2017年 02月 25日
イタリアコンセント疑惑
イタリアには、3種類のコンセントがあります。電化製品のうち、洗濯機や掃除機など、消費電力が大きいもののプラグは、たいていの場合、写真左上に見られるように、差し込み口が円形をしていて、こういうプラグはspina tedesca 「ドイツ式プラグ」と呼ばれます。ドイツ式プラグは、やはり円形の受け口のあるドイツ式コンセント(presa tedesca)、あるいは円形の受け口がついた延長コードや変換プラグに差し込む必要があります。
一方、アイロンやハンドミキサー、携帯電話の充電コードなど、それほど多くの電力を要しない電気製品の場合は、間隔の狭い穴が三つ並ぶコンセントに差し込みます。たいていの場合、携帯電話などの充電コードでは、コードの先の四角柱に近い形をした部分に二つピンがあり、一方、アイロンやハンドミキサーなどのプラグの形状は三角形状で、先に三つあるいは二つのピンがあり、そのピンをコンセントの穴に差し込むようになっています。
問題は、実は無理をすれば、ドイツ式プラグをふつうの小さい三つ穴のコンセントに差し込むことも可能だということです。
そうやって使う人もいるけれど、それは危険だからやめた方がいいと、数年前、巡礼中に、学校で電子工学を教える巡礼仲間から聞いたとき、ドイツ式プラグがふつうのコンセントの穴に入ると考えたこともなかったので、ぼんやりそうかと思って聞いていました。それが、今年の初めに、ふと何かがきっかけで気づいたのです。
わたしが2010年から使い続けていて、ここ1年ほど不調のデスクトップパソコンの本体とモニターの電源プラグが、いずれもドイツ式であるのに、ずっとふつうの小さいプラグ用コンセントに差し込んで使っていたという恐ろしい事実に。デスクトップ本体もモニターも、電源プラグの先は丸くなっていて、明らかにドイツ式なのに、日本製のノートパソコンは、アダプターのプラグがふつうのものだったためか、日本ではノートパソコンでもデスクトップでも、プラグの形状が変わらないからか、それとも単に、パソコンが変わってもすでに持っていた延長コードを使い続けたからか、うっかり誤ったコンセントにつなぎ続けていた理由は定かではありません。
とにかく、気づいてすぐ、確か1月20日頃に、ドイツ式コンセントがある延長コードを使い始めました。
すると、どうでしょう。これまであんなに調子が悪くて、時々急に休眠して、しばらく起動しない日が数日続くという事態がこの数か月頻発していたデスクトップが、以後はまったくそういう休眠をしなくなり、はや一か月が経ちました。
ひょっとしたら、最初のモニターが2、3年で故障したのも、この間違ったコンセントにつないでいたためかもいれないと、今頃気づいたわたしです。
旅行者が泊まるホテルは、大抵旅行者が持ってるアダプターに合うコンセントになってるので気がつかなかったです~
随分前、スペイン旅行の時、ついうっかりアダプターをつけずにカメラの電池の充電をしようとして、ホテルの部屋の電気が落ちてしまいまって暗に・・・
夜中でしたから、温かい時期でしたし、電気がなくても寝るだけでしたので、そのまんまにして、朝目が覚めてからホテルの方にブレ―カーをあげていただき、一件落着でした(笑)
でも、なおこさんの場合は、PCそのものの調子ですから笑えませんネ!