イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia 日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより

飛蚊症・後部硝子体剥離と旅行@イタリア後編

 金曜の夕方は、月曜の朝一番の眼科診療と眼底検査の予約が取れてほっとしていました。(詳しくはこちら)ところが、夜間うちの照明がついている間も、何となく左目の視界の左下に、時々白いきらめきが見えるような気がしていたのが、夜間電気を消してからもわずかな間隔をあけて見えるようになったので、これはいけないと不安になりました。夜も遅く、風邪を引きかけていた夫がすでに寝入っていたので、他の部屋で電気をつけて、視界がゆがんでいたり狭まっていたりしないことを確認して、翌朝一番にバスを乗り継いでシルヴェストリーニで救急診療を受けることに決めました。

 翌朝は夫が車で病院までつき添ってくれました。眼科の救急診療を受けるための手続きは、3年前と同じです。(詳しくはこちら)眼底検査をしての診療も前回と同じなのですが、違うのは症状と診断で、今回は、後部硝子体剥離(distacco posteriore di vitreo)が起こっていました。困ったのは、確かに急を要したのは左目だけなのですが、左目だけしか検査してくれなかったことで、そのため、結局、救急診療の医師が勧めるように、月曜朝も予約していた朝の8時に、同じ総合病院を、今度はわたし一人でバスで病院を訪ねました。と言うのも、土曜は夫が病院まで同行してくれたのに、結局診療室には、わたし一人しか入ることが許されず、夫は外で待たなければいけなかったからです。

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 月曜朝の診療では、左目に後部硝子体剥離以外に異変が起こっていないことを確認してもらい、右目も眼底検査を受けました。日曜から月曜にかけても、相変わらず白い小さなきらめきが見え、しかも見える方向や位置が少しずつ上方かつ顔の近くへと移動していて、不安だったのでほっとしました。右目は幸い、今のところ硝子体が網膜にしっかりくっついているそうです。

 土曜には20~30日後に再び眼底検査を受けに来るようにと言われていたのですが、月曜には期間が短くなり、15~20日後にと言われました。そうして、離れてしまった硝子体が再び網膜に付着することはないけれども、わたしが以前に処方してもらった栄養補助剤に効果があるかと聞くと、1か月おきに飲んだり飲まなかったりを繰り返してみてもいいけれども、確かに効果があるというわけではないとのことです。今も硝子体が少しずつはがれている最中で、網膜を強く引っ張って、網膜剥離を引き起こしてはいけないので、頭を急に下げたり、ひどく重いものを持ったりするのを避けるようにと、指示がありました。Deve stare tranquillaと言われたのが、安静にしなさいということか、それとも単に安心していいということだったのかと、うちに帰ってから気になりました。と言うのも、かかりつけ医には、旅行中には家でほどはふだんの動作に注意を払うことができないから、できれば旅行は、20日後の再検査までは、避けた方がいいと言われたからです。

 ただ、掃除をしたり、花に水をやったりするにも、重いものを動かしたり、頭を下げたりする機会は多いので、最初は旅行は延期しようかと思ったのですが、夫もすでに休暇を取っているし、友人たちと共に旅行する期間もあるため、用心をしながら、旅行をすることに決めました。

 急な動作をしてはいけないというのは、ぎっくり腰の後遺症がつらかった頃、祖国で医者をしていた義弟の奥さんにも聞きました。自分では意識していなかったのですが、急に立ち上がったり、地面に落ちたものを拾おうと、急に上半身を曲げて手を伸ばしたりすることがわたしは多いので、そういう突然の動きに、腰の痛みが誘発されることに、言われて初めて気づきました。先ほどトルコロを焼いて、オーブンの中をガラス窓越しに眺めながら、焼けたかどうかと時々眺めたのですが、気づくとつい、急に頭を下げがちの自分がいます。

 飛蚊症・後部硝子体剥離を防ぐには、とにかく水を毎日十分に飲むことが必要だとのことで、そうして水を1日1.5~2リットル飲むことは、合成化学薬品を使わずに花粉症に対応する療法の一つでもあります。皆さん、毎日水をたくさん飲みましょう。

関連記事へのリンク
- 飛蚊症・後部硝子体剥離と旅行@イタリア前編 (6/6/2016)
- 瞳の煙と眼科救急診療、ペルージャ (12/5/2013)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by London Caller at 2016-06-09 06:05 x
たいへんでしたね!
フランスの旅行はどう?
延期したほうがいいと思いますね。
もう少し我慢してください。
目は大切なものですから。
Commented by butanekoex at 2016-06-09 10:23
目の不具合は、大変な不便を強いられるだけでなく、
ストレスも計り知れないこととお察しします。
普段、健康であれば全く意識しないような急な動きも、
してはいけないと思った時に気づくのですよね(^^;

一日も早く回復されますように。
また、お友だちとの旅行も、何事もなく
楽しく過ごせますように。
Commented by milletti_naoko at 2016-06-09 20:13
London Callerさん、ありがとうございます。わたし一人だけなら延期・中止するのですが、夫や友人と共に宿や飛行機を取ってあるので、今回は用心をしながら旅行することにしました。十分に気をつけます。
Commented by milletti_naoko at 2016-06-09 20:15
butanekoさん、ありがとうございます。ただでさえ予定が立て込んでいるところにではあったのですが、旅行前に余裕を持ってで、旅行中ではなかったことに感謝したいと思います。

今朝になってようやくパリでの宿を予約しましたが、まだあさってはフランスという実感がありません。
Commented by miwa at 2016-06-09 22:52 x
なおこさん、こんにちは。イタリア語も交え丁寧に症状や手続きを説明してくださって、いつもの事ながら感謝しています。同時にとても心配しています。家にゆっくりしていたら絶対大丈夫という保障もないでしょうが、どうかどうか無事にご主人やお友達と楽しい時間を過ごされます様に願っています。主人が少し早めの有給をとったので、私たちもこの週末から約一週間Castegion fiorentino近辺のホテルに滞在しながら、トスカーナやできればウンブリアの小さな町を旅しようと思っています。初めて長距離を運転する予定なので、少し興奮気味です。お互い旅を通して良い出会いがあるといいですね!
Commented by mokochan at 2016-06-09 23:41 x
なおこさん、こんばんは。
景色の良い所でのんびりと、パソコンからも離れて目も身体も休ませたほうが。。。などと私も思ってしまいます。
今日の海外ニュースでフランス国内ではパリでもゴミの収集が行われないとか電車もストをしているとか。。なんだか大変そうですね。どうぞご無事で楽しんできてください。
私は来月父に付き合ってイギリスへ行きます。イギリスも今月はEUからの離脱についての国民投票があるとか。。どの国も
大変です。それにひきかえ日本では東京都知事のくだらない問題で毎日もめてます。日本も東京こそ色々なことに備えなくてはいけないのに、くだらないことに時間を裂いている場合ではありません。東京都に税金を払っているわけではないのですが
腹のたつことです。。
イタリア語は本当に少しづつ聴こえるようになりたいです。。
Buon viaggio!
Commented by italiashiho2 at 2016-06-10 05:13
こんばんは!

そうでしたか、やはり硝子体の剥離でしたか、知られた時はやはりショックだったろうと思いますが、

なおこさん、先日書きました様に、私はもう既に9年ほど両目をその状態で過ごしていますから、
大丈夫ですよ、特別にご心配されないように、と申し上げます!
ただご旅行の様子ですから、くれぐれも疲れすぎないよう、しっかり夜は休まれるよう、ご注意下さいね。

私もこの記事を拝見して、水をたくさん飲むのが良いと知りましたので、なるべく守るようにしようと思います。

良いご旅行でありますように!!
Commented by milletti_naoko at 2016-06-10 16:09
みわさん、ウンブリアの近くまでいらっしゃるんですね! せっかくの機会なのにお会いできないのは残念ですが、美しい緑や自然、中世の町が多い地域だと思います。ありがとうございます。みわさんもどうかすてきな旅を! 本当にいい出会いがあるといいですね。5年前に教えた生徒さんも、ちょうど久しぶりにウンブリアに戻ってくるからようやく会えるはずだったのも今回の旅行中なのですが、いつかきっといろんな方に会える機会は来るものと、次の機会を楽しみにしています。
Commented by milletti_naoko at 2016-06-10 16:21
mokochanさん、こんにちは。ありがとうございます。今回は慌てずゆっくり旅を楽しみたいと思います。夫には、急にしゃがみこんで、道端の花を撮影するのも目によくないのではと指摘され、頭を下げる必要のない場所の撮影に専念しようとも思いました。写真の撮影も、そう言えばわたしは左目を使うので、そういう意味でも左目を酷使してきたかなという気がします。レンズであれば両目をそれぞれちゃんとした視力まで持っていけるのですが、眼鏡だと、左右の視力の差が強すぎて、頭痛などを引き起こさないために、右は0.5程度だけ見えるようにしか強制していないからです。

来月イギリスにいらっしゃるんですね! お父さまとの旅行というのもすてきですね。本当に、最近ヨーロッパの国はどこもいろいろともめごとや問題を抱えています。

イタリア語は大丈夫、読む機会や時間を増やし、文法も学習しつつ、7割り方なら聴き取れる程度のイタリア語、あるいは、内容を文字で書き起こしてあるスクリプトがあってそれほど難しくないイタリア語の音声を、少しずつ聴くようにすれば、聴解力は確実についていくはずです! 過去のメルマガに歌や小説などの朗読音声、映画の一場面を音声と共に、イタリア語学習教材として取り上げているものも多いので、ぜひお役立てください。
Commented by milletti_naoko at 2016-06-10 16:48
しほさん、硝子体剥離は残念なのですが、網膜剥離を心配していたので、今のところ硝子体だけで網膜に問題はないと知ってほっとしました。光視症が今もあり、ということは、硝子体が今も離れている最中で癒着している網膜をひっぱっているわけで、その間は注意が必要だなと感じています。

ありがとうございます。経験されたしほさんのお言葉、心強いです。
by milletti_naoko | 2016-06-08 21:54 | Sistemi & procedure | Trackback | Comments(10)