2016年 10月 01日
庵と山歩きとクラシックカー、カマルドリ
今日は久しぶりに山を歩きました。秋になり、イタリアでは狩猟が解禁となっています。トラジメーノ湖畔の山はもとより、公園とされているテッツィオ山でさえ、狩猟が解禁の時期には、主なトレッキングコースを歩いていて、自由に駆け回る猟犬や銃を抱えた猟師に出会った上に、四方から銃声が聞こえてきて、ひどく恐ろしい思いをしたことがあります。とは言え、明日は雨の予報、来週の週末は、ずいぶん久しぶりに、フランコがミジャーナの家の改築を手伝いに来てくれる予定で、歩きに行けないので、今日はどうしても歩きたい。
そこで、狩猟が禁じられている自然国立公園まで、遠出しました。
カマルドリ会修道士の山中の教会と庵の前から、山を登り、緑の木々の中を心地よい静寂に包まれながら歩いて戻ると、行きにはなかった多くのクラシックカーが、聖地の前にずらりと並んでいたので、びっくりしました。
夫が言うように、クラシックカーの所有者たちが集まって、いっしょにドライブして、食事をする、そういう旅の場所として、カマルドリが選ばれたのでしょう。
わたしたちが到着してパニーノを昼食に食べた頃には、少人数で参拝や山歩き、薬局での買い物をする人がいるくらいだったのに、山を下りた夕方には、クラシックカーツアーのみならず、ちょうど中国の団体旅行のバスが到着して、すっかりにぎやかになり、混雑していました。
山で目指す山頂に着いた頃から空が曇り、ひどく寒くもなっていたので、夫が薬用酒を買って戻るのを待って、そのまま帰途につきました。
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- 雪のラヴェルナ、カマルドリ / La Verna & Camaldoli con la neve (26/1/2013)
*↑↑古い記事ですが、カマルドリの修道士の庵の外観と内部および修道院の薬局を、写真と共に簡単に紹介しています。
- 聖なる森林の山道~90kmの巡礼の旅 (2) / Cammino delle Foreste Casentinsi (24/10/2009)
日本でもそういう地区はあるとは思うのですが
子供の頃は、秋に伯父とかが松茸山?と称するところへ
松茸狩りに行くのに、従妹たちといっしょに山へ遊びに行ったりしましたが、そういう場所(狩猟解禁の)が家の近所の山にあったかどうかは記憶にはないです!今となっては夢のようなお話で、松茸狩りなど夢のまた夢で懐かしい思い出です。
狩猟が盛んだから猪の肉のサラミとかも売ってるのでしょうね~
カマルドリ会修道士の山中の教会と言う場所は、有名なところなのですね?中国の団体旅行のバスが来てるというので、そう思いましたよ!
カマルドリの庵は、歴史的にも意義があるほか、趣があってとてもすてきなところです。機会があれば、古い写真を掘り出して(デジタルカメラでない頃に撮ったかも)、また詳しくご紹介しますね。
アルタムーラのパンの記事、ご迷惑をおかけしました。スマートフォンは画面が小さいので、つい指先か何かが触れてしまったのでしょう。ファン限定記事など書いたことがないので、ハートマークがなんのことか分からず、つい1日放置してしまいました。なんとアルタムーラに行かれたんですね! 食にかける思いと食のおいしさ、いいですよね♪