2017年 01月 14日
モン・サン・ミシェルの夕景
ノルマンディーで驚いたのは、天気がひどく変わりやすいことです。ポントルソンに着いたときは、雲はあっても青空が見えていたのに、シャトルバスが着く直前、にわかに雨が降り始め、夫とわたしは傘を持っていたのですが、友人たちは町の店に飛び込んで、すぐにく傘を買いました。ちなみに夫の傘も、パリで突然雨に降られて、どしゃぶりなのに傘を売る店が見つからず、ようやく見つかった店で、骨がさびていたのを仕方がないと購入したものです。もう遅いので、修道院を訪ねるのは翌朝にして、教会で長く祈りを捧げる友人たちにつき合い、町を歩いて夕食を取りました。食事が運ばれるのを待つ間外に出ると、潮が驚くほどの勢いで満ちて行くので、びっくりしました。
夕食後、友人たちについて歩くと、高いところへとどんどん登って行きました。ここなら夕日が沈むのが見えるからと、やって来たようなのですが、5人がすべて夕日を見送れるほど広い場所ではなく、わたしはモン・サン・ミシェル全体と海もきれいに見える場所で、日が沈むのを見たかったので、皆にあいさつをして、
海岸へと急ぎ足で駆け下りました。
何とか日が沈む前に、砂浜までたどり着くことはできたのですが、ご覧のように水平線が雲に覆われていたため、太陽は時々厚い雲のすきまから、わずかに見えるばかりでした。
そのため、いつ日が沈んだのかははっきり分からなかったのですが、ちょうど日の入りの頃に、モン・サン・ミッシェルと茜色に染まる空・海を撮影しましたので、興味があれば、ご覧ください。
夕焼けは、日が沈んでから30分ほど後の方がより美しいことが多いと、経験的に知っていたこともあり、その後もしばらくの間、灰色だった空と海が、少しずつ茜色に染まっていく様子を愛でたり、写真を撮ったりしていたら、いつの間にか夫や友人たちも近くまで来ていました。
夕焼け空の色が美しくなるまでには、もうしばらくかかるから、それまでの間は、ずっとそのままそこでそうしてモン・サン・ミシェルと風景を眺めていたかったのですが、すでに午後10時を過ぎている上に、風が激しく吹き、雨が降ったあとの晩でその風が冷たかったため、皆の意向を聞き、宿に戻ることにしました。
夕食時に満ちていた潮は、日没の頃にはどんどんと引き始め、少しずつ顔を表す地面が増えていきました。
駐車場へと向かうシャトルバスから、モン・サン・ミシェルに明かりがともり、空と海がきれいなピンク色に変わっていくのを名残惜しく見守りました。そうして、最初の停車場で、夫・マヌーと共にバスから降り、次のバスが来るまで、うっとりしながら美しい眺めに見入りました。
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動画でとると波の音や鳥の声が入りとても臨場感に溢れてて、2008年に行った時のことを思い出して懐かしさがこみ上げてきましたよ☆
私が行ったのは9月の半ばを過ぎていたため、もう少し日の入りは早かったものの、それでも今か今かと待ちました!
対岸のホテルに泊まっていたのでホテルの部屋からもモンサンミッシェルの夜景を見たのを思い出します(*^_^*)
モン・サン・ミシェルの夕景、本当に綺麗ですよね、周りに
他に何もないのですものねえ。夏のヨーロッパは日暮れが遅いから待っているうちに眠くなってしまいます。
妹が私のインスタグラムからなおこさんの写真を見に訪ねて
素敵な写真を撮る方なのね。。。と今日言っておりました。
特に葡萄の紅葉がお気に入りだそうです。
朝のリレーの詩を読みました。お互いに太陽をリレーしながらそれぞれ全く違った環境に生きる人々がいて、でもこうして繋がることもできるって素敵ですよね。
ちょうど夏至の頃で日がとても長かったのですが、アリスさんが訪ねられた秋分の頃も、まだまだ日の入りが遅かったんですね。