2016年 09月 27日
歴史を語るボタン博物館、サンタルカンジェロ・ディ・ロマーニャ
con il direttore, il sig. Giorgio Gallavotti 25/9/2016
ボタン博物館は、エミリア・ロマーニャ州の美しい町、サンタルカンジェロ・ディ・ロマーニャの中心街にあります。
なんと日本のボタンもいくつか展示されています。こちらは、19世紀末の日本のボタンで、一つひとつ手で描かれているために、似たように見えても、まったく同じ作品はないとのことでした。
イタリアの宇宙飛行士が、宇宙を旅したときに着ていた衣類のボタン、つまり宇宙に出たボタンも、関連機関の証明書と飛行士の写真つきで、博物館に展示されています。
異性を誘惑するため、権力を誇示するためなど、さまざまな目的のために、ボタンは利用されてきたのだなど、館長さんの話が興味深いので、皆で聞き入りました。
マリー・アントワネットを描いた、19世紀のものとされるボタンもあれば、
画家ピカソがココ・シャネルのためにデザインした、馬を描いたボタンもあります。
サンタルカンジェロの町には、地下に152もの洞窟があるそうで、9月25日日曜日は、ふだんは一般公開されていない民家などの洞窟を、特別にいくつか訪ねることができることになっていました。それで、この日は朝から友人たちと、洞窟を訪ねて回り、
このボタン博物館も、実は洞窟が目当てで訪れたのですが、おかげで館長さんからボタンをめぐるさまざまな歴史や話を聞くことができました。
冒頭の写真は、わたしが日本人だと知った館長さんから、いっしょに写真を撮ってフェイスブックに載せてほしいと頼まれたとき、夫が撮影してくれたものです。ボタン博物館でも、日本人観光客はまだ珍しいのかもしれません。
ほかにもメディチ家ゆかりのボタンや手書きで模様をあしらった陶器のボタンなど、さまざまな興味深いボタンがあります。機会があれば、ぜひ足を運んでみてください。
Museo del Bottone / ボタン博物館
Indirizzo/住所: Via della Costa, 11 - 47822 Santarcangelo di Romagna
Emilia-Romagna, Italy
Link per la mappa / 地図へのリンク
Telefono / 電話: 339 348 3150
Orario/開館日時: Lun-Dom/月~日 10:00-12:00 / 15:00 - 18:00
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Museo del Bottone, Santarcangelo di Romagna 25/9/2016
- Quante storie, quante emozioni sono racchiuse nei piccoli bottoni!
Nel museo sono esposti i bottoni giapponesi dell'Ottocento, quello disegnato da Picasso per Coco Chanel, quelli che hanno viaggiato nello spazio e tanti altri molto preziosi.
Con i racconti interessanti del direttore, si apre la porta per il mondo meraviglioso dei bottoni :-)
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LINK
- I bottoni al museo - Viaticum - Immersa in un profondo viaggio: Il Museo del Bottone
- Facebook - Museo del Bottone. Santarcangelo di Romagna
ボタン博物館という場所があることに 驚きました。
ボタンは大好きで、私は洋裁はやらないのですが 着なくなった服についているボタンは外してとってあります。
ボタンって、なんだか可愛ですよね。
展示されている19世紀の日本のボタンは、興味深々です。
その次代の日本人は間違いなく 着物を着ていたでしょう。
と、言うことは、日本を訪れた外国のかたが 日本をモチーフに作られたのでしょうか。
いろいろ想像してみるのも 楽しいことですね。
着なくなった洋服のボタンは、必ず取って残してたような気がいたします(^-^)
そのせいか、私も、拘りはないものの、ボタンには少し興味があるかもしれません。最近は、あまり見かけませんが、ボタンの専門店なんかもありますよね。
日本の古いボタンも展示してあって、昔の着物を着た女性が細かく描かれてるのに驚きました!
ピカソがシャネルのためにデザインしたボタンなんてあったのですね~貴重な作品を展示してると思いました(^^♪
ボタンひとつにも凄い歴史を感じます。ボタンも文化なんですね~♪
こんにちは。
いつもありがとうございます。
ボタン綺麗ですね、日本のボタンが飾られているなんて
素晴らしいですね。
宇宙飛行士のボタンの展示もあるって素敵。
素晴らしい物を目にすると色々と思いが
膨らみますね、こちらはお天気が悪くて
秋晴れの日がありませんの。
写真撮影に気を取られて、話をきちんと聞けていないのですが、このボタンは薩摩で作られた陶器のボタンだそうで、他にもなんと17世紀の日本のボタンもあると知ってびっくりしました。
博物館でもらった資料によると、ファシスト政権の黒シャツ隊の黒シャツのボタンや、ノルマンディーに上陸した連合軍の軍服のボタンなど、歴史の決定的瞬間に関わるボタンも多いようで、おっしゃるとおり、ボタンにも歴史が凝縮され、そうして、大切な文化の一つなのだなとわたしも感じました♪
そして、
ボタンが、歴史をたどるとそんなさまざまな目的や意味合いが込められていたりするとは、
とても興味深いです。
館長さんのお話、面白そうですね☆
考えてみれば、
その昔の日本では、着物しかなかったので、
ボタンの文化的歴史は日本では浅いのかもしれません。
西洋文化を積極的に好んで取り入れようとした織田信長の時代などの衣装が残っていれば、
もしかしたら貴重なボタンなどが見られたりするのかな、
とも思ったりしました。
洞窟の中にある博物館なのでしょうか。
つくりがとても美しく、
館長さんもおしゃれな紳士ですね。
できることなら、私も行って見てみたいくらいです^^
じっくり見れば、ボタンひとつひとつに感激してなかなか足が進まないのでは、と思うくらい、
貴重なものがたくさんありそうですね♪
京都では今天気が崩れているんですね。ペルージャでは幸い、最近は朝晩肌寒いものの晴れた日が続いています。早く太陽が顔を出して、琵琶湖に会いに行けるといいですね♪
ご愛読ありがとうございます。興味を持ってくださったようで、うれしいです。長い間お仕事を続けられていて、すばらしいですね。さっそく住所・地図へのリンク・開館日時など、詳細情報を記事末に追記しましたので、参考にしてください。
わたしも日本は着物文化だったので、日本のボタンはあるまい、あっても最近のものだろうと思っていたので、そんなにも古いボタンがあると知って驚きました。
博物館の奥に、洞窟への入り口があるんですよ。わたしも館長さんの、ボタンへの熱意と語りのみごとさと、そうして、高齢にしてブログ・ツイッター・フェイスブックを活用する様子に感嘆しました。また時間のあるときに、ゆっくり訪ねてみたいと思います。
わたし自身、歴史やボタンが興味深いと思い、楽しみにしていた館長さんのためにも、優先して記事にしたのですが、かつてないほどブログ、フェイスブックのコメントや反響が、日本でもイタリアでも多いのに驚いています。
ボタンだけの博物館があるなんて、面白いですね!館長さんのお話、聞いてみたいです。一つ一つ手で描かれているこの日本のボタンって。。。いつ頃どのようにして使われていたのでしょう?実際に服に縫い付けていたのでしょうか?それとも観賞用? 小さなボタンのひとつひとつに物語があるようで、とっても面白いです!