2016年 10月 10日
霧の海、テベレからアッシジまで
前日は、夕方夫とフランコがピザ窯を取りに行く間、うちで留守番をしていたら、それまで時々ぽつりぽつりと曇り空から雨が降っていたのが、暴風・雷雨となり、寒い上に暗くなって、心細い思いをしたのですが、日曜の朝は思いもかけず晴天になりました。
冒頭の写真の太陽の右下あたりを拡大すると、こんなふうに奥に横長の台形の山が見えます。アッシジを中腹に抱くスバージオ山(Monte Subasio)です。
ミジャーナがあるテッツィオ山の東にはテベレ川が流れ、テッツィオ山とスバージオ山のほぼ中間を流れるキアッショ川はペルージャ近くで、テベレ川に合流します。この二つの川と、この川たちに注ぎ込む支流がいくつもある渓谷が、日曜の朝はすっかり白い霧に包まれていました。
窓の左手を見ると、霧の海は北東の方向にも、どこまでもどこまでも続いています。
きれいだと感動して、窓を開けて写真を撮っていたら、「ぼくら、これから朝食食べるよ。」というフランコの声が聞こえたので、慌てて階段を駆け下りました。
インスタグラムでは、正方形に切り取ったため、霧の海がどこまでも続く様子が分かりにくいのですが、屋根を除いているので、かえって雲海に注意が集中しやすいかもしれません。写真は切り取り方、サイズによって、表現できるもの、受け取り方が違ってくるのだなと、改めて感じました。
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Bellissimo il mare di nebbia visto da Migiana 9/10/2016
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- ピザ窯土台作り中、ミジャーナ / Costruzione della base per il forno a legna a Migiana (9/10/2016)
屋根が入ったものと、入らない写真、確かに印象がずいぶん違いますね~
屋根が入るとより奥いきを感じるようで素敵ですし、入らないとシンプルでいいように感じるし、私はどちらも好きです♪
よいお天気に恵まれてよかったですね(^-^)
写真って切り取り方でかなり感じが違うなと、今回はつくづく感じました。アリスさんのお言葉、参考になります。ありがとうございます♪
こんな素晴らしい光景を見られるなんて、
本当に感動的ですね☆
空の向こうの太陽と青空が、
晴れた日の始まりを告げてくれているようで、
とても清々しい気持ちになりますね。
私も、広々とした奥行き感を感じる最初のお写真も、
インスタグラム用のお写真も、
どちらもそれぞれの味わいがあって素敵だなと思いました。
インスタグラムのは、
太陽の光も大きく写って、
神々しさも感じられますね。
これから秋が深まると、
霧が深くなる日も増えてきそうですね。
こちらでは、いまのところ朝霧はなぜか先月のまだ暑い日に一度出ただけなのですが、
霧も季節を表すのだなあとしみじみ思います。
霧立ちのぼる秋の夕暮れと、中学生の頃から夢中だった競技がるたの歌の言葉がふと頭に浮かぶのですが、やはり霧はイタリアでも秋・冬になると雨がちになるため、立つ回数が増えるような気がします。