2015年 12月 28日
弱った胃腸に梅干し、梅生番茶
梅干しが店にあることを電話で確認してから、中心街に向かいました。法外な値段に驚きつつも、梅干しを、みそや豆腐と共に購入しました。そうして、朝お湯に入れて食べるといいらしいと夫が言うので、インターネットで確認し、数日の間、毎朝梅干しを食べ続けました。その後回復が早かったのは、抗生剤の効果も、もちろんあったでしょうが、梅干しの力も大きかったと思います。
さて、12月から1月初めにかけては、イタリアでも日本同様、祝祭日や集まりが多くなり、どうしても食べ過ぎになりがちです。まだ風邪が治りかけというときに、たくさん食べたり遠出したりしたためか、おなかの調子が今ひとつになり、今朝は再び梅干しに力を貸してもらうことにしました。どうやって食べるのがいいんだったかなと、インターネットで検索していたら、梅生番茶の説明に行き当たり、ちょうど手元に、生姜もしょうゆも番茶もあるので、効能抜群と思われる、この方法で梅干しを摂取することにしました。
番茶は、日本に暮らしていた頃は、子供の頃に夏休みに帰省していた先の祖母のうちでよく飲んだくらいで、あまり飲む機会がありませんでした。それが、ペルージャに暮らし始めた頃、たまに友人とマクロビオティックの料理店で食事をすると、かなり薄めの番茶が出るので、なつかしい味だとおいしく感じました。それで、いつだったか露店で番茶を見つけて購入したのに、今日の今日まで、まだ入れて飲んだことがありません。というわけで、まずは番茶の入れ方からインターネットで調べて番茶を入れ、それから、ティーカップの上で梅干しを箸で崩し、すりおろした生姜と必要量のしょうゆを加えたあと、番茶を注いで、飲んでみました。(レシピは下記リンク参照)
そうして、意外とおいしいのでびっくりしました。しかも、最近少しずつ悪化しかけていた症状がぴたりと収まったではありませんか。ウィルス性の重い症状は梅干しでは治せないそうですが(下記リンク参照)、過食や鎮痛剤の服用が続き、それほどまでではないもののおなかに悪い物を食べたための不調であったため、梅生番茶で撃退できたようです。夏に効果があったのも、すでに治りかけだったためかもしれません。
まだ二つほど梅干しが残っていますので、用心のために、そうして、美肌効果が高く免疫を高め、冷えを取り、過食防止にもつながるということですので(下記リンク参照)、明日とあさっても、梅生番茶を飲むつもりでいます。
マクロビオティックというものをわたしが知ったのは、ペルージャで知り合ったイタリア人の親しい友人の中に、マクロビオティックに則った食生活を心がけて、そういうレストランによく通う人が二人いたからです。その後出会った夫も、遠い昔に買ったというマクロビオティックの本を2冊持っており、夫を通じて知り合った友人の中にも、マクロビオティックや菜食主義を、完全に貫くわけではないけれど、意識しながら食べる人が少なくありません。夫も友人たちの多くも、マクロビオティックは健康な食生活を送るのに役立つけれども、極端に走ると、かえって栄養が偏るので、教えは適度に参考にするのがいいと思っているようです。夫や友人から、あれこれ聞き、レストランで食べて、マクロビオティックというのはこういうものかという考えはあるのですが、本当のところはどういうものかは、まだ知らないままです。
そこで、今回梅生番茶のレシピの元となっている料理の本が、マクロビオティックの入門書としてもよさそうなので、できるだけ早く日本から取り寄せて、読んでみたいと思っています。というわけで、一番下に張ってある本の紹介ページへのリンクは、自分のための覚え書きです。実際に読んでみてよかったら、また改めてご紹介するつもりでいます。
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UMESHO-BANCHA: il tè che equilibra lo stomaco e l'intestino, rafforza il sistema immunitario e rende bella la pelle.
*Ingredienti: tè bancha, prugna umeboshi, zenzero, salsa di soia
1. Preparare una tazza di tè bancha (180ml).
2. In una tazza di tè schiacciare un'umeboshi, aggiungere un po' di zenzero grattugiato e un cucchiaino di salsa di soia.
3. Versare nella tazza il tè bancha caldo preparato precedentemente.
Dalla ricetta macrobiotica di Kyoko Okada
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参照リンク / Riferimenti web
- 岡田恭子のハッピーマクロビオティックと自家製酵母パンの教室ブログ - 梅生番茶は胃腸の特効薬
- もりた園 - 番茶の淹れ方
- かおるの梅 - 梅干しっていいぞ!!
- Be-Bocy – 嘔吐下痢症は梅干しや梅肉エキスでは予防できない! それはなぜ?
- Amazon.co.jp - 岡田恭子著、『岡田恭子のハッピーマクロビオティック教室』
- La Spiga di Grano – Ume-Sho-Ban
- GreenMe – Tè bancha: una evanda povera di teina ma ricca di vitamina A, calico e ferro
学生時代にイタリア歌曲、イタリア語に触れてから、なぜかイタリアに惹かれ、少しずつでもイタリア語を勉強しようといろいろ調べて、なおこさんのメルマガやブログにたどり着きました。
日々の生活に追われて、なかなか上達しませんが、イタリアに触れるだけでも違うかな〜と甘やかし気味です。
梅干しは食べ過ぎた時に欲しますね。
最近は甘い物が多いですが、やっぱり酸っぱいのが好みです。
小さい頃腹痛の時に梅酒や梅干しを食したり、修学旅行の時は車酔いに梅干しを持ってきたクラスメイトもいましたよ。
なおこさんが、苦手と知って意外でした。
日本では黒酢が健康にいいとサプリもたくさんありますから、やはり酸っぱいものは昔から身体にいいのでしょうね。
年末年始の食べ過ぎに気をつけます。
胃腸の具合が悪い時は、梅干しというのは、祖母や父から聞いて、やはりいただいていました!
実は、私も若い頃は、梅干しが苦手で、薬のように感じていました(笑)
でも最近は、お料理のソースにも使うようになり、何かと梅干しは重宝するし、大好きな食べ物のひとつです♫
残念ながら自分で梅干しを浸けたことはなく、いつかと思いながら未だに未体験です(笑)
マクロビオテック、私の知り合いの方(女性)も、御主人が病気されてからそちらにはまってて、凄いなあ・・・と思ってはいますが、自分自身は梅干しや各種の自然食品は食べますが・・・という感じです♪
それにしても、イタリア人の御主人が、梅干しを薦めたというのに感心してしまいました(*^_^*)
番茶も身体にイイですよね、大好きなお茶のひとつです♪
マクロビオティック私も昔実践したことがあります。本も数冊持っていますが、すべてを実践するには難しかったかな。その頃は子供も小さくママ友との集まりなどのお食事会などに付き合うとそうでないものを食さなければいけないので。私もどれもこれもほどほどにがいいと思います。でも、胃腸が疲れた時にはマクロビオティックを食していると、なんだか体が強くなっている感じが不思議とするんですよね。
お義父さま、そうやって健康の元と、毎日梅干しを朝食べられていたんですね! 幸いマクロビオティックの店にはいい梅干しが置いてあるので、値は張りますが健康のために、これからは毎朝とは言わずとも、いざというときのために買い置きをしておこうと思いました。お優しいお気持ち、本当にありがとうございます。どうかご無理はなさらずに、お気持ちだけありがたくいただいておきます。業者名があって密封されていない食品はイタリアの空港で取り上げられてしまうかとも思いますし。
胃腸は元気を取り戻したようです。肩の痛み止めとして、先週(だったかしら)ニンニクや生姜を大量に摂り過ぎていたせいでもあるようです。ニンニクが好きな夫にさえあきれられるほど、鎮痛効果のためにと料理にも使い過ぎたからか、舌が腫れてしまい、やめたら治ったのですが、胃腸にも刺激が強すぎたようです。
【参考】ニンニクの副作用・注意点 http://garlicnow.com/facts/sideeffecs/
「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」という孔子の言葉は昔漢文の授業でよく教えましたが、何事も中庸が肝心だなと、反省しています。
わたしも最近、好きで歴史や芸術についての番組をよく見るのですが、歴史って本当に奥が深いし、あらこんなことがという発見も多いですよね。勝者や、後世の芸術家の描き方によって悪いイメージがあるけれど、実はそんなに悪い人ではなかったという人も多々いるようで、最近はそういう視点でルクレッツィア・ボルジアを扱った歴史番組もいくつか見て、興味深かったです。
手作りのお節料理、すてきですね。どうかよい年末年始をお迎えくださいね。
ぐーたらさんは、酸っぱいものがお好きなんですね! そうそう、車の酔い止めに梅干しが役立つことはわたしも聞いたことがあります。酸っぱいものや苦いものが昔から苦手で、コーヒーにもかなり砂糖を入れてしまうのです。梅干しもしょうゆと番茶を加えると、酸っぱさが緩和されおいしくなるので、この番茶と共に梅干しを摂取する方法なら、もっとしばしば梅干しを口にできそうです。
日本でも年末年始はたくさん食べ過ぎになりがちですよね。わたしも気をつけます。
お料理のソースに! 確かに他の調味料と合わせると、おいしく食べられそうです。アリスさんは番茶が大好きなんですね。わたしもおいしいなと、こちらに来て久しぶりに飲んで初めて思いました。これからは、もっとたびたび飲むつもりです♪
マクロビオティックを実践したことも、おありなんですね! 友人の中には、末期がんで余命わずかと言われた父君が、マクロビオティックを徹底的に実践したら治って、弟さんが今はマクロビオティックのレストランを開いている人もいるのですが、その友人自身も、食生活の参考にはしても、実践するというほどではないようです。健康的な食生活の在り方は、興味が多い友人や知人が多いので、いろんな情報を耳にするのですが、いろんな説があって、互いに相容れない教えや箇所もあり、マクロビオティックの教えも、これなら実践できそうと、納得できる範囲で従う、そういう参考にしたいと思います。創始者が日本の人なのに、イタリアに来るまで知らなかったのは、わたしが日本では地方に住んでいて、テレビをあまり見なかったからかもしれませんが、それとも、ひょとしたら、日本では2002年(わたしの渡伊)以降に注目されるようになったのでしょうか。
マクロビオティックは元々は日本人が考えた、究極和食が身体にいいという考え方の実践だと理解しているのですが、海外に住んでおられる方には食材が手に入りにくいので難しいでしょうね。近くに居たら、梅干し、幾らでもお届けできるのに。今古いもので漬けて5年になる梅干しがありますが、熟成もして美味しいです。って酸っぱいのには変わりはありませんが、でも腐らないのがいつも不思議でなりません。お身体、労ってお過ごし下さいね。
マクロビオティックは、わたしもあちこちで食べて聞きかじっただけなのですが、確かに海藻などの和食でよく使われる食材がよしとされるものの、イタリアで食べるマクロビオティック料理は、みそ汁を除いては特に和食という感じではありませんでした。漬けて5年になる梅干し!! お気持ちだけありがたくいただいておきます。かずさんも長旅でお疲れのことと思います。どうかお体を大切にお過ごしくださいませ。
大掃除などしないので、年末という感じがなかったのですが、昨日あたりから、爆竹が鳴り始めています。
さて、梅干、、、
なんと、旦那様がその効果をご存知だったことに驚きでした。
最近、私のイタリア人の友達も、“natura si”で買った梅ペーストが気に入ったようで、私の出身が梅干の産地和歌山だと言うと、梅干欲しい~と頼まれました。
しかしながら、このお店での値段を聞いてビックリしました。その梅ペーストと同じ“Finestra Ciero”という会社のミソなども買ったようですが、全て日本の3倍近くですね(汗)
私も昔から、梅干は調子が悪い時に口にしていて、小さい頃はあまり好きではなかったのですが、だんだん美味しく感じるようになりました。フェンシングの海外遠征などあった時は、必ず携帯してました。
個装で甘い梅干などもあり、とっても美味しいので、是非、試していただきたいです。
では、少し長くなって申し訳なかったのですが、、、
2016年がなおこさんにとって、ご家族にとって、素晴らしい年になりますようにお祈り申し上げます。
ありがとうございます。新しい年が、まきさんやご家族にとっても、すてきな年でありますように♪