2016年 07月 19日
雨のパリひとりぼうし

そういうパリで、自分一人だけでも、雨が降ってきても、わたしは帽子をかぶり続けました。もちろん、教会の中など帽子を取らなければいけないところでは、帽子を手に取ったのですが、帽子がリュックの中には入らないという事情もありました。
そうして、実は帽子は、雨が降っているときにも役に立つのです。雨が眼鏡を濡らして視界を悪くするのを防いでくれるからです。かつて巡礼中、どしゃぶりの雨の中を、レインコートでひたすら歩いたときは、帽子のおかげで本当に助かりました。今回の旅行中は傘をさしたのですが、それでも、雨がぱらつくので、傘をさすほどではないというときに、帽子は眼鏡を水滴から守ってくれました。
上の写真は夫が撮ってくれたものです。天気や気温がめまぐるしく変わるので、イタリア語で言うと、vestirsi a cipolla(直訳は「タマネギのように着る」)、タマネギがいくつもの薄い層が重なってできているように、寒暖や天候の変化に対応しやすいように、薄めの衣料をたくさん用意して、脱いだり、すべて重ね着したりしました。

ご覧のように、ノートルダム大聖堂の上では、寒いと感じたので、冒頭の写真のカーディガンの上に、さらにウルトラライトダウンを着ています。ウルトラライトダウンは軽くて便利なので、サンティアーゴへの巡礼中にも、愛用している人にたくさん出会いました。
太陽が出て暑くなれば、こうした上着は脱ぎ、傘は畳むことになるため、荷物となります。肩の両方が痛むまま、旅行に出かけたので、荷物の重さを肩ではなく腰で支えられるように、おしゃれとはほど遠いのですが、トレッキング用のリュックサックで、パリの町をめぐり歩きました。

こちらはやはり夫が、前日、ロダン美術館を訪ねたときに、撮影してくれたものです。ここでは、雨が降ったりやんだりしていたので、少々降っても濡れずにすむように、折り畳むと小さくなる、軽くて便利なレインコートを着ています。
とにもかくにも、ひとりでも帽子をかぶり続けて、フランスでの旅を続けました。リュックは重くなりましたが、ノルマンディーも天気が悪かったので、どんな天気や気温でもすぐに対応できるようにしておいたおかげで、急に雨が降ってきても、傘を新たに買う必要がなくて、助かりました。
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A Parigi sotto il cielo coperto dalle nuvole
solamente io con il cappello.
A volte sgocciolava e sapevate?
Il cappello protegge gli occhiali dalla pioggia! 12-13/6/2016
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関連記事へのリンク
- パリ、ノートルダム大聖堂に関する記事一覧
- パリ、ロダン美術館とバラ (12/6/2016)


釣りや、山歩きなどでは、傘をさしながらは無理ですものね。
6月のパリは、ダウンを着こむほどの寒い日もあるのに びっくりしました。
「タマネギのように着る」
これは、登山教室で同じことを聞きました。
寒暖や天候の変化に対応しやすいようにという同じ目的でした。
なおこさんの、トレッキング仕様でパリを歩く姿がすごくステキです(*^^*)
私は、ツアーのため、バス移動ですから、何でも一応バスまでは持って行くのに肝心のバスを降りる時に重いから~という理由で少し歩くだけの観光や食事の場所までの移動の時に置いて行ってしまい昨日の記事のようなことになりました(・。・;
6月のスイスもなおこさんのフランスと同じで、天気が変わりやすくて、毎年ヨ―ロッパ旅行して慣れてるつもりでも、今年は特別に天気が変わりやすい気候でした!山岳部という特殊な地理もありましたがそれにしても雨が急に降り出してというのが何度もありました!
帽子、私も毎年持って行くし、傘は忘れても、帽子は必ず持ってるので、急な雨はほんと帽子のおかげでたすかることが多いです!私は眼鏡はないのですがそれでも役に立ちます。
そしてウルトラライトダウン、コレは、ヨ―ロッパ旅行の必需品と言っても過言ではありません!山間部や、少し夏季でも気温の低い場所ではほんと助かりますね~(^_-)-☆
玉ねぎのように着るという表現、イタリア独特でしょうか?
楽しい表現ですね(^-^)
雰囲気が合って素敵ですね☆
街並みに溶け込むなおこさんの雰囲気もいいなあ・・・♪
お花の飾りのついたお帽子、いいですね。
確かに帽子は便利ですよね~
日よけ、雨よけ、傘よりも身軽に行動できる点がいいですよね。
私も感じのよい帽子がほしいです^^
↓の記事、またまとめ読みさせていただきました。
(いつもすみません)
夏のバラ、きれいですね☆
確かに、継続は力なり。
庭の花などを見ていると、
小さくても日々の積み重ねが大事なんだなあと私もつくづく思います。
気づけばあっという間に7月も後半にさしかかっていて、
毎日を大切にしなければと私も思っているところです^^


イギリスから帰国して1週間が経とうとしています。涼しいイギリスから東京へ帰ったらものすごい湿度と暑さが待っていました。やっと体が慣れて洗濯物も片付いたところです。
なおこさんの助言に従ってタマネギのように色々と持って行きましたので困る事はありませんでしたよ。。。
イタリア語で話しかけようと思ったのですが、あなたはイタリア人ですか?と聞いて、そのあとどう繋げる?と考えたら尻込みしてしまいました。多分そのあとは英語になっていたでしょう。それで、簡単な文章で言える事を勉強しようと思ったのです。あと、旅をしていると数字の聞き取りが難しいですね。英語でも聞きながら指で書いたりしてしまいます。イタリア語の二桁からはすっとでてこないので、ちゃんと覚えようと思います。
花はやはり涼しいのが好きなんですよね。イギリスのガーデンの美しさはやはり気候だろうと思いました。
さて、またもとの生活リズムに戻して頑張ります!
あら、日本でもそういう表現があるんですね! イタリアでも、よくトレッキングや巡礼のときの服装のすすめとして聞く言葉ですが、こういう着方が今回とても役に立ちました♪ お優しいお言葉、ありがとうございます。
ウルトラライトダウン、軽くて手軽に持ち運べて着られるので、本当に便利で助かりました♪ butanekoさんのコメントによると、日本でもそういう言い方をするようなので、ひょっとしたら、どこかの国の表現がそのまま、イタリア語や日本語でも使われるようになったのかもしれませんね。
この帽子は、スペッロのバラの祭典の出店で買いました。いろんな店に、いろんな色や形の、花たちにびっくりするほど飾られた帽子が売られていて、「旅行が近づいているから、今日は買わねば」と選びに選んで、購入したんですよ。
お忙しい中、以前の記事もお読みくださって、ありがとうございます。日々積み重ねていくこと、そうして、そのためには物がたまって散らかることにも通じるのですが、何をするかを厳選していくことが本当に大切だなと、反省・痛感している今日この頃です。
傘はジャマだし折りたたみさえ普段でもなるべく持ちたくない方です。
雨女なのに!(^◇^;)
今回のイギリス旅行もなおこさんと同じく毎日帽子でしたよ。
まさにノルマンディと同じ猫の目天気。
私も薄着重ねに今回はダウンベスト持参でした。
本当に山に旅行にとダウンは大活躍ですね。
コンポステーラへの巡礼もいつかは行ってみたいです。
その為には体力作りですね、なおこさんも身体の調子が早く良くなりますように。
わたしは日本人です、イタリア語を勉強しています、イタリアが好きなんですなどなど、すでにご自分がご存じで言えることの中から、きっと会話が続けられたことと思いますよ。日本での外国語学習は、得てして「勉強のための勉強」になって、「実際に使って動員するための語学学習」から離れがちなのですが、今回の経験を通して、今自分が知っていることをできるだけ総動員して、身ぶり手ぶりを使ってでも、英語を交えてでも、なんとかコミュニケーションをしてみる勇気と、サバイバル会話力をつける必要を、mokochanさんが再確認されたということは、それはそれで大きな収穫だと思います。
数字の聞き取りは難しいですよね。わたしはイタリア語に限らず、どの言語を勉強するときも、数字を学ぶときは、階段を上り下りしながら、あるいは歩きながら、時々その外国語で、足を前に運ぶたびに、1、2、3…と30まで繰り返して言うようにしています。数字を覚えるのではなくて、実際に何かの数を数えるために数字を使う、そういう練習を重ねるわけです。30まで覚えると、100まではすらすらでてきやすくなりますし、ぜひ試してみてください。
おっしゃるように、日差しが柔らかくて、雨が多いのを好む草花が、庭には多い気がします。イギリスやフランス、山の庭って本当にきれいですよね。日差しが長くあたるうちのテラスでは、花がすぐにしおれてしまうのにと、夫がよくよそのテラスを見ながら、ため息をつきます。
お互いに頑張りましょう! メルマガも早急に発行しなければ!
イギリスも天気が変わりやすいですよね。わたしたちも新婚旅行では、6月のスコットランドの寒さと突然の雨にびっくりしました。ダウンは軽くて暖かいので、本当に便利ですよね。サンティアーゴ、わたしは1週間ほどだけ、ふつうとは違うコースを歩いただけなのですが、いいなと思いました。日頃から歩く習慣をつけることが大切ですよね。今年もプチ巡礼の誘いはあったのですが、長時間重いリュックを背負って何日も歩くのはまだ早いと、医者にも療法士にも言われて、あきらめました。
ありがとうございます。norinaさんも、どうかお元気でお過ごしくださいね。