2017年 01月 16日
印象派の電車、ノルマンディー2016
向かいのホームの前に、絵が描かれた電車がやって来ました。
印象派の電車(Le Train de L'Impressionnisme)です!
窓の日よけ(写真左手)にまで、印象派の絵が印刷されているようです。
この印象派の電車が走ったのは昨年4月16日から9月25日までの週末で、内部にも印象派を説明する案内があったらしいのですが(下記リンク参照)、残念ながらわたしたちは、時々こうして駅で見かけたり、自分たちの乗る電車の向こうから印象派の電車が来て、猛烈な勢いですれ違うのを見たりしただけです。ただ、こうして外からゆっくり写真を撮れるのは、自分たちが乗る電車ではなかったおかげです。
この日はモネの家と庭園を訪ねるために、ルアンから日帰りでジヴェルニーに行きました。
皆さん、フランスやイタリアで、座席指定のない電車やバスを利用する際は、乗車前に切符の刻印をお忘れなく。刻印を忘れ、無賃乗車を疑われて罰金を取られることなく、旅を楽しめるようにしましょう。
#ArtInTransit: France's #ImpressionistTrain @3M & @SNCF transform ordinary commutes with art https://t.co/15RfZMJCsE pic.twitter.com/vXvni6fT8u
— IndianWells ArtsFest (@iwartsfestival) 2016年5月23日
旅行中、乗っている電車の走行中に、印象派の電車とすれ違うこともありましたが、高速で別方向に走るので、カメラを取り出すひまもありませんでした。
6月20日は、わたしたちより一足遅れて、友人たちがイタリアを出発し、飛行機でボローニャからパリへ、レンタカーでパリからシャルトルへ移動し、夕方にシャルトルの宿で会うことになっていました。
このときも、ル・アーヴル駅で、印象派の電車を発見しました。しかも、電車に描かれたのは、モネの印象、日の出(Impression, soleil levant)の絵で、
わたしたちはこの日の朝、ル・アーヴルを出発する前に、モネがこの絵を描いたと思われる場所を、雨の中訪ねたばかりです。
そもそも、とても信仰心の篤い友人たちに、シャルトルとモン・サン・ミシェルに行こうと誘われて決まったノルマンディー旅行でした。ヨーロッパ各地でのテロ事件が相次ぎ、わたしは昨年は海外旅行や名高い観光地への旅は避けるつもりでいましたし、肩の痛みや目の病から、医者にも反対されていました。けれども、以前から訪ねたいと思っていたモン・サン・ミシェルを訪ね、行く先々で印象派の絵や美しい風景、おいしいものに出会うことができて、とても思い出深い旅になりました。誘いには乗ってみるもの、旅には出てみるものです。
********************************************************************************************************************************
Il Treno dell'Impressionismo, ne ho incontrato alcuni mentre viaggiavamo in Normandia nel giugno 2016.
********************************************************************************************************************************
LINK
- Normandie Tourisme - Le Traine de L'Impressionnisme en 2016
この絵、チケットホルダーになっていたので思わず購入したくらいです!
超がつく有名な絵、確かパリのマルモッタン美術館にありますが、そちらは訪問したことが有りません!
この絵を描いた場所への訪問、素晴らしいですね~
なおこさんの昨年のフランス旅は、素敵なことの連続でしたね(^^♪
素晴らしい景色をありがとうございます。
空が、雲が移り変わっていく様とそこに浮かび上がる姿に感動しました。
いつかはこの目で見てみたいと、心の底から思いました。
そして、ノルマンディーではこんなにユニークな電車が走っていたんですね。
日本でもたまに、期間限定で動物やタレントが描かれたりすることはありますが、
そちらでは印象派の絵だとは。
やはりお国柄でしょうか。
とても楽しい企画だと思います。
なんだか世界各国、発想することってあまり変わらないのかなぁ~
名所やキャラなどを電車やバス、今は飛行機にまでラッピングするじだいですものね。
行ってみたいです、モネの庭。
モンサンミッシェルもまだ行ったことがありませんが美しいですね。
なおこさんがなんとか最高のショットを撮ろうと何度もトライするところ、凄い~!
でもその甲斐あって素晴らしい写真が撮れましたねー
暮れるちょっと前の青い空が最高に幻想的です。
>イスラマ・バードっていう女性探検家も肩こりや全体のいたみがあったりして身体の調子が良くない時に医者から”旅に出てみなさい”と言われたのがきっかけで旅に出て治ったようですよ。
旅すると身体の痛いのにかまってられない?みたいな、、^^そういう効果があったのかもしれませんね。
大事な「太陽」が窓に掛かってもお構い無しではあるものの、しっかりどの絵か分かるようにプリントされてるのは流石ヨーロッパだと感じました。笑。興味深いお話、ありがとうございました♬
この電車、わたしは外からしか見られませんでしたが、他の人の写真から内装もとてもすてきであったことを知りました。ただ、観光客がちょうど多い時期にパリ・ジヴェルニー間の路線など、とりわけ観光客が多いときに利用できたようで、そういうときはモネの家や庭園も、わたしたちが訪ねたときよりもさらに人が多くて、訪ねるのが大変だったかとも思います。わたしもすてきな企画だと思いました♪
モネの庭、ぜひ機会をとらえて訪ねてみてください。花たちが思い思いにはじけるように咲いているのに、不思議とまとまりがあり、庭そのものがモネの作品の用でした。
ありがとうございます。レンズから見えた映像と実際の写真の映像とはまた違うこともあるのですが、きれいと思った風景をこうして残すことができ、見ることができて、うれしかったです♪ なるほど、確かに旅に出ると肩に負担はかかりますが、動くことを余儀なくされますよね。
大事な「太陽」、この絵は繰り返し、後続車両にまでずっと何度も描かれているので、太陽がちゃんと見える箇所もあったので、ご安心を♪ こちらこそありがとうございます。