2016年 04月 15日
ブログのおかげ、シモーネ・クリスティッキと写真
foto: Emanuela Lamanu
おとといのコンサートを知ったのも、思いがけずこうして、サンレモ音楽祭で2007年に大賞を受賞した人気歌手、シモーネ・クリスティッキとの写真を、撮ってあげようとエマヌエーラの方から言ってもらえて、クリスティッキ自身にも快くいっしょに写真を撮ってもらえたのも、ブログのおかげです。
テレビやラジオでは歌を聞いたことがあったシモーネ・クリスティッキの歌と舞台を、わたしが初めて生で見て、感動したのは、昨年9月です。トラジメーノ湖畔の町で開催中の文通まつりで、かつて精神病院に閉じ込められ心身共に苦しみの多い生活・人生を強いられていた人々の手紙を、クリスティッキや俳優たちが歌と朗読・芝居を通して紹介し、虐待された患者たちの悲しみや医師・看護婦たちの非人間的な残酷さを伝えていました。
わたしがブログを書く目的の一つに、イタリアや日本の、世界のすばらしいもの、すてきな人について多くの人に知ってほしいということがあります。それで、後日、この精神病院からの手紙(Lettere dal Manicomio)の舞台について、ブログの記事を書き、フェイスブックの文通まつり(Festival delle Corrispondenze)のページでも紹介したところ、クリスティッキたちの舞台の企画・運営に携わった人たちが読んで、それは喜んでくれ、それがきっかけで、フェイスブック上の友人になった上、その後、文通まつりの別のコンサートなどで、実際に出会うことを重ねて、お互いにさらに知り合うようになったのです。コンサート当日は、たまたまわたしと夫が座っていた席の後ろに、彼女たちがクリスティッキと共に座ったこともあって、食事をしていたら、「なおこ、ワイングラスを持って、ちょっといらっしゃい。写真を撮ってあげる」と、声をかけてくれたのでありました。
シモーネ・クリスティッキは、テーブルでも舞台でも、気取らず笑顔の優しい好青年でした。犬も歩けば棒に当たる、ブログも書けば有名人と写真が撮れる、そういうこともあるのだなと思いました。
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Grazie al mio blog, ho potuto godere delle due visite esclusive a Firenze per blogger, conoscere molte persone, ottenere diversi lavori e poi ...
fare la foto con Simone Cristicchi!
E' bravissimo, intelligente e anche molto simpatico.
Grazie mille, Emanuela per la fotografia :-)
Bad King, Perugia 13/4/2016
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LINK
- SIMONE CRISTICCHI - Sito Ufficiale
- 人気若手歌手シモーネ・クリスティッキ、ペルージャ / Simone Cristicchi a Perugia 1 (13/4/2016)
- 真に危険な狂者はだれか、シモーネ・クリスティッキ 文通まつり / “lettere dal Manicomio” – Simone Cristicchi, Festival delle Corrispondenze, Monte del Lago (13/9/2015)
ブログのおかげで、私はなおこさんとお知り合いになれたのでとてもいろいろなイタリアのことが知れて、充実した日々を送れていると言っても過言ではありません!
旅行をしてその土地のことを知るというのも素敵なことですが、費用も日数もかぎられた旅行ではあまり多くを知ることは出来ないです。そして、在住の方と知り合うことはまずありません!
ブログのお友達は、実際に会うことはなかなかありませんが、いろいろなことを教えていただき、時には助言いただき、楽しい会話ができ、ほんとに良いことばかりです。
なおこさんのように、有名人(歌手)と知り合いになるというのは、なおこさん自身が素晴らしい人だからですよ(*^^)v
素敵な活動もされてる歌手の方、ほんとにきさくで素晴らしい方ですね~(^^♪
これからも、素敵な記事をお待ちしています♪
もう20年前のことなんですね!
時が経つのが早いもんです。
>2枚目の写真、池に向かって伸びる枝の、枝ぶりがみごと
その湖はモンキーポッドという大きい木に囲まれていますよ。樹齢はほどんと100年以上ですよ!
>花も何だかめずらしい花で、椿に似ていてきれいです。
それはホウガンノキなのですよ。実はたしかに砲丸みたいです!
それは、私もアリスさんと同じように、なおこさん自信の誠実なお人柄であればこそだと思います。
私は今、なおこさんのブログのおかげでシモーネ・クリスティッキさんの歌を、お話を初めて聞いています。
言葉はわかりませんが、心に染み入る歌で胸がいっぱいになりました。
ありがとうございます!
有名人と知り合えたと言っても、以前も今回もツイッターで記事を知らせたらイイネをもらい、舞台とコンサートは存分に楽しんだものの、会ったのはほんの一瞬だけなんですよ。シモーネ・クリスティッキの笑顔がはずんでいるのは、撮影している人が気心が知れた人であることと、わたしはカメラの前で緊張していて気づかなかったのですが、イタリアでは写真撮影の際にはふつうはしないピースサインを、日本のわたしとだから撮影に当たってしようとかなんとか、他の人とあらかじめ話していたので、それでうれしそうなのかもしれないなと今思ったりしています。
そうなんですね。枝ぶりの美しいみごとな木ですね。花の名前もありがとうございます。実から名前が来ているのでしょうか、おもしろいですね♪
お二人にそこまでほめていただいて恥ずかしくないよう、頑張らなければと思うわたしです。クリスティッキの歌も聞いてくださったんですね! Ti regalerò una rosaは、患者を人とも思わぬ医師や看護婦よりも、実は精神病患者たちの方がずっと愛や思いやりを持ち、人間らしい人間だったのだということ、虐げられた彼らのせつない、やるせない苦しい思いや、それでもあふれる愛情が、せつないほど伝わってくる本当にすてきな歌だと思います。サンレモ音楽祭での大賞受賞にふさわしい歌であると共に、こういう社会的問題を問いかける歌であえて臨んだクリスティッキと、そういう歌が大賞に選ばれたことが、すばらしいと思います。こちらこそ、ありがとうございます!