2016年 03月 22日
椿咲きヒナゲシのつぼみ出づる庭
日曜日に思わず撮影した、その椿(camelia)の花たちが、
今日水をやりに行くと、どちらも咲いていて、色も、バラのように咲く姿も、びっくりするほどきれいです。
テラスの近くでは、オレンジ色のキンセンカ(calendula)の花の間で、ヒナゲシ(papavero)が少しずつ育ち、長い茎が頭を垂れて、その先につぼみが宿る様子が、外灯のランプのようです。
冬にまいた種の中には、野山で摘んだ、真っ赤な野生のヒナゲシの種もあれば、数年前に店で購入した「蝶を呼び寄せる花の種」から咲いた、色も花もさまざまの美しいヒナゲシの孫やひ孫にあたる種もあります。ヒナゲシが咲くには早いと、夫も驚いているのですが、他に先駆けてすくすく育ったこのヒナゲシが、どんな花を咲かせてくれるのか、今から楽しみです。
椿やツツジ、クチナシなど、酸性土を好む花を植えてある花壇の縁に、いつだったか、夫がミジャーナで掘り起こした野生のシクラメン(ciclamino selvatico)の球根を植えました。昨年思いがけず庭に咲いたシクラメンの花を見て、初めて夫がこっそりと球根を植えていたことに気づいたのですが、おそらく秋咲きの花なのでしょう。今は特徴のある緑色の葉こそしげるものの、花が咲く気配はありません。
その隣では、イタリアで山野を歩くと、時々赤い小さな実がなっているのが見つかる野生のイチゴ(fragola di bosco)の葉が、元気に育っています。このイチゴの苗は、昨年花市で購入しました。植物に詳しい夫と、よく山を歩くおかげで、葉を見ただけで、どんな花が咲き、実がなるのかが、分かる植物が増えました。
このイチゴは、イタリア語名は「森のイチゴ」(fragola di bosco)なのですが、学名はfragaria vesca L.で、この学名を元に日本でどう呼ばれているか調べると、「ワイルドストロベリー、エゾヘビイチゴ、ベスカイチゴ」などと言うようです。
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Bellissimi i Fiori di Camelia,
già tre boccioli di papaveri nel nostro giardino.
Pronte le foglie di ciclamino selvatico,
cresciute anche quelle di fragola di bosco.
Il cielo è grigio e tira la tramontana,
ma le piante sono forti, coraggiose
e preparano per la primavera. 22/3/2016
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- イタリア語学習メルマガ第40号「トスカーナ小村の椿まつり」 (29/3/2010)
↑ 写真の椿は、昨年ルッカの椿まつりで購入したものです。
- イチゴの収穫と花市の思い出 / Fragoline & Mostra Mercato del Giardinaggio, Sant’Anatolia di Narco (8/6/2015)
- 野イチゴあふれる山の小道 / Passeggiata & Fragoline di Bosco, Val Bratica (19/8/2010)
つぼみがふっくら、、、私の近所ではまだヒナゲシは見かけてませんが、3月19日にモデナのチェントロを車で通り過ぎた時、ヒナゲシが咲いているのを見ました。
今年は、どの花も開くのが早い気がします。
蝶を呼び寄せるヒナゲシ、、、ぜひ開花したら、アップしてくださいね!
では、花冷えしませんようご自愛くださいませませ♪
それと前述の言葉の乱れは、どの国も同じなのですね。ネットの影響もあるのでしょうが、語彙の乏しさもさることながら、筆記力にもがっかりさせられることがしばしばです。仕事上、経営者の方たちと接することが多いのですが、最近の二代目、三代目の若いトップの方たちは幼稚な字体で悪筆が多くて…昔の社長と言えば、どの方も達筆で、その字体を見ただけで人柄が偲ばれるというか…とこの辺りにしておかないと諸に語ってしまいそう…しかし、せめて人が解読出来る文字と文章は綴れよ〜あっ更に愚痴が。なおこさんにとても共感する記事でした。
先日みたらタイトルが自動的に変わっていたのでびっくりしていました。
なおこさんの語学に対するあくなき追求心には感服しています。1%でもその向学心が自分にあったら、、と思いますけど客観的にみてこれは無料だな^^;
色々なお花が咲き始めてワクワクする季節ですね。
ヘビイチゴはこちらでも雑草のごとく伸び続けていますよ。
すぐに追いつきますよー!
やはり少し品種は違うような気がいたしますが
とても美しい色ですね(^^♪
このお花、今頃が季節なのですね!
日本では、早くから咲いてはいましたが、今の時期に一番お花がたくさんついてると思います♪
酸性土を好むとはしりませんでした!
「ひなげし」、私もエッ(@_@)と思いました!
今日、5月にフランスで見た「ひなげし畑」をアップしたところだったので余計に不思議な気がしましたよ!
最近は、お花も温暖化や異常気象で変わりつつあるのでしょうか?
ひなげしのお花、種類があるとのこと、楽しみにしていますね~(*^_^*)
はい、花が咲いたらご報告します。今朝も見に行ったのですが、まだまだつぼみが固いようです。ありがとうございます。まきさんもどうかお元気でお過ごしくださいね。
経営者の方でもそういうことがあるんですね! 学校でも、特に理科や数学の先生は、すばらしい文章を書かれる方と、この文はあまりにもという方の差が大きくて、それも読書量の差だったのだろうなと思います。自分が必死で1代で会社や店を築いた方は、代々続いた店を受け継ぐおぼっちゃんに比べて、ずっとずっと読書量も多く、頭も使われ努力もされた、そういうことでしょうか。解読できる文字と文章、人に見て作業をしてもらう必要があるのであれば、それは不可欠ですよね。携帯電話を幼い頃から使う世代は、書く力や語彙力が格段に落ちていると、イタリアの学校の先生も嘆いていました。
ヘビイチゴ、和名に「エゾ」とあるのでびっくりしたのですが、イタリアでも確かに高い山でよく見かけるので、涼しい北海道ではよく育つのでしょうね。雑草のごとく伸び続けるなんて、うらやましいです。
http://www.camelielucchesia.it/stella-di-compito/
わたしは日本の椿は冬に咲くように覚えていたのですが、日本も今花が一番多いんですね! わたしもどういう土を好むかなど日本では意識していなかったのですが、イタリアでは我が家やミジャーナも含めて、土壌がアルカリ性の場合が多く、そのため日本ではよく見かける椿やアジサイ、クチナシなどの花を地面で育てるのが難しい場合が多いのです。イタリアでも火山が近くにあるなどの理由で土地が酸性で、上記の椿の里のように、こういう花が地面にも育つ場所もありはするのですが。
そうですよね。去年の記事を見ると、5月5日の記事に「最近次々と花を開き始め」とあるので、例年に比べて1か月以上早い気がします。この数日妙に暖かかったのが、昨日から激しい北風が吹き、ひなげしたちの花もとまどっているのではないでしょうか。
隣り合わせで咲く椿の花。形、色とも見事に美しいですね~!
鮮やかなピンク色にため息さえ出そうです!
今年は桜の開花も例年より早いですから、
ひなげしももう直ぐ咲くのでしょうかね?
ひなげしは私の中で初夏の花、のイメージがあるのでやっぱりかなり早い気もしますが^^
旦那さま、植物にお詳しいとはいいですね~!
私も最近少しずつ花を愛でる時間が増えてはいるのですが、
一向に花の種類には疎くて(苦笑)
葉を見ただけでどんな花が咲き、実がなるのか分かるとは
素敵なことですね♪
最初は一方はつぼみで、花の開きにかなり差があったので、しばらく暖かい日が続いたからか、二つともそれはきれいに咲いていて、びっくりしました。わたしもただただ感嘆しました♪
実は今年夫は、ちょっとまきすぎたかなというほどヒナゲシの種をまいたのに、今のところここまで大きく育ってつぼみまでつけているのは、テラスに近いこの一株だけなので、とても不思議です。わたしもヒナゲシは初夏というイメージがあったので、つぼみを見つけて、びっくりしました!
まさみさんたちご夫婦は、その代わり、ワインにお詳しいではありませんか。一杯でほろ酔いを通りすぎてしまうわたしは、ワインの世界はなかなか。花や実を葉で識別できるようになったのは、うれしいです。昨年は野草講座にも薬草学講座にも通ったので、他の先生や専門家からも、たくさん学ぶことができました。
最近は、少しずつ暖かくなり、お庭があると、ガーデニングが捗る時期ですね(^ ^)色々な美しいお花に囲まれた生活、とっても羨ましいです♪
シクラメンは書かれている通り、秋から冬に綺麗なお花が咲きますね!我が家は、毎年冬に物寂しくなるのでシクラメンを買うことが多いです!(ベランダですが・・・)何色のシクラメンが咲くのでしょう!わくわくですね。
↓この前のコメント返信についてですが、五十肩の中でも、この病名は重症なのでしょうか。。超音波検査を、処方してくれ良かったですね。イタリアでは主張し続けないといけない場面も多いのですよね。かかりつけ医にしっかりと伝わり良かったですね。
野菜を切ることも辛かったとは!(><)日常生活にも支障が出るというのは、本当に辛いですね。
このようなお話をうかがうと、本当にストレッチの習慣は大切なのだな、と身に染みて感じます(最近は全くやっていないので、また始めなければ・・・^^;)
なおこさんは、長らくパソコンでの作業や書き作業が多かったのですね、私も日本で働いていた時は、パソコン作業ばかりだったので、その時から肩こりがひどかったです。
あとはパソコンを使う時の姿勢も大切だったり、イスなども良いものを使った方が良いと聞きますね。
どうかお大事になさってくださいね。涙
あと、Fiorfiorの子羊チョコでしが、ここ2,3年、こちらでは、毎年見かけていますよ(^^)
いろいろ言って、ようやく検査を処方してくれたのですが、やっぱりイタリアではもっと強く出ないといけないなと思いました。Patataさんは、まだまだお若いので、今のうちから時々全身をしっかり使って運動されておくと、後で健康な生活が送りやすいと思います。自戒も込めて…… イスは数年前に最適な姿勢で座れるものに買い換えたんです。痛みがある頃は姿勢にも体操にも留意しているのに、のど元過ぎるとうっかりして、姿勢が悪くなり運動不足になりがちなので、これからはもっと気をつけなければ! 温かいお言葉、ありがとうございます♪ Patataさんも、季節の変わり目ですが、お元気でお過ごしくださいね。
COOPの子羊チョコ、もうずいぶん前から出ていたんですね! それなら、きっとこちらの店でも出ていたと思います。
花粉症なので、晴れた日が続くと、花粉の飛散量が多い日の高い時間は避けるのですが、そうすると北風が寒いしと、空模様や風の強度とにらめっこして、庭行き時間を決めているわたしです。