2016年 12月 08日
ラヴェルナ修道院参詣、聖フランチェスコゆかりの地で聖母の無原罪の御やどりを祝うミサ・山歩き

ラヴェルナを訪ねました。聖フランチェスコが聖痕を受けたという聖地は、ペンナ山の切り立つ断崖の上にあります。イタリアでは伝統的には、12月8日の聖母の無原罪の御やどりが、クリスマス(Natale)を祝う時期の始まりとされていました。かつては教会や家庭、町のクリスマス祝いの飾りつけも、12月8日以降に行われ、クリスマスの祝祭時期が終わる1月6日、東方の三博士が長い旅の末、幼子イエスに面会したことを祝う主顕節(Epifania)まで、キリスト生誕場面を模したプレゼーペ(presepe)やクリスマスツリー(albero di Natale)、イルミネーションが飾られ続けます。

着いてすぐに、教会のミサに参加してから、

教会近くからペンナ山を登っていくと、

葉を落としたブナ(faggio)の木々が凛としていて美しく、途中からわたしは頂上を目指して登り、夫は木々の間を歩いての瞑想を楽しみました。

覚えていたよりも長く、上り下りのある道を登って、ようやくたどり着いたペンナ山の頂上からは、空が晴れわたっているおかげで、これまでにないほど、遠くの山々までくっきりときれいに見えました。
下山中に夫と電話で連絡を取って、ラヴェルナ修道院の境内にあるバールで落ち合い、パニーノを買って、いっしょに食べ、それから土産物屋で、自分たち用のものやクリスマスの贈り物を、じっくり選んで購入しました。

そして、教会前の広場から、夕日が沈むのを見届けたあと、ラヴェルナから車を置いてあったベッチャまで歩いて戻り、ペルージャへと帰途につきました。
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Messa & Passeggiata alla Verna 8/12/2016
Belli gli alberi di faggio spogli e dignitosi, fantastico il panorama
dalla cima del Monte Penna (1283m) sotto il cielo limpido.
Abbiamo slautato il sole dalla piazza davanti alla basilica del
Santuario della Verna.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- ラヴェルナ、聖フランチェスコが聖痕を受けた聖地 / Visita al Santuario della Verna con i suoceri (31/7/2016)
↑ 記事末に、ベッチャからの参詣路やペンナ山の登山など、ラヴェルナについての過去記事の中から主なものをいくつか紹介しています。
- 聖母無原罪の御宿リを祝うミサ、ペルージャ / Immacolata concezione, messa della Chiesa di San Filippo dei Neri con canti della Corale Tetium (8/12/2010)
- クリスマスの1日 / Natale 2010 (25/12/2010)
- 贈り主いまむかし、イタリア各地で従来クリスマスの頃に子供に贈り物を運ぶと考えられていたのはだれだったか (20/1/2011)
- 1月6日はベファーナと主顕節



ああ、なんと素敵な休日でしょう!!
お天気の良さ、透き通る空気、読んでいる私にも
気持ちの良さが伝わってきました。
爽やかな朝のひとときをgrazieです。
今は携帯電話がある時代なので、それぞれが思い思いに過ごし待ち合わせが出来るから良いですね(^^♪
お天気がすばらしくて、遠くの山々の景色が美しい冬の日でしたね☆
このような景色を眺めただけでこころが清められる?そんな気持ちになりそうです♪
ご家族さまへのお土産を買われたあたりが素晴らしいです☆
クリスマスの贈り物はどのようなものを選ばれたのでしょうか(*^_^*)
こちらにはそのような習慣はないのですが、毎年友人たちとクリスマスディナーに出かけるので気はこころで何かしら用意はするのですがはてはて今年はどうしようかな?
と思案中です(^^♪
切り立つ断崖とその上に建つ寺院という組み合わせの風貌は、とてもヨーロッパ的で歴史を感じます。
日本では、昔はお城の周りにお堀を掘って城を守っていましたが、
同じような意味合いをもつのでしょう。
ペンナ山の山歩きも気持ちよく、頂上からの眺めが最高ですね。
空気が冷たく澄んでいることがよくわかります。
私も、今すぐその場に行きたくなりました♪
クリスマスの準備も着々とすすんでいるのですね。
先日ラジオを聞いていたら、女性のストレスが最も高まるときの一つに店でのクリスマスの贈り物購入時があるとあったのですが、うちの場合は逆で、早いうちに決めておかないと夫のストレスが頂点に達することになるのが、過去の経験から分かっています。ラヴェルナの薬用酒やリキュールには義弟やその奥さんのお気に入りなので、そうしたものをやはり薬草や果物を使った職人さんの手になる天然せっけんの色や模様もきれいな詰め合わせとセットで贈ることにしました。後で時間が取れるときに、ラヴェルナのお土産物屋について書いた記事を探して、リンクをはっておきますね。
イタリアでは、夫がカトリック教の敬虔な信者ということもあるのでしょうが、子供にとっても誕生日よりもクリスマスの方が大切な祭日なので、よりよいものを贈らなければいけないんだと、姪たちがまだ幼い頃に、夫が言っていたことがあります。アリスさんのことですから、きっとお友達が喜ばれるすてきな贈り物を用意されることでしょうね♪
聖フランチェスコは敵から守るためではなく、静かに瞑想や祈りにふけることができる場所を求めて、森や岩、洞窟を愛したようですが、イタリアでもサン・レーオやサン・マリーノのように、日本の堀に相応するような敵が近寄りがたい岩山の上に城を築いている例はたくさんあります。butanekoさん、すてきな山歩き、紅葉の旅をたくさんされていますね♪