2016年 08月 10日
小さくも初年収穫初梨うれし、イタリア
その梨、幸水と豊水の若木には、4月、白いきれいな花がたくさん咲いて、初年度から梨が食べられるかもしれないと二人で楽しみにしていました。5月にはけれど、小さな実が三つ育っていたのは幸水だけで、豊水には実が一つもありませんでした。
ミジャーナでは、夏は雨がなかなか降らず、野鳥がくだものをつつき、山の動物が木の幹を傷めてしまいがちなので、梨をはじめ、果樹に実がみのりますようにと、半ば祈りながら楽しみにしていました。
そうして、たくさんの花の中から、三つだけ育った梨の実のうち、ただ一つだけが残り、直径4、5センチと小さくはあるものの、梨らしい色合いになり、けれども、強風のためか、鳥のいたずらか、地面に落ちているのを、つい最近夫が発見しました。リンゴはまだかなり青く小さいうちに、おそらくは暴風のために落ちてしまったと思われます。
一方、梨の方は、ふつうの幸水に比べると、四回りほど小さいものの、ちゃんと熟した梨らしい色をしています。
向きを変えると、こんなふうに傷んでしまった部分があるのが、よく分かります。
鳥がつついたのでしょうか。幸い、痛んでいるのは表層だけで、ナイフで皮を向き、傷んだ部分を取り除いて、小さく切り分けて、夫と二人で食べてみると、もう少し甘さがあればとは思うものの、なつかしい日本の梨の、あのおいしい味がしました。
梨の実さん、元気に育ってくれてありがとう。来年は、もっとたくさん実がなって、さらに大きく育ってくれますように。
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イギリスの梨の種類は、
Conference pearです。
これが一般です。
日本語でなんと言いますか?会議梨かな?^^;
>独特の装飾がなされた(布でしょうか?)天井
いやいや、石の天井です。
描かれた壁画なのです。
大切に食べられた様子がお写真からも伝わり、お2人の優しいお気持ちが伝わりほんわかした気持ちになりましたよ♫
家も、初年度のベリーはなりましたが、鳥さんが食べてしまい私たちの口には入りませんでした(笑)
来年は、お互いにもっと収穫が出来るといいですね♪
ミジャーナの環境で 実が大きくなるには たくさんの障害もあるのですね。
そんな中、小さくても キズがあっても ちゃんと口にすることが出来たことは とても嬉しいことだと思います。
そんな一喜一憂が なおこさんの生活を豊かにしているのでしょう。
小さな梨を、ご主人様と少しずつ分けて食べる姿を想像し
とても微笑ましく思いました^^
まあ石に暖色で花の絵を描いているんですね。びっくりしました!
ベリー、残念でしたね。鳥に食べてもらうと、植物の側から言うと、より広範囲で高確率に次代を育てられるそうではあるのですが、木を育てるわたしたちの側からすると、がっかりしてしまいますよね。ミジャーナでは、おいしい実がなるサクランボが、熟す前から野鳥に皆食べられたりつつき落とされたりしてしまって、夫が憤慨していました。