2016年 11月 07日
朝日新聞で紹介、ハフィントンポスト掲載の10月末イタリア中部地震記事

イタリア時間で今日11月7日の朝、メールを確認して驚きました。10月30日日曜日の朝起こったM6.5の地震については、その日のうちにブログの記事を書いて送信し、翌10月31日にハフィントンポスト日本語版への転載の手続きを取り、

このように11月1日付で、記事が発表されていました。お知らせが遅れたのは、掲載された2日ほど後になってようやくすでに転載されていることに気づき、その時点ではデスクトップが起動しなかったため、記事で取り上げようにも、記事のイメージも載せられない状況だったからです。
今朝、ハフィントンポスト日本語版ブログ編集部からメールが来ていたため、どうしたことかと思って読んでみたら、なんと上記のわたしの地震記事の紹介記事が、朝日新聞に掲載されるというではありませんか。

ハフィントンポストからは、わたし自身のハフィントンポスト掲載の記事は自由に引用・転載して構わないと聞いていたのですが、朝日新聞の方は許可なく引用・転載をしないようにとサイトで厳重に注意を呼びかけていますので、紙媒体では11月8日付朝刊に、朝日新聞デジタルでは、以下のリンク先に紹介記事があることだけ、ご連絡いたします。
- 朝日新聞デジタル - (THE HUFFINGTON POST) 伊の地震、歴史の街に打撃
そうして、この朝日新聞の記事の最後にも言及がありますが、紹介されているハフィントンポストの記事へのリンクはこちらです。
- THE HUFFINGTON POST - ブログ - イタリア中部地震M6.5概況と地震前の被災地、ノルチャ・カステッルッチョ・ヴィッソ・プレーチ
その後、M4.8の大きな地震が、これまでの震源からはかなりの北方で発生しており、今後より大きな地震が発生する可能性が否めず、また今回のイタリア中部地震は余震がかなり長期間に及ぶのではないかと懸念されているようです。
1997年の地震の際には、名の知れたアッシジは支援も集まり復興が早かったのに対して、ウンブリアの他の被災地ではつい数年前まで再建作業が続いていました。そのときもマルケ州も地震で大きな被害を受けたのですが、テレビでよく報道された市町村や大きな町はすぐに復興資金を得て再建が始まったものの、被害が大きくとも、小さく住民が多くないために、そういう調査や申請に時間がかかった市町村が、ようやく申請をしたときには、すでに資金がなかったという状況も発生したようです。
わたしが今回の地震で気にかけていることの一つに、今回もまたアマトリーチェやノルチャなど、もともと知名度が高い観光地ばかりに注目や復興のための資金、人手が集まり、その一方で、ラッツィオ州やウンブリア州の他の市町村や、今回の地震で最も避難者や倒壊した家屋が多いと思われるマルケ州、規模は小さくとも被害のあったアブルッツォ州が、復興差別に苦しむようなことがあってはならないということがあります。そういう意味で、ハフィントンポストや朝日新聞への掲載を通して、死者はなくとも被害が甚大であり、また広大な地域にわたっていること、被災地がイタリアの文化・歴史にとって非常に重要な地域であることを、より多くの方に知っていただけることは、とてもありがたいです。
その後、M4.8の大きな地震が、これまでの震源に対してかなり北方で起きており、今後さらに大きな地震が起こる可能性が否めず、今回の地震はかなりの長期間にわたる恐れもあるということです。今日は幸い、1時間ほど前に突然デスクトップが起動しました。その後の地震のニュースを、これからも折に触れてご紹介していくつもりでいます。
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Stamattina (ora giapponese) il mio articolo sul terremoto su Huffington Post Japan, presentato con il riassunto e il link nel quotidiano Asahi Shimbun ('è secondo per le vendite nel paese solo al Yomiuri Shinbun' secondo Wikipedia) sia nella versione cartacea che digitale.
Link per l'articolo digitale su Asahi Shimbun:
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12647258.html
↑↑ Purtroppo, senza registrazione si può leggere solo una parte.
Link per il mio articolo su Huffington Post Japan
http://www.huffingtonpost.jp/naoko-ishii/italy_earthquake_b_12726332.html
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今朝は何か特別に気にかかって目を通しましたが、なおこさんの記事を見つけて、ドキドキしました。まさか、この社説の載っている紙面でお目にかかるとは!お写真付きで、ほんとに立派な扱いがされています。なおこさんが心配されて、又地元の方達への救済を訴えておられることも簡潔ながら、きちっと伝わる記事でした。私もなおこさんの地震の情報をメルマでも頂いているし、この地方は行ってみたい場所なので、ほんとに心を痛めています。なおこさんの周辺には大きな被害がないようで何よりですが、災害に遭われた方達へは一刻も早く復旧の目処が立つことをお祈りしています。

こんばんは。
いつもありがとうございます。
朝日は以前購読していましたが、今は新聞は
読んでいませんの、記事になってるのですね。
紹介されているなんて嬉しいですわ。
救済ってなかなか行き届かないことがありますね。
こうしてなおこさんの言葉が伝わっていくことで
皆さんの想いも高まりますね。
私まで嬉しくなりました。
なんと社説も載っている紙面だったのですね。大学入試の国語の問題に記述式を導入と言う記事が気になって読んでいたのですが、かずさんのコメントを読んで初めて気づきました。ありがとうございます。強い余震がなくなるまでは、今後の再建のめどをつけるのも難しいと思いますが、一刻も早く余震が収まり、今度こそ大きな地震にも耐える耐震構造のある建造物や町づくりがなされて、人々が町に戻れる日が来ることをわたしも心から祈っています。