2016年 09月 22日
親切うれしい迷い道、ペルージャ暮らし
夫としばしば行ったことがあり、迷いながらではあれど、わたし一人でも訪ねたことが何度かあるので、大丈夫だろうと、アイゴで出発しました。

問題は上のGoogle マップ中、ピンクで囲んだ部分の中央にある危険な三角地帯です。一方通行で、しかも二車線・三車線と車線の数が変わり、車線によって行き着く場所が違う上に、DIYや電気製品の店や、スーパーに行くための横道がいくつもあります。夫の車では何度も通ったことがあるのですが、ゆるやかなカーブになっている上に、脇道がいくつもあるため、どこかで右折しなければいけないのは覚えているのですが、それがどこかがうろ覚えで、いつも迷ったり間違えたりしてしまうのです。
ピンクの矢印に従い、青い線で示された道路を通って、保険代理店に行かなければいけないというのに、どういうわけか、わたしの記憶では、保険代理店は茶色い矢印の方向にあることになっていました。魔の三角地帯は一方通行になっているため、行きはピンクの矢印、帰りは紫の矢印が示す道を通らなければならず、行きと帰りで道が違うことも、わたしの記憶の錯乱に拍車をかけたのではないかと思います。家庭用品の店、Alessandrelliの前で、道路を右に曲がって行かなければいけないと思い込んでいたのですが、それは、保険代理店から戻るときに、紫の矢印に従って、店の前で左に曲がるので、行きはその逆だと思い込んでいたからでしょう。
それで、自信はないものの、記憶に従って、茶色い矢印の示す道を進むと、閑静な住宅街と緑の中を行く小道を通ることになり、道を間違えってしまったことに、すぐ気づきました。それで、方向を変えて、自分が保険代理店があるだろうと考えていた方向に向かおうとするのですが、閑静な住宅街の道はやがて行き止まりになってしまいました。
絶体絶命だったのですが、幸い、先日スマートフォンのインターネット接続契約を、変更かつ更新したばかりです。Googleマップのナビ機能を使い、出発前に道筋を画面で確認し、運転中は音声案内に従って、なんとか魔の三角地帯に戻ることができましたが、ぐるぐる回れど、どの方向に進んでいいかがさっぱり分からず、三角地帯の中にある無人のガソリンスタンドに入って、駐車しました。このとき、ナビに従っていれば、きっとすぐに保険代理店に行けたのですが、わたしが道を勘違いしていて、わたしが考えるのとはまったく別方向をGoogleマップが指示するために、困り果ててしまったのです。
仕方なく、ガソリンスタンドの隣にあるスーパーまで行って、店の前にいた年配の女性に、道を尋ねました。保険代理店の場所は知らないものの、それは親切にいっしょに考えてくれたので、とても心強かったです。その女性がさらに、店から出てきた若い男性に、保険代理店を知らないかと尋ね、二人ともそれは真剣に、この方向にあって、こう行けばいいのではと、いっしょに考えてくれました。最終的には、その若い男性の判断で、そうやって3人で話していた場所から見えていた、青い二重下線で記した家電の店舗の上階にある、わたしが契約している保険会社の別の代理店で、尋ねてみるといいということになりました。
そうして、その代理店を訪ねると、年配の男性が席を立って、わたしといっしょに窓辺まで行き、窓ガラス越しに見える道路を指さしながら、こうこうこういうふうに行くといいと、ていねいに説明してくれた上に、地図までかいてくれたのです。
そのとき男性は、わたしの保険代理店が最近引っ越したと勘違いをしていて、そのおかげで、わたしは、示してもらったのが自分の記憶とはすっかり違う場所であっても、そうか店が引っ越したのだと、男性が教えてくれたとおりに行ってみることにしました。車に戻ってカーナビで見ると、カーナビが示している道筋は、男性が教えてくれた行き方と同じです。
Googleマップによると、うちから片道11分の道です。けれども、道に迷い、車を止め、人に尋ねながら進んでいたら、保険代理店に着くまでに1時間もかかってしまいました。6時の閉店に間に合うかどうか、心配しながら運転したのですが、幸い10分ほど前に到着し、無事契約を更新することができました。
道に迷って大変ではありましたが、質問に応じてくれた人が皆それは親切で、買い物中、仕事中で忙しいでしょうに、こちらの言うことをていねいに聞いて、一生懸命に手助けしようと考えてくれたのが、とてもうれしかったです。わたしがイタリアやペルージャに暮らし始めた14年前は、ペルージャの人が外国人、東洋人に対して、もっと親切だったのにという印象を最近は持っていたのですが、まだまだ優しい人がたくさんいるのだとうれしくなりました。
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Ieri sono andata a rinnovare l'assicurazione auto. Per andare all'agenzia di assicurazione, devo passare una zona ritenuta da me "triangolo maledetto" dove sbaglio quasi sempre strada.
Anche ieri ho dovuto girare invano e sono arrivata in una zona lontanissima da dove volevo andare. Quanta frustrazione!!
Tuttavia, per fortuna tutte le persone a cui ho chiesto strada erano gentilissime e disponibilissime e grazie a loro sono riuscita ad arrivare alla destinazione. Mi sono persa, ma ho ritrovato e riscoperto la gentilezza dei perugini nei confronti degli stranieri sconosciuti.
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日本に暮らしていて、自分のずっと住んでる場所でもそういうところはあります(笑)
ましてや、一方通行や、複雑な道であれば尚のことです!
お店が引越ししていたとは、これまた計算外の出来ごとでしたね(・。・;
でも、ほんとに皆さんご親切で、素晴らしいと思いましたよ(*^_^*)
こういう時、まだまだ世の中、捨てたもんじゃないなんて日本語では言いますね(^-^)
道に迷いながらも無事に契約更新が済んで、よかったですね。
カーナビを信用せずに、痛い目にあったことは私も数知れずですが
カーナビを信用して随分と遠回りしてしまうこともたびたびあるため、
文明の利器とちょうど良い距離感で付き合うことって、
なかなか難しいです。
でも、行ったことのない場所でも行く気になれるのも、
やはりカーナビがあるおかげかもしれません。
私は、車の運転は苦手で、遠出はしないのですが、
なおこさんはそうも行かないようですし
これからも事故だけはくれぐれもお気をつけて
カーナビとも上手にお付き合いできたらいいですね。
