 2015-12-17 10:34
素敵ですね。いよいよクリスマスですね。マレーシアではツリーが飾られていてもこの暑さで気分は半減以下です^^;なので、naokoさんはじめ、みなさんのブログでクリスマス気分を盛り上げさせてもらっています(笑)

日本の伝統的な木造建造物も大好きなのですが、このレンガ造りの建物も大好きです。やはり伝統的なものって落ち着きます。
Commented by ayayay0003 at 2015-12-17 11:21
こんにちは^^
クリスマス前のペルージャの街も、控えめなイルミネーションが素敵ですね(^^♪
日本は、最近ド・派手になりつつあるのでかえってこういう素朴な灯りを見ると新鮮で落ち着くななんて思ったりします♪
そして、クリスマス前になると普段は閉まってるところが開いてる城塞のところがあるなんて地元民ならではのお楽しみでイイですね(*^_^*)
ヨ―ロッパの地方のクリスマス前の雰囲気が伝わってきて嬉しいです(^^♪
クリスマスの贈り物、選ぶのも楽しそうですね☆
Commented by ムームー at 2015-12-17 17:49 x
なおこさん
こんばんは。
そちらのクリスマスは街の飾りも
華美ではなくてやはり歴史の
ある素晴らしいものですね。
城塞のところに色々なものが
出されてるのも素晴らしいことですわぁ。
こちらでは、偽物文化でこの時期には
飾り立てています。
このように見せていただけて嬉しいですわぁ。
いつもありがとうございます。
Commented by kazu at 2015-12-17 17:59 x
なおこさん、今日は。ペルージャのクリスマスのイルミネーション、懐かしいです。城塞の中をバスを追って爆走したことも。そして、何よりも、なおこさんにお会いしたことが最高の思い出です。あれからもう一年も経つのですね。あの時は姪御さんへのプレゼントを探しておられましたが、お友達への贈り物はすぐに見つかったでしょうか?イタリアの方たちは、日本と違ってクリスマスをほんとに大切な日にされているので、こうしたお話を聞くだけでも温かな気持ちになります。そんなイタリアに向けて明日いよいよ出発ですが、今年も良い旅に出来ればと、ペルージャの街を思い浮かべながら願っているところです。
Commented by milletti_naoko at 2015-12-17 19:25
めひりんさん、確かにツリーは冬ならではというところもありますよね。冬に新しい年、新春の訪れを祝って常緑樹を飾る異教の風習を、キリスト教に取り込んだらしいので、そういう意味では、日本の門松にもよく似ていると思います。マレーシアではどんなふうにツリーを飾るのか、サンタが贈り物を届けるのかどうか、興味があります♪

イタリアの中世の面影が残る、石造りの町並みも、落ちついた優しい風情がありますよね。わたしも大好きです♪
Commented by milletti_naoko at 2015-12-17 19:37
アリスさん、こんにちは。日本と違って、広告・宣伝などの照明がないので、こんなふうに控えめなイルミネーションでも、夜の町を照らす様子が楽しめて、美しいのだと思います。アリスさんたちが紹介してくださる日本のイルミネーションもとってもきれいですよね。

この城塞の内部は、16世紀当時のままに、石畳の道やかつての左右の建物などが残っているので、中の造りも風情があり、歩くとタイムスリップしたような気分になれます。道の両脇にあって、ふだんは鉄格子が閉まっていて入れないところを訪ねられるのも、うれしいです。贈り物を選びつつ、ついつい、かわいいなといろんな品に目移りしてしまい、早々に飽きた夫にせき立てられながら歩きました。
Commented by milletti_naoko at 2015-12-17 21:16
ムームーさん、こちらのクリスマスは、日本のクリスマスよりは、むしろお正月と相通じるものが多い気がします。もちろん日本にも経験なクリスチャンとしてクリスマスを祝う方もいるものの、商業主義的色彩の強いアメリカのクリスマスの慣習から一般家庭に浸透したため、日本ではクリスマスと言うと、子供が贈り物をもらえて、おいしい料理を食べられて、町が彩られてと、形だけが取り入れられた場合が多いように思います。一方、イタリアでは、カトリック教で主イエスの誕生を祝う日という考えが、商業化が否めない今でも根底にあるため、寺社で手を合わせて厳かに祈り、大掃除をして迎える日本のお正月にこそ共通点が多い気がします。クリスマスツリーも、もともとは異教徒の冬に新春を迎える祝いに常緑樹を用いる慣習を取り込んだそうなので、そうすると日本の門松と心は同じですよね。

こちらこそ、京都の美しい寺社や今も残る歴史あるお祭りや行事を、ムームーさんのおかげで知ることができて、興味深いです。ありがとうございます。
Commented by milletti_naoko at 2015-12-17 21:20
かずさん、今年も年末にイタリアにいらっしゃるんですね! そう言えば、城塞の中を、かずさん走られたんでしたよね。わたしもお会いできて、本当にうれしかったです。今もデルータのコーヒーカップを使うたび、あのときの出会いを思い起こしています。

どうかすてきな旅になりますように。今イタリアは日本に比べてかなり冷え込んでいるようですから、旅行先の天気予報や予想気温も参考にして、防寒対策をしっかりしてくださいね。Buon viaggio!
Commented by London Caller at 2015-12-18 05:38 x
きれいな夜景ですね。
パオリーナ城塞もすてきですね。
ええ、城塞ですか?
教会みたいですね。
柱の下の動物はウシでしょうね。
聖ルカの象徴です。
Commented by milletti_naoko at 2015-12-18 05:55
London Callerさん、夜景がきれいでうれしかったです。「冬の灯りがとてもきれいねペルージャ」などという題も頭に浮かんだのですが、古いし長いしと、歌の言葉だけ一部こっそり題に組み入れました。

ローマ教皇が、敵対していた貴族が住居を構えていた一角の館や塔を破壊したあとに、上から城塞を築き、城塞内部にそのまま取り込んだので、ポンペイとは別の意味で、16世紀当時の石畳や建物の壁などがかなりいい状態で保存されています。
by milletti_naoko | 2015-12-16 23:44 | Umbria | Comments(10)