2016年 02月 09日
謝肉祭の終わり、お菓子と四旬節、肉料理

ハチミツがたっぷりかかっておいしいのと、今日はリハビリに仕事、買い物と出ずっぱりで、甘いものがほしい気分だったので、たてつづけに三つぺろりと平らげてしまいました。
四旬節(quaresima)に入る明日からは、健康のためにも食生活に気をつけることにします。初日の明日は、灰の水曜日(mercoledì delle ceneri)で、四旬節中だけは今も金曜日は肉食はしない慣習を保つ義母から、この灰の水曜日にも肉を食べてはいけないのだと聞きました。
わたしはカトリック教徒ではないのですが、もともと夫もわたしも肉は週に一度か二度食べる程度、あるいは食べないのが健康にいいという考えです。今週は、日曜に大家族での昼食で肉を食べ、月曜は余った肉を食べましたので、明日はそうでなくとも肉を料理するつもりはありませんでした。

ちなみに、わたしが好きで、レストランで時々頼む肉料理は、このtagliata di manzo con rucola all’aceto balsamico、牛(manzo)の肩ロースを焼き、薄めに切り分けた肉(tagliata)をルーコラ(rucola)に載せ、バルサミコ酢(aceto balsamico)をかけた料理です。
簡単なように見えて、肉の質と焼き加減次第で、この上なくおいしくなることもあれば、これは残念ということもあり、初めて行った店で頼むと、当たりはずれの多い料理です。昨年、久しぶりにこのタッリャータをおいしく食べられる店を、しかもペルージャ郊外で見つけたと喜んでいたのですが、最近は肉の質も焼き加減も今ひとつです。そうでなければブログで店名を紹介するところなので、残念です。
数年前に、シエナの教会のミサで、「四旬節中だけは、金曜日には絶対に肉を食べてはいけない」という説教を聞いたことがあります。けれども、特に若い人は、うっかり忘れることもあるようで、シエナ外国人大学の大学院課程の仲間たちと打ち上げに、レストランで夕食会をしたとき、大半がイタリア人かつカトリック教徒であったにも関わらず、全員が肉料理を頼んで食べていて、途中でだれかが「金曜日だ」と気づいて指摘したときに、慌てていました。
明日からは節制の四旬節とは言え、イタリアの歌の祭典、サンレモ音楽祭は、今夜から始まります。日曜にはバレンタインデーも控えていますが、増えてきた体重に歯止めをかけるためにも、舞い始めた花粉に備えるためにも、食生活には気をつけるつもりでいます。
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Oggi, martedì grasso torno a casa e
mi aspettano gli strufoli buoni buoni fatti da mia suocera.
Tre subito nello mio stomaco...
Da domani la quaresima e anche la dieta :-)
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strufoli ていうんですね。ナポリはクリスマス菓子に「struffoli」というのがありますが、もっと1つ1つが小さいんです。ウンブリアのも美味しそう〜♫
さてさて、こちらはcarnevale ambrosianoですので、13日がカルネヴァーレです。毎年この時期に仕事で別の街に行くと、そこではカルネヴァーレがあり、帰ってきたらまたカルネヴァーレという感じで、長年ロマーノとアンブロジアーノがあるということを分かっていませんでした(汗)。
ガキンチョにスプレー掛けられないように、まだまだ気をつけないと...。
クリスチャンの方はもちろんのことですが、昔からあまり肉を食べ過ぎると(まあ、何でも偏ると)いけないという先人の教えなんかもあるのではないかな(・・?なんて私は思っちゃいました。
なおこさん御夫婦は、もとからそんなには、お肉を食べられてないので心配することはないと思いますが・・・
それでも、年末から行事続きで、外食の機会が多いとどうしても体重は増えつつありますよね!
この2月くらいで減らしておかないとますます増えてしまうというのはなんとなく解ります。
でも、今日の謝肉祭に食べるお菓子、美味しそうでついつい食べてしまわれるというのもまた解るんですよね(*^_^*)
紹介されていたお肉料理も美味しそうですね!私は、これのもう少し分厚い肉(ステーキかな(・・?)を旅行中にいただいて美味しくて感動したのを思い出しました(^^♪
『タリアータ・・・』のくだり、わたしも経験ありで同感です。タリアータは程よくレアが美味しくて、焼き加減次第でがっかりっていうこともありますよね。
シンプルなお料理だからこそ、美味しく食べたいものです。
イギリスではあまり聞こえないんです。
クリスマスとイースターだけです。
もう1つはレントです。
ネットでちょっと調べてから、ああ四旬節の灰の水曜日です!
こちらは一般にパンケーキ・デイと呼ばれています。
つまりパンケーキを食べる日ですよね。^^イタリアでも同じですか?
イギリスのパンケーキはアメリカのと違います。
ここのは大きくて薄いです。レモンジュースと砂糖でいただきます。
アメリカのは小さくて厚いです。メープルシロップで。
同じ英語圏でも習慣も別々ですよね。^^;
ミラノでは謝肉祭の時期もずれるんですね。ローマとミラノで違うとは、わたしも知りませんでした。カトリック教会による毎年の復活祭やそこからさかのぼっての灰の水曜日、四旬節の日程は全世界で同じだから、謝肉祭もその灰の水曜日の前日に終わるもので、ただし、観光や祭りのために、四旬節に入っても謝肉祭を行う町があるととらえていたので、驚きました。rito ambrosianoでは、聖木曜日から40日間を数えるので、四旬節の始まりが日曜日で、だから謝肉祭が終わるのは前日の土曜日になるんですね。なるほど、勉強になりました。
そうそう、お祭りではめをはずす人いますよね。スプレーにご用心!
義母手作りの揚げ菓子、どれもとてもおいしいので、ありがたくうれしく食べています。そうそう、この店でも、ふだんはここまで薄くはなく、適度な厚みに切っているので、焼き加減もちょうどよくておいしかったのに、この日は肉が薄くて、火が通り過ぎていて残念だったので、アリスさんが食べられたのもタッリャータだったのかもしれません。おいしいですよね♪♪
フィオレンティーナの肉はあまりにも量が多いし、血が滴るのが私も夫も苦手なので、牛肉なら、頼むのはたいていタッリャータか小麦粉をつけて香りと共に仕上げるscaloppinaです。ルーコラの辛み、バルサミコ酢とよく合っていいですよね♪



