なおこのイタリア写真草子 Fotoblog da Perugia ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

フィレンツェ喜・美・食@皮革製品店、Francesco Lionetti

 金曜の朝は、上質の革を用いた、ていねいな職人技が光る革製品を購入できる店、フランチェスコ・リオネッティを訪ねました。

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Simpaticissimi Tre @ Francesco Lionetti, Firenze 29/1/2016

 この店に勤める、長いながいブログ友達でピサ在住のとすかーなさんに、せっかくフィレンツェに来た機会にお会いできればと思ったからです。お店を訪ねる時間が取れるかどうか分からなかったので、事前に連絡もせずに突然訪ね、お仕事の邪魔になってもいけないと心配していたので、イタリア語の表現そのままに、まさに「両腕を広げて歓迎し」(accogliere a braccia aperte)てくれて、本当にうれしかったです。

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 店内には、色とりどりの美しいバッグがずらりと並んでいます。とすかーなさんにいろいろ助言してもらって、優しいピンクのすてきなバッグを購入しました。ずっと前から、教科書や書類など大きめの物がたくさん入る、革のいいバッグがほしいと思いつつ、買うことができずにいたのです。気おくれしておしゃれなお店に入る度胸がない上に、数年前にレザー縫製工場で1週間通訳を務めたとき、近年はいかにまがいものの皮革を使い、縫製もぞんざいな製品が、本物と偽って売られているかを知って、自分にそういう違いを見分けられる目があるかどうか自信がなかったからです。

 良質の皮革を用い、有名ブランドや高級ホテルからも信頼が厚くて注文が多いというこのお店なら、製品が信頼できます。しかも、デザインも革の質も優れているのにお得な値段で購入できると知り、以前から機会があれば、ここで購入したいと考えていました。

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@Ristorante La Spada con la squadra di Francesco Lionetti

 お昼休みにいっしょに昼食をと、お店ご用達のすぐ近くのレストランに行って、おしゃべりをしていたら、なんととすかーなさんの社長さんと同僚のチェーザレ君とも、ごいっしょすることになりました。

 社長さんはとても気のいい優しい方で、お話ししていてとても楽しかったです。うちの夫が日本語が話せるかどうかと聞かれて、「いえ、勉強するつもりがないようです。」と答えると、「その方がいいじゃない。だんなの隣で悪口を言ったって本人に分からないんだから。」とお茶目な笑顔を見せながら、おっしゃいました。食事中は、社長さんとイタリア語で話す一方、時々とすかーなさんと二人で日本語でおしゃべりもしましたが、そういうときに何を話しているのか、かなり気になるのかもしれないなと、今記事を書きながら、ふと思いました。

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 キリストが受難の末に死を遂げたのが金曜日とされているため、カトリック教徒の多いイタリアでは、昔は1年を通じて、金曜日に肉食を断つ慣習があったそうです。わたしがマルケで初めてホームステイした家では金曜に肉を避けていましたが、今では信仰心の厚い義父母でさえ、肉食を断つのは、灰の水曜日、四旬節中の金曜日や、主要な祝祭日の前夜だけです。

 ただ、かつてのそういう慣習を受けてか、イタリア各地に、金曜日には特別に魚のメニューが登場するレストランがあり、このRistorante La Spadaも、そういう店の一つでした。わたしが食べたのは、塩漬けの干鱈(baccalà)をジャガイモ・トマトと共にオーブンで焼き上げた料理で、とてもおいしかったです。

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 冒頭の写真は、昼食後にフランチェスコ・リオネッティの店内で撮影したものです。上方に自転車が飾られているのは、自転車を覆うためにと革製品を特別に注文する人もいるからだそうです。

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 地図をレストランに忘れてしまったようで、帰りは少し道に迷ったのですが、それでもお店からドゥオーモ広場まで、歩いて10分弱で戻ることができたので、ドゥオーモからもそう遠くありません。写真で奥に格子が見えるのは、ただいま道路工事中だからです。

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Torre Pendente, Pisa 12/8/2011

 とすかーなさんとのおつきあいはいつからだろうと調べてみたら、すでにブログで長く交流があったあと、まだ日本に住まれていたとすかーなさんと、初めてピサでお会いしたのが2011年の8月でした。上の写真には、当時のブログのニックネームからDelfinoさんとお呼びしていたとすかーなさんと、将来だんなさまとなる方のお二人の後ろ姿が右手に写っています。

 Francesco Lionettiの皆さん、昨日は本当にありがとうございました。とすかーなさん、昨日は久しぶりにお会いできて、とてもうれしかったです。お店の皆様とだんなさまにどうぞよろしくお伝えください。

Francesco Lionetti
Via della Spada, 48r
50123 Firenze
Tel    +39-0552678877
Tel/Fax  +39-055260078 fl-italy@hotmail.com
Sito   Francesco Lionetti. Florence – Chi siamo / Who we are

Ristorante La Spada
Via della Spada, 62r, Via del Sole 35r 9/a
Tel    +39-055 218757

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@Francesco Lionetti, Pelletteria di Firenze il 29/1/2016

ho acquistato una bellisssima borsa di pelle
del colore rosa chiaro che mi ricorda la fioritura del ciliegio.
Nel negozio lavora una mia carissima amica giapponese
insieme ai due gentiluomini simpatici
dediti alla produzione di pelletteria di alta qualità
con i materiali migliori ed ecosostenibili.
Tante grazie e carissimi saluti a voi tre da Perugia :-)))
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四旬節中の金曜日の肉断ちについて
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by Mehreenkhan at 2016-01-31 10:54
naokoさん こんにちは。
素敵なブロガーさん友達との出会いが続いていますね♪革製品のお店すごくいいですね。私もどれが本物で偽物かは正直・・・ですが、使い込んでいくうちに本物と気づくことが多いです。それまでは正直、半信半疑だったりします。naokoさんがお求めになられたバッグいいですね。書類が入るサイズは必要ですよね。私も一つありますが、かなりくたびれてきたので次のを購入したいと思いました。

イタリア語での会話も素敵ですね。確かに隣で日本語で話しているとちょっと気になるのかもしれませんね。こちらでは多言語が飛び交っているので喫茶店などで隣に座っている方たちの会話が気になっていましたが、今では全く気にならなくなりました(笑)

ピサの斜塔の写真、ほんとに傾いている~って拝見しました。また、素敵な旅を♪
Commented at 2016-01-31 13:58 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by nagisamiyamoto at 2016-01-31 15:42
なおこさん、おはようございます。
とすかーなさんに再会されたようですね。私もお邪魔したかったのに残念だわ。とすかーなさんの驚く顔を私も見たかった!!でも長くお知り合いのお二人には話したいことがさぞ山ほどあったことでしょう。ブログをしていてこのようなこともあるのだなと思うと発信専門としてとらえていた私の考えもちょっと変わる出来事でした。しかし皆さん、本当に楽しそうですね。
Commented by suzu-clair at 2016-01-31 20:19
ブログを通じてのご交流のある方とのご再会、
とても楽しい時間だったことでしょう。
イタリアで、
日本の方とともに過ごすひとときは、
とてもかけがえのないものとなるのではないでしょうか。
温かなご交流、素敵ですね。

ピサの斜塔、
青い空の下で、
とても素敵なお写真ですね。
美しい幾何学形態の建物の立ち並ぶ街並みに、
思わず見入ってしまいました。
Commented by とすかーな at 2016-01-31 22:12 x
なおこさーん、先日は久しぶりにお目にかかれてとぉおおおっても嬉しかったです☆ビックリしましたー!
貴重な時間を私との時間に使ってくださってありがとうございました。
ほんとですね、ブログでのやり取りから、やっとお会いできたのが2011年、私ものっぽも若かったなー(笑)

うちのお店も紹介くださってありがとうございます☆カバン屋さんの様に見えて、じつは、ほとんどがホテルと美術館の仕事というなんちゃってカバン屋(笑)自転車に革を張るなど特注品も受けています。今年は、アメリカでシリーズで出しているバッグ類もお店に出す予定です☆

ランチも社長とチェーザレとご一緒してくださってありがとうございました。
なおこさんとの時間、あっという間でした。楽しい時間って一瞬ですぎますね。なおこさん、どうもありがとうございました。次回はぜひペルージャで!
Commented by ayayay0003 at 2016-02-01 09:17
おはようございます^^
ブログを通しての長いおつきあいのお友達っていいですね!
この前の記事のお返事でなおこさんが仰っていたように
ブログで長いおつきあいの方とは、全然会ったことがなかったのに、まるで、何年来のお友達のようにお話もスムーズで楽しいひとときが過ごせました♪
ブログというものを通してであっても、何かしら考え方が似てる、同年代である、趣味が似てる、生き方に共感出来るというように何かしらの共通点があり、その方がお互いに好きでないと長くは続かないものと思います♡
なので、素晴らしいお友達がこのようにたくさんいるのはなおこさんのお人柄もあり、素敵だなあ~と思います。
そして、なおこさんにお似合いの素敵な鞄を購入されましたね☆
お友達に選んでいただいた鞄はほんとに素敵な色で、日本ではない色だと思います。
ご主人が日本語うんぬんの件は、笑えました(^。^)
私などは、ちょっと羨ましく思います。

今回の記事で、ますますいつかなおこさんにお会いする日が楽しみになりました(*^_^*)
Commented by milletti_naoko at 2016-02-01 20:49
めひりんさん、こんにちは。レザー縫製工場では、「縫い方にしても本来端など二重三重に縫い上げるべきところや、ポケットの隅など見えない箇所に施すべき補強を、行っていないために破れやすい製品が多く、時々そういう製品の修理を工場で頼まれるけれども、そんなふうに縫い方がいい加減な製品は、皮革の質も悪いことが多いので、修理のしようがない。」とも教わりました。高いからと言って製品が安心できるとも限らないので、とすかーなさんがお勤めのお店に気に入ったバッグがあって、うれしかったです。イタリアでは教科書のサイズが大きいこともあり、教科書や書類など、大きいものが楽に入り、しかも丈夫なバッグ、とても助かります♪

そちらでも多言語があちこちで飛び交うことが多いのですね! 世界の国の人たちがこうして互いに外に出て、直接に知り合える、そういう機会がもっと増えて、少しずつでも戦争のない社会になっていきますように。
Commented by milletti_naoko at 2016-02-01 21:25
鍵コメントの方、こんにちは。なぎささんのお店で買い物をされたんですね! 世の中狭いですね、と言うよりは、皆が世界を旅したり暮らしたりとフットワークが軽く交流の多い社会になってきましたね。おっしゃるとおり、自然とイタリアで頑張っている女性特集になっていますね。

年齢的なものもあるし、やっぱりもう少し落ちついた色の方がいいかなと迷いつつ、好きな色をと、とすかーなさんがイタリアの人はいくつになっても好きな様々な色のものを身につけるしと勧めてくださったので、購入しました。夫に言われて気づいたら確かに春物で、皆さんに春になる前に使ってもいいのかどうかお尋ねしたく、最近は町に出るたび、皆のカバンの色を注意して見ています。バッグをフィレンツェで購入されたんですね。ぜひ次回はとすかーなさんのお店にも足を運んでみてください♪ 

干鱈に玉ネギと卵をさらに加えたお料理のレシピがあるんですね! 京都の市場でも干鱈が売られているんですね。ウンブリアには海がないため、昔は魚と言えば干鱈だったそうです。ポルトガルでは大航海時代に干鱈が重宝したとかで、1年365日分、365種類もの料理法があるとかで、興味深い干鱈の料理がたくさんありました。お料理、どんなふうに仕上がるか、わたしも気になります。
Commented by milletti_naoko at 2016-02-01 21:38
なぎささん、こんにちは。無事に3年ぶりの再会を果たすことができました。なぎささんがいらしたら、とすかーなさんの「きゃー!」が倍になっていたと思いますよ♪ またいつか皆で会える日も来ることでしょう。とすかーなさんとはDelfinoさん時代も含めると、少なくとも5年越しのおつきあいになります。最近は以前ほどは頻繁にコメントを交わすわけではないし、お会いしたのは今回が3度目ですが、以前密に深くコメントを交わし合っていたこともあって、現実に会ってずっと長くつきあいがあって、しばらく連絡を取らなくても、いつも気にかかっていて、会えば意気投合する、そんな感じで、ブログやブログを通じてのおつきあいには、そういう側面もあるのですよ。ブログをのぞいてみようかなと思い、読んでみてコメントを残すということが続いて……そうやって培える絆、ありがたいなと感じています。
Commented by milletti_naoko at 2016-02-01 23:14
すずさん、今回は久しぶりに、ブログでも実際にも長く交流のあるとすかーなさんと会えて、本当にうれしかったです。同じ異国で暮らし、頑張っているすてきな女性たちと会って、わたしも頑張らなければなと、つくづく思いました。

ピサもフィレンツェもシエナも、中世にはお互いにライバルで、負けないように大きなりっぱな大聖堂を建造物をと競っていたそのおかげもあって、今も残る教会や塔がそれはみごとで美しいですよね。いつまでもじっと立ち止まって眺めていたい、そういう街角がイタリアにはあちこちにあります。日本や世界の他の国々と同様に。
Commented by milletti_naoko at 2016-02-01 23:35
とすかーなさん、わたしこそ、久しぶりにお会いできて、とってもとってもうれしかったです。どうもありがとうございました♪ お忙しいのにプレッシャーをおかけしてもと、最近ではわたしもコメントこそあまりいたしませんでしたが、フィンエアーの件にせよ、イタリア生活やお仕事の件にせよ、陰ながら(だけでもないかな)いつも応援しておりましたので、昔に変わらずあんなに歓迎してくださって、感激しました!

いえいえ、わたしこそ、とすかーなさんにお会いできて、すてきな上に品質が信頼できるバッグまで購入できた上に、職場の皆さんともいっしょにお食事ができて、とてもうれしかったです。イタリア人のブロガー仲間兼ウェブ会社の社長が、最近では旅行ブロガーという名であちこちの宿泊施設などに無料で泊まらせてくれ、代わりに…とふっかける輩が毎日後を絶たないのだと聞きましたが、わたしはあくまで中立を保って、自分がすてきだな、いいなと思ったものだけをご紹介していくつもりでいます。びっくりの社長さんやチェーザレ君も交えた昼食の前からお店の紹介はするつもりでいましたし♪

お一人とでも、だんなさまとでも、なぎささんとでも、ぜひウンブリアにお越しくださいね。楽しみにしています♪
Commented by milletti_naoko at 2016-02-02 07:51
アリスさん、こんばんは。ブログのお友達と楽しいときを過ごされたようで、わたしもうれしいです♪ ブログを通じてのおつきあいというのは、まず目を留めて読んでみて、そうして再び訪ねてみて、さらに気になってコメントを書いて…と、さまざまなふるいにかけられた上でコメントのコメントのやりとりを通して培っていくので、自然と、おつきあいがそれだけ続くということは、結婚のお相手紹介のアンケート結果でふるいにかけるよりもずっとずっと、着実に互いに共通する、互いの心に響きあうものがあるのだという気がしています。

ありがとうございます。わたし自身が気に入った色を、でも年甲斐がないかなと気にしていたら、それ似合いますよ、いいですよと背中を押してくれて、好きな色を自信を持って(?)買うことができてうれしかったです。やっぱり自分自身が見て持って、うれしい色じゃないといけませんよね。

わたしもいつかアリスさんとお会いできる日を楽しみにしています♪
by milletti_naoko | 2016-01-30 23:59 | Toscana | Trackback | Comments(12)