イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

朝日新聞で紹介、ハフィントンポスト掲載の10月末イタリア中部地震記事

朝日新聞で紹介、ハフィントンポスト掲載の10月末イタリア中部地震記事_f0234936_23004879.png

 イタリア時間で今日11月7日の朝、メールを確認して驚きました。10月30日日曜日の朝起こったM6.5の地震については、その日のうちにブログの記事を書いて送信し、翌10月31日にハフィントンポスト日本語版への転載の手続きを取り、

朝日新聞で紹介、ハフィントンポスト掲載の10月末イタリア中部地震記事_f0234936_725167.jpg

このように11月1日付で、記事が発表されていました。お知らせが遅れたのは、掲載された2日ほど後になってようやくすでに転載されていることに気づき、その時点ではデスクトップが起動しなかったため、記事で取り上げようにも、記事のイメージも載せられない状況だったからです。

 今朝、ハフィントンポスト日本語版ブログ編集部からメールが来ていたため、どうしたことかと思って読んでみたら、なんと上記のわたしの地震記事の紹介記事が、朝日新聞に掲載されるというではありませんか。

朝日新聞で紹介、ハフィントンポスト掲載の10月末イタリア中部地震記事_f0234936_23004879.png

 2016日11月8日付朝刊に掲載され、朝日新聞デジタルでも同じ内容の記事が読めるということです。早速朝日新聞デジタルを見たものの、有料会員でないと全文は読めないようだったので、1日あたり1本まで有料記事が読めるという朝日新聞デジタルの無料会員サービスを申し込んでみました。サイトに、「お試しクーポン無料会員に登録すると、有料会員(フルプラン)を10日間限定で無料体験でき」る書かれていたので、そのクーポンを利用すると、イタリア時間で今日7日の午後10時過ぎには、すでに日本で発行された8日付の朝刊の紙面を見ることができ、14面の下方に、わたしの地震の記事が、「伊の地震、歴史の街に打撃」という見出しと共に、記事の文面を引用しながら紹介されているのを、確認することができました。

 ハフィントンポストからは、わたし自身のハフィントンポスト掲載の記事は自由に引用・転載して構わないと聞いていたのですが、朝日新聞の方は許可なく引用・転載をしないようにとサイトで厳重に注意を呼びかけていますので、紙媒体では11月8日付朝刊に、朝日新聞デジタルでは、以下のリンク先に紹介記事があることだけ、ご連絡いたします。

- 朝日新聞デジタル - (THE HUFFINGTON POST) 伊の地震、歴史の街に打撃

 そうして、この朝日新聞の記事の最後にも言及がありますが、紹介されているハフィントンポストの記事へのリンクはこちらです。

- THE HUFFINGTON POST - ブログ - イタリア中部地震M6.5概況と地震前の被災地、ノルチャ・カステッルッチョ・ヴィッソ・プレーチ

 その後、M4.8の大きな地震が、これまでの震源からはかなりの北方で発生しており、今後より大きな地震が発生する可能性が否めず、また今回のイタリア中部地震は余震がかなり長期間に及ぶのではないかと懸念されているようです。

Abbazia di Sant'Eutizio e le sue grotte abitate dagli eremiti siriani nel V secolo rifugiati dalle persecuzioni dell'Impero Romano d'Oriente. "Da qui si propagò il seme di un nuovo monachesimo, portatore della civiltà di cui siamo eredi. Per questo s. Benedetto è stato proclamato patrono d'Europa" (dal cartello sentieristico della #Valnerina) . Tesoro inestimabile, il cuore della spiritualità d'Italia, d'Europa e dell'umanità da salvaguardare. #Preci, #Umbria, Italy. 聖エウティッツィオ修道院、 #ウンブリア 。5世紀にシリアの隠者が暮らし祈りと瞑想に生きた洞窟とその傍らに建てられた教会・修道院があるネーラ渓谷こそ、後に西洋の修道会制度の基礎を築いた聖ベネデットが生まれたヨーロッパの精神文化の源郷。今回の #地震 で大きな被害。#abbaziadisanteutizio #terremoto #prayforumbria #prayforitaly #ilovesibillini #earthquakeinitaly 26/5/2012

Una foto pubblicata da Naoko Ishii (@naoko_perugia) in data:



 1997年の地震の際には、名の知れたアッシジは支援も集まり復興が早かったのに対して、ウンブリアの他の被災地ではつい数年前まで再建作業が続いていました。そのときもマルケ州も地震で大きな被害を受けたのですが、テレビでよく報道された市町村や大きな町はすぐに復興資金を得て再建が始まったものの、被害が大きくとも、小さく住民が多くないために、そういう調査や申請に時間がかかった市町村が、ようやく申請をしたときには、すでに資金がなかったという状況も発生したようです。

 わたしが今回の地震で気にかけていることの一つに、今回もまたアマトリーチェやノルチャなど、もともと知名度が高い観光地ばかりに注目や復興のための資金、人手が集まり、その一方で、ラッツィオ州やウンブリア州の他の市町村や、今回の地震で最も避難者や倒壊した家屋が多いと思われるマルケ州、規模は小さくとも被害のあったアブルッツォ州が、復興差別に苦しむようなことがあってはならないということがあります。そういう意味で、ハフィントンポストや朝日新聞への掲載を通して、死者はなくとも被害が甚大であり、また広大な地域にわたっていること、被災地がイタリアの文化・歴史にとって非常に重要な地域であることを、より多くの方に知っていただけることは、とてもありがたいです。

 その後、M4.8の大きな地震が、これまでの震源に対してかなり北方で起きており、今後さらに大きな地震が起こる可能性が否めず、今回の地震はかなりの長期間にわたる恐れもあるということです。今日は幸い、1時間ほど前に突然デスクトップが起動しました。その後の地震のニュースを、これからも折に触れてご紹介していくつもりでいます。

********************************************************************************************************************************
Stamattina (ora giapponese) il mio articolo sul terremoto su Huffington Post Japan, presentato con il riassunto e il link nel quotidiano Asahi Shimbun ('è secondo per le vendite nel paese solo al Yomiuri Shinbun' secondo Wikipedia) sia nella versione cartacea che digitale.
Link per l'articolo digitale su Asahi Shimbun:
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12647258.html
↑↑ Purtroppo, senza registrazione si può leggere solo una parte.
Link per il mio articolo su Huffington Post Japan
http://www.huffingtonpost.jp/naoko-ishii/italy_earthquake_b_12726332.html
********************************************************************************************************************************

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 記事がいいなと思ったら、ランキング応援のクリックをいただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ  

Commented by kazu at 2016-11-08 17:49
なおこさん、こんにちは。ご無沙汰しています。我が家は朝日新聞の購読者なので、今朝の記事に気付いてびっくりしました。物心付いた頃から目にしている新聞なのですが、高校生の頃は社説を400字にまとめるような勉強をして国語の先生が添削してくださっていたりしたので、このページは真っ先に開く習慣が今も付いています。

今朝は何か特別に気にかかって目を通しましたが、なおこさんの記事を見つけて、ドキドキしました。まさか、この社説の載っている紙面でお目にかかるとは!お写真付きで、ほんとに立派な扱いがされています。なおこさんが心配されて、又地元の方達への救済を訴えておられることも簡潔ながら、きちっと伝わる記事でした。私もなおこさんの地震の情報をメルマでも頂いているし、この地方は行ってみたい場所なので、ほんとに心を痛めています。なおこさんの周辺には大きな被害がないようで何よりですが、災害に遭われた方達へは一刻も早く復旧の目処が立つことをお祈りしています。
Commented by ムームー at 2016-11-08 18:50
なおこさん
こんばんは。
いつもありがとうございます。
朝日は以前購読していましたが、今は新聞は
読んでいませんの、記事になってるのですね。
紹介されているなんて嬉しいですわ。
救済ってなかなか行き届かないことがありますね。
こうしてなおこさんの言葉が伝わっていくことで
皆さんの想いも高まりますね。
私まで嬉しくなりました。
Commented by milletti_naoko at 2016-11-08 18:55
かずさん、こんにちは。お久しぶりです。お宅で朝日新聞を購読されていて、朝目を通して気づいて、どきどきしてくださったんですね。わたしもメールを見てびっくりして、どきどきしながら記事を確認しました。うちは読売新聞で、日本の高校で国語を教えていた頃は、小論文や就職作文の題材や書く参考になりそうで、同時に、自分が英検やイタリア語検定を受験するのに、口頭試験の参考になりそうな時事問題を扱った記事をスクラップしていましたが、毎日の新聞を朝にじっくり読む余裕がなかったので、朝から新聞の社説に目を通されるなんて、かずさんすばらしいと思いました。

なんと社説も載っている紙面だったのですね。大学入試の国語の問題に記述式を導入と言う記事が気になって読んでいたのですが、かずさんのコメントを読んで初めて気づきました。ありがとうございます。強い余震がなくなるまでは、今後の再建のめどをつけるのも難しいと思いますが、一刻も早く余震が収まり、今度こそ大きな地震にも耐える耐震構造のある建造物や町づくりがなされて、人々が町に戻れる日が来ることをわたしも心から祈っています。
Commented by milletti_naoko at 2016-11-08 19:02
ムームーさん、こんにちは。ありがとうございます。10月末の大きな地震では、8月末およびそれ以後の地震ですでに打撃を受けていた地域で、さらに家屋や城壁、教会など多くの建造物の倒壊があり、居住不可能な家や大半が崩壊した町も多く、避難者が大勢出ています。幸い地震による直接の死者は出ていないのですが、建築物などの被害は甚大で、寒さと危険にも関わらず、畜産業などどうしても近くにいて世話をしなければいけない仕事の方が多く、結局はテントが設置されて、寒く不便な中、仕事を続けられている人も大勢います。避難者の不安や悲嘆、被害が及んだ地域と規模の大きさなど、日本の多くの方に伝わりますように。ムームーさん、ご自分のことのように喜んでくださって、ありがとうございます。
Commented by lucien518 at 2016-11-24 01:24
一時帰国中で喫茶店の新聞を読んでいたら、なおこさんが出ていてびっくりしました。こんなこともあるんだなーと思って....そう、社説面の下でしたね。日本の生活を楽しんだのでまたこちらで頑張りたいです。
Commented by milletti_naoko at 2016-11-25 17:18
lucien518さん、なんとご帰国中に喫茶店で! そういうこともあるんですね。わたしもフランス語の勉強からすっかり遠ざかっているのですが、lucien518さんのコメントをきっかけに、頑張らなければと思いました♪
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by milletti_naoko | 2016-11-07 23:59 | Notizie & Curiosita | Comments(6)