イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia 日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより

ホクロ・シミの皮膚科診療でびっくり@イタリア

 去年、親しい友人が、風邪をこじらせて、かかりつけ医の診療を受けたとき、たまたま放置していたら命にかかわったかもしれないという悪性の黒色腫(melanoma)が見つかり、幸いすぐに手術をして、事なきを得たということがありました。わたしは、幼い頃に日焼け防止対策などいっさいせずに、海や山でいい色に焼けたためもあり、また、イタリアでは日焼けに気をつけているものの、たとえば巡礼中の炎天下や登山中に汗が流れても、いちいち日焼け止めクリームを塗り直すわけにもいかず、50歳に近づきつつあることもあって、近年目立つシミ(macchia)が顔のあちこちにできてきています。

 友人の件をきっかけに、夫がわたしの顔に増えていくシミを気にし出して、皮膚科で診察を受けるようにと、口うるさく言うようになりました。年齢と日焼けによるものだからと、最初は聞き流していたのですが、ひどい近眼のわたしが、眼鏡なしで鏡をのぞいても、シミが目立つようになってきたため、自分でも心配になり、皮膚科で診てもらうことにしました。

 イタリアの公立病院で、検査・診察を受けるには、時間と辛抱が必要で、例によって、まずは診療所の待合室で長い間待ったあと、かかりつけ医(medico di base)に事情を話して、皮膚科での診察が必要というカード(impegnativa)を発行してもらい、それを持って、病院の予約もできる薬局(farmacia)に行きました。数週間後に空きが見つかったので、その日時に予約を入れてもらい、診察料も前払いしておきました。

 そうして、昨日、その予約当日に皮膚科の診察を受けました。医師名は予約時に、すでに紙に印刷されていました。名前を見て女医さんだと安心し、時に突然の担当医変更はあるものの、昨日診療してくれたのは、紙に印刷されていた女性医師でした。

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Si trova qui l'Ambulatorio di Dermatologia
Via Enrico Dal Pozzo (Zona Monteluce, padiglione X, 1° piano)

 皮膚科はイタリアで、すでに2、3度、診療を受けたことがあります。ところが、今回はこれまでとは勝手が違い、わたしは確かに顔にもホクロ(neo)が多いのですが、かかりつけ医が、ホクロの診察という指示をしていたためでしょう、診察室でいきなり女医さんから、服を脱ぐように言われてびっくりしました。それで、ビキニを着たことがないわたしが、ちょうどビキニのような出で立ちの下着姿になって、診察台に横たわって、全身のホクロを診てもらうことになったのですが、顔のシミが気になって診てもらいに行ったので、こういうことになろうとは、まったく予測していなかったため、びっくりしました。

 気になるシミやホクロを拡大して見るために、そういう箇所に液体を塗布する必要があるとは、診察のあと尋ねて聞いたのですが、横たわりながら、ひざや腕など、あちこちに、水分が塗りつけられていったので、診察を受けながら驚きました。結果は幸い、ホクロもシミもすべて悪性のものはなく、シミは予想していたとおり、日焼けによるもので、女医さんから、晴れた日の外出時には、SPF50の日焼け止めクリームを塗るようにと、指示がありました。

 数年前、ペルージャ中心街の薬局で、SPF50の日焼け止めを買おうとして、SPF50は肌への負担が大きいので、一番日光が強い時間帯や、長い間戸外にいる場合以外は、SPF30で十分だし、肌に優しいと勧められ、どこかで同趣旨の記事を読んで以来、わたしはそう助言されたとおりの日焼け止め対策をしていました。また、以前は薬草専門店、erboristeriaの気に入った業者の基礎化粧品に、日焼け止め効果がなかったので、夏の特に日ざしの強そうなときに、化粧の前に日焼け止めクリームを塗るだけにしていました。ただ、そうして数年経ってみて、年齢を重ねたためでもあるのですが、最近目立ってシミが増え、大きくなってきたこともあり、それではいけないなと感じていました。

 女医さんに、かつて薬局で聞いた助言について話したのですが、「あなたの肌ではSPF30では日焼け止めには不足で、SPF50でないといけません。」と言われました。そうして、シミを取り、かつ日焼け防止にもなるクリームを処方できるけれども、自然成分だけのクリームが希望なら、処方はしないでおきましょうと、つけ加えたので、「すでに薬草専門店で、自然成分を使った日焼け止めクリームや、シミ対策の基礎化粧品を購入しています。」と、返事をしました。

 ついでに、なんと顔の額の中央に、無色の小さなイボを見つけてくれました。こちらは除去ができるクリームがあるからと処方してくれたのですが、昨日は午後、日本語の授業や新しい生徒さんとなるかもしれない人との面談があって時間が取れず、まだ購入できていません。

 シミが増えているのは残念で、いきなり服を脱ぐように言われてびっくりしたのですが、悪性のシミやホクロが今のところはいっさいないということで、安心しました。定期的な診察が必要だからと、次回は1年後に皮膚科の診察(visita dermatologica)を受けるようにと指示をもらって、診察室を後にしました。

参照リンク
- 女性の美学 - SPF50は肌に負担?検証!日焼け止めはSPF30で十分?

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by London Caller at 2016-06-11 05:42 x
皮膚がんはアジアでは患者はあまり多くないと思いますね。
アジア人にとって「色の白いは七難隠す」という道理よくわかっていますから。^^;
ヨーロッパ人ならぜんぜん違いますよね。
日焼けの問題だけじゃなく、皮膚老化の問題も出ます。
よく笑ったら、顔のしわも出ていますよ。
どうしよう〜^^;
Commented by milletti_naoko at 2016-06-11 07:01
London callerさん、確かにアジアは白い肌を好む国も多く、ヨーロッパは紫外線が強いように感じます。マレーシアでも皆さん日焼けは避けるのでしょうか。
Commented by カンポ at 2016-06-11 07:43 x
なおこさん、
ホクロ・シミの皮膚科検診でも何事もなくてよかったですね。
私もそろそろ行かねば。。と思います。(まともな下着着ていかねばなりませんね・・。笑)

日焼け止め、Spf50や50+で負担が少ないもの、ありますよ。(もう日ごろにお使いのをお持ちのようですが。)
Heliocareというスペイン製の日焼け止めのシリーズです。リンクはコチラ⇒http://www.difacooper.com/aree/2/fotoimmunoprotezione.html
ケミカルフィルターのないタイプはコレです。⇒http://www.difacooper.com/fotoimmunoprotezione/prodotti/160/heliocare_360_mineral.html
Commented by milletti_naoko at 2016-06-11 08:14
カンポさん、さっそくいい情報をありがとうございます。HELANの商品が気に入って信頼していて、店を訪ねたのが閉店間際だったので、つい最近、あまり成分を見る間もなくSPF50の日焼け止めを購入したところなのですが、使い心地、そうして実際の成分をじっくり見極めてみて、もし問題があるようであれば、カンポさんお勧めの商品をぜひ試してみたいと思います。

カンポさんはすでに体験済みでご存じだったんですね! わたしは顔のシミのつもりだったので、全身見なければいけないから脱いでくださいと、いきなり言われてびっくりしました。
by milletti_naoko | 2016-06-10 17:10 | Sistemi & procedure | Trackback | Comments(4)