2016年 11月 25日
霧深きテベレ川渓谷1、ペルージャから北へ
ローマにあるラッツィオ州を流れるのは、そのあとです。
そこで、車でウンブリアを走っていると、テベレ川が道路のすぐ横に見えたり、橋でテベレ川を渡ったりすることがしばしばあり、そのたびに、「今は水量が多くて、緑できれい」とか、「雨の後だからか満水に近くて、川の水が濁っている」とか思ったり、会話を交わしたりします。たとえば、スルガ社のバスで、ローマやフィウミチー空港からペルージャに向かうと、トーディあたりから、道路のすぐ近くを流れるテベレ川が、バスの車上からでもよく見える場所がいくつもあります。同様にペルージャから無料高速道路、superstrada E45で北上するときにも、やはり時々テベレ川が見えます。上の地図では、テベレ川が、イタリア語で「Tevere」と記されています。地図を見れば、ペルージャ(Perugia)の北方へと続く黄色で記された道路、E45が、そのテベレ川に沿うように北上しているのがお分かりかと思います。
テベレ川が流れるウンブリアの渓谷は、ペルージャの北方でも南方でも、特に秋や冬は、しばしば深い霧に包まれます。前回友人の誕生日を祝うために、リミニに向かったときも、ペルージャ北部からチッタ・ディ・カステッロあたりまで、白い霧に覆われた道を進みました。
でも、そのおかげで、トスカーナに入ってからアッペンニーニ山脈の山を登ると、細長いモンテドッリョ湖の向こうに、テベレ川渓谷を覆う白い霧が、とてもきれいに見えました。
渓谷の大自然とともに、ローマをはじめイタリア半島のシンボル的な川なのだと感じました。
この川とともに、その地方に住むかたがたは生きてこられたのだと。
なおこさんも、このテベレ川と長いお付き合いなのですね(^^)
私も、ローマを流れる川くらいに思っていました!
高速道路を走りながら、川が見れるというのは気持ちのよいものですし、普通の道だと目印になり道を間違いにくいので良いですネ!
そして、地図に示されてる名前、以前なら100%どう読めばよいか解らない名前ばかりでしたが、なおこさんのブログを拝見してるだけなのに随分覚えた名前があり、読めることも嬉しかったです(^-^)
湖とかの単語も覚えましたしネ(笑)
お写真のテベレ川渓谷の美しさにすっかり魅せられてしまいましたよ(^^♪
テベレの水源を訪ねたのは、デジタルカメラを持つよりずっと前で、写真が見つからないのですが、水源も美しいので、またいつかご紹介できたらと思います。秋・冬は狩りがあり、夏は観光客や登山客がひどく多いので、ついつい行かぬままになっているのです。