2016年 05月 30日
フランス語学習再開と突然のフランス旅行

2012年からフランス語の学習を始め、 『フランス語のABC』と『新・リュミエール』を一通り終え、イタリア語話者向けの入門書や問題集にも取り組み、フランス発フランス語音声学習誌、『bien-dire』を2年間年間購読したものの、ながら聞き・積ん読に傾いていたため、すでに手元にある13冊を読み返して勉強することにして、購読をやめ、ジュール・ヴェルヌの冒険小説を中心に、フランス語の小説も何冊か読んだのですが、この2・3年は、たまに歌やbien-direの音声CDをながら聞きし、France24のテレビ番組をぼんやりと見て、時々フランス語の小説を読むくらいで、机上の学習からはすっかり遠ざかってしまっていました。
DELF B1対策の問題集を3冊買って、どれもほんの少しだけ問題を解いたものの、問題の正解率は悪くないのですが、知らない表現や語彙、気になり定着していないように思われる文法事項が見つかると、ついきちんと調べないと先に進めない、進んでも意味がない気がして、けれども、そこまで根をつめていろいろ調べるのはめんどうで、結局は勉強そのものを投げ出してしまったのです。
そこで、入門書はすでに2冊終えたものの、まだどんどんB1の問題集を解き、さっと答え合わせをして先に進んでいけるほどはフランス語の力がないことに気づきました。その上、この数年机上学習をさぼっていた間に、せっかく学んだ文法事項や語彙も、記憶があいまいになってしまっています。
それでこの春、日本語能力試験N3合格を目指す生徒さんに教えるための教科書・問題集を購入したとき、わたしも自分のフランス語学習用に、この2冊を買いました。今日の授業中に聞いた、生徒さんの学習の進み具合には遠く及びませんが、わたしもようやく一歩を踏み出しました。
実はやむを得ぬ事情に駆られてのことなのです。テロ事件もあり、フランスは遠く物価も高いので、わたしは今年はイタリア国内の旅行ですまそうと考えていたのですが、最近になって突然、友人からフランス旅行への誘いがあり、ただし、彼女と同行する二人は、わたしも夫もあまりよく知らない宗教心に篤い人なのでした。この数年は、カトリック教そのものや一部の神父さんの頭のかたさや懐の小ささ、排他的な面が気になって、ミサに行っても、なるほどと学べるときもあるものの、心の中で「それは違うだろう」と思いながら聞くことがあり、初めて旅行の誘いを聞いたときは、カトリック教への信仰に重きを置きすぎた旅であれば、わたしはそれよりは自然の中を旅したいと考えて、あまり乗り気ではありませんでした。
モン・サン・ミッシェルにいつか行きたいという思いは、けれどもありました。そうして、夫が一人でも行くと言う上、ちょうど結婚記念日の直後に旅行が予定されていることもあって、結局は、わたしたち二人は1週間早く出発し、翌週は友人たちと合流して、彼女たちの計画する旅行に同行することに決めました。このところはそのため、行く・行かない、旅程はどうする、交通手段はどうするかで、何かと決めることが多くて慌ただしかったのですが、確か二人で行くことと旅行日程の大枠を決めたのが先週水曜日で、出発が約2週間前に迫って値段が高くなり、いい時間帯も見つかりにくい航空券をなんとか予約・購入したのは翌木曜日です。
友人たちとフランスで合流し宿泊するシャルトルの宿を昨日予約し、今日になっても、まだ旅行の日程がはっきりしないものの、出発予定の6月11日土曜日まで、あと12日となった今日、せめて旅行を何とか乗り切れるだけのフランス語力はつけなければ、取り戻さなければと、新しいフランス語学習書2冊の前書きを読みました。
前書きを読んでみて、アマゾン日本に書かれた評価・感想を参考に選んだこの2冊が、わたしのように、すでに一通り入門・初級の学習書を終えて、初級の内容をおさらいし、中級につなげていくのは、うってつけでありそうだと、うれしくなりました。
2冊のページ数を合計し、12日で割ると、1日あたり33.6ページという無茶な数字が出ます。そこで、今回は『コレクション フランス語3 文法 改訂版』のみを、できるだけ出発前に終わらせるつもりで、毎日学習に取り組むことに決めました。183ページを12で割ると1日あたり15.25ページとなります。今日は前書きを読み、第1課・第2課の14ページを勉強しました。
『コレクション フランス語3 文法』では、逐一辞書を引く必要がないように、例文や説明、構成がよく工夫されています。さらに、最初から文法の説明を与えるのではなく、例文を通して自分で推測してみましょうという、外国語学習、いえ、すべての学習で効果的な、自分の頭でまずしくみを考えるという流れになっています。与えられた公式や文法事項を覚える方が楽だという人には合わないかもしれませんが、わたしは、こんなふうに単に言われた文法事項を練習するのではなく、しくみを考え思い出し、語彙を学びながら力をつけられる、この学習書が気に入りました。
出発前には旅程や宿、交通手段を決めて予約する必要があり、仕事や肩のリハビリ、この2か月ほどどういうわけか痛みがひどくなる一方の左肩の超音波検査、皮膚科の診療など、いろいろな用事が立て込んでいます。ただ、せっかくフランスに行くのですからそれをフランス語再学習の機にと、あと12日しかないのではありますが、勉強に取りかかりました。今日はフランス語瞑想講座も始まったのですが、講座は5日遅れでも聴けるので、参考書の学習の方を優先しました。頑張ります!
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Ho ripreso lo studio del francese!
Finirò il manuale, "Collection le français 3. Grammaire" (191 pagine)
in 12 giorni per il ripasso.
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関連記事へのリンク
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参照リンク / Riferimenti web
- コレクションフランス語〈3〉文法 (<CD+テキスト>)
- 解説がくわしいフランス文法問題集



それは大変でしたね。同じ時期にちょうど旅行をされるんですね。どうか思い出に残るいい旅になりますように♪
モンサンミッシェルのほうは、やはり遠くから眺めてこそだなあと思いました。あ、これはノイシュヴァンシュタイン城にも言えるかも....
アニバーサリーを兼ねてのフランス旅行、楽しんできてください!写真とお話、楽しみに待っています。
↓↓のバラの数々、本当にきれいです。模様のはいった種類もいいなぁ~。うっとりとしてしまいました。


すごいフランス語の勉強計画ですね。
私もこのところ家の用事に加え、風邪をひいて熱をだしてしまったりして勉強のできない日が続いていました。
少し離れるとすぐ色々と忘れてしまいます。今日は6月1日、
私も仕切り直しをしようと思います。
ところで、モンサンミシェルですが私も4年前に行きました。昨日の海外ニュースで先端にある聖ミカエルの像は避雷針の役目もしていて、ここで金箔での修復を終えて再び取り付けられたということでした。なおこさんはピカピカのミカエル様に会う事になりますね!
肩の痛みが激しいとか、、心配ですね。
旅行の準簿をしながらもご自愛ください。
モンサンミッシェルは、風景の美しさもですが、聖ミカエルゆかりのイタリアの聖地をすでに訪ねていて、イギリスからイェルサレムまでそうした聖地が直線上にあると言うので、そういう意味での興味もあります。カトリック教会という権威そのものには、最近抵抗を感じるものの、フランチェスコ教皇や聖フランチェスコ、聖ミカエルなど、分け隔てをしない人やその教え・生き方には感服しているのです。ノイシュヴァーンシュタイン城は、日本の大学の第二外国語にドイツ語を選んだので、その美しさに魅せられて、大きなパズルを購入して作って、机の前に飾っていました。なつかしいです。
フランス語はイタリア語と語彙や文法は似ているものの、発音が文字表記と乖離していて一筋縄ではなかなかいきません。長い間さぼってしまったのが残念ですが、あと10日間、頑張ります!!
mokochanさんもモンサンミシェルに行かれたんですね! なんと避雷針の役割も果たしているとは。ありがとうございます。肩はいたわりながら過ごしています。

わたしもEuro2016のことは気づいていて、ただ他都市で行われる試合も多く、試合観戦者が増えてくるのは上位チームが決まってからかもしれないというのも、友人たちと合流する1週間前に出発することに決めた理由なのです。
わたしもフランスでの状況を見守りつつ、旅程の考案や日程の変更を検討したいと思います。本当にどうもありがとうございました!