2016年 06月 01日
女とイタリア語・日本語

イタリア人に、日本語ではdonnaを「おんな」と言うのだと教えると、にんまりうれしそうな顔をする人がたまにいます。イタリアの人は、特に日本語のかなを学んでいない場合や学び始めは、頭の中でいちいち音をアルファベットに置き換えて考える場合が少なくありません。そうすると、アルファベット化した(ローマ字書きの)onnaとイタリア語のdonnaの発音もつづりもひどく似ているように思えるので、にやりとするのです。
イタリア語のdonnaの中には、日本語のonnaが隠れている!
似たような例ですぐ思いつくものに、キツネやアナグマなどが地面に掘って住みつく「穴」を指すイタリア語、tanaがあります。野生の動物が隠れ住む場所を指すことから、転じて人の「隠れ家」を言うようにもなりました。この言葉でも、イタリア語のtanaの中に、日本語のanaが隠れています。
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La parola italiana DONNA comprende la parola giapponese
ONNA (女 o おんな) che significa donna!
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おんな=donna,ちょっとしたことですが、似てると嬉しいもので、また、記憶する時も簡単に出来てしまいます。音から入ると、右脳が記憶するからでしょうか?オペラの歌詞なども、全然言葉がわからないのに、何度も聞くとメロディーを覚えていて不思議には思うのであります。
複数の感覚、たとえば視聴や聴覚などを組み合わせると記憶力が定着しやすくなることが、外国語教育研究で明らかになっています。視聴覚教材が大切なのは、興味を引き、分かりやすく提示する上に、そういう効果も望めるからなんです。