イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

大好きカンポ・インペラトーレ

 せっかくの週末は、遠出をしないと出かけたつもりになれないようで、夫はいつも遠くに行きたがります。片道2時間くらいかかる遠方に向かうのに、途中で修道院など、気になる道案内を見つけると、あと何キロメートルかも分からないのに、そちらの方向へと向かってしまう人なので、日帰りなのに、往復に結局5・6時間かかってしまうことも少なくありません。

 夫は、明日はマルケの海辺の自然公園を訪ね、あさってはウンブリア南方の川辺で、友人と魚料理を食べることを考えていたようです。ただ、そうすると、片道2時間かけて遠い目的地につき、炎天下を歩いて、また2時間かけて帰宅するということを、2日繰り返すことになります。

大好きカンポ・インペラトーレ_f0234936_7331094.jpg
Campo Imperatore, Abruzzo 18/7/2014

 それならばそれならば、確かに遠いけれども、涼しくて花がきれいで風景も美しいアブルッツォの高原、カンポ・インペラトーレに行きましょうと、昼食後わたしが提案しました。片道3時間半ほどかかる遠方ですが、1泊すれば、今日も明日もゆっくり風景や山歩きを楽しめますし、何よりカンポ・インペラトーレは標高が高いため、夏でも朝晩は肌寒いほどなので、涼しく過ごすことができます。遠いのですが、2度の別の場所への往復を考えると、運転・移動時間が少なくてすみます。

 遠いんだから日帰りはあまりにも…とあきれながらミジャーナに出かけた夫が、夕方、行きたいんだったら行ってもいいよと言います。そこで突然ですが、明日は朝8時から、アブルッツォに向かうことにしました。

 この記事は予約投稿で、金曜の真夜中過ぎに書いています。突然のことで、ディーパクの講座を2日分聞き逃してしまうことになりますが、とりあえず、こうしてブログの記事だけはきちんと書いて出かけて、楽しんで来ます。ただし、ムッソリーニが幽閉されていたというあのいつものホテルに、空室があるかどうかを確かめることができるのは、明日の朝8時以降ということなので、朝8時に、宿泊ができるかどうか確認する電話をしなければいけません。とても大きなホテルなので、どうかどうか空室がありますように。

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 記事がいいなと思ったら、ランキング応援のクリックをいただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ  

Commented by ムームー at 2016-07-10 08:59 x
なおこさん
おはようございます。
宿の予約はとれましたでしょうかぁ。
旅をお楽しみくださいね。
↓の夕日の美しいこと、神秘的ですね。
行ってらっしゃいませ~
Commented by ayayay0003 at 2016-07-10 09:49
なおこさん、カンポ・インペラトーレ、先日の宿を決めないで出掛けるというくだりから聞いた場所だったかな?と思い出していましたが、例のムッソリ―二がいたことのあるホテルのある場所でしたネ(^^♪
なおこさんたちが、あのホテルに泊まれて、また記事がアップされますように・・・と私も願わずにはいられません!
せっかくの週末にお出かけしたいという気持ちは、よく分かります(^_-)-☆
が、なおこさんが仰るように2日ともに移動距離があまりにも長いと帰宅してからのお疲れも相当なものになるというのも分かります!
中をとり、泊まりがけで出掛ける案、よかったですね(^^♪
2人で話し合って決めるところが素敵ですよ☆
私も、また帰られてからのアップ楽しみにお待ちしています。
何より、山歩きの植物などにも興味深々です(^^♪
スイスで見たのと同じようなお花があるのではないかな?と思うから余計に楽しみなのかもしれません♪
お気をつけていってらっしゃいませ。
Commented by suzu-clair at 2016-07-10 17:19
この週末も素敵なお出かけをなさっておられるのですね。
この一週間ほど、出張を含めたレッスン続きでほとんど時間がとれず、
またなおこさんの記事をまとめ読みさせていただいたのですが、
以前の記事に書かれていたように、
ご主人とともにいろいろな場所にお出かけできることは本当に楽しく、素敵なことですね。
夏でも肌寒いくらい涼しい場所というのは、
早くも猛暑となっている日本にいる私にとってはうらやましいです^^

↓の、モンサンミシェルのお写真、
本当に美しくてうっとりしました。
フランスの旅も、素敵な思い出がたくさんできたようで、
本当に素晴らしいですね。
なおこさんの記事を拝見していて、
私もこの忙しかった日常を少し忘れて楽しい気分を味わわせていただけた気がしました♪
Commented by mokochan at 2016-07-11 07:36 x
なおこさん、こんばんは。ロンドンでコメントしてから遂に明日の観光が最終となり、
エジンバラにおります。今日観光途中のトイレで外国人団体と一緒になり言葉がどうやらイタリア語。
話しかけてみたかったけど諦めました。
帰ったら自分のことを話す想定で作文練習をしようかなと思っています。
電車での移動中に親日フランス人と英語で話しました。言葉が通じるって本当に楽しいです。
そうそうお天気はスコットランドへ来てからずっと雨です。
暑い日本へ帰るのが怖いですよーー。
Commented by milletti_naoko at 2016-07-11 19:41
ムームーさん、こんにちは。ありがとうございます♪ 幸い宿は予約できて、緑の高原と山、花を十分に楽しむことができました。
Commented by milletti_naoko at 2016-07-11 19:58
アリスさん、そうなんです。そのムッソリーニゆかりのホテルがある高原なんです。よくよく考えると、そもそもカンポ・インペラトーレを訪ねることにしたのも、その前日に泊まったオルヴィーニオという町で、着いたものの宿が見つからずに困り、ようやく奇跡的に見つかった宿の主人が勧めてくれたからなのでした。決めずに出かけると、はらはらバタバタしますが、そういう驚くべきうれしい出会いもあります。

ありがとうございます。朝、20分後にもう一度かけ直してくれと言われて、空室がなかったらどうしようとはらはらしましたが、幸い空いた部屋が見つかって、再び大自然の懐で安らぐことができました。標高2000メートル以上の高い山に囲まれているので、確かに、スイスでアリスさんが見かけられたのと同じような植物も、季節によっては生えていることと思います。
Commented by milletti_naoko at 2016-07-11 20:10
すずさん、イタリア中部も今はとんでもない猛暑で、昨日のペルージャは35度ほどまでに日中の気温が上がったと、帰宅してから聞きました。片道約220kmという遠方ではありますが、おかげで高原の美しい自然を楽しむことができました。予報では最高気温18度と出ていた高原も、行ってみたら日中は日が差して、山を登ると暑くて汗をかくほどでしたが、約2500メートルの山の頂は、じっとしていると寒いほどで、眺めもすばらしく、途中でまだ残る雪やきれいな野の花たちに出会うことができました。

すずさん、本当に毎日、お忙しいようですね。どうかお体を大切にお過ごしくださいね。
Commented by milletti_naoko at 2016-07-11 20:22
mokochanさん、エディンバラ、なつかしいです。旅先でイタリア語を話す日本の人に出会えたら、イタリアの旅行者さんたち、どんなに喜ばれたことだろうかと思いますよ。片言でも間違ってもいいから、話しかけてみる、そういう度胸も大切だと思いますので、次回はぜひ、ぜひに! 旅行では、店の人などに必要なことを伝えるほかは、自分のことを伝える機会が、やはり多くなるかと思います。これは、旅行に限らず、留学や生活の中でもそうですから、ぜひ作文練習、そうして、話してみる練習もしてみてください。

旅行中は、いろんな外国語を使って、他の国の人と交流できると、世界もさらに広がり、旅の楽しみも増えますよね♪ スコットランド、やっぱり雨が多いんです! でもそのおかげで、きっと湖や緑が、あんなに美しいんでしょうね。
by milletti_naoko | 2016-07-09 23:59 | Abruzzo | Comments(8)