2017年 03月 01日
花粉症、ミモザ、四旬節と身体の浄化
友人や同僚、わたしが英語を教える中学生の少女のお母さんが、ずいぶん前から花粉症の症状に苦しんでいると聞きましたので、ひょっとしたらずっと続けてきた薬草療法や食事療法(詳しくは)が、ようやく功を奏してきたのかもしれません。
とは言え、薬草療法については、本来花粉症の時期の2、3か月前から服用しなければいけないクロスグリの芽の液(gemmoderivato di ribes nero)を、今年は症状が出始めた先月になってようやく服用し始めました。それでも、免疫力を高めるというイラクサのハーブティーやアマーロ・ズヴェデーゼを、肩の痛みを緩和するためにとしばしば摂取していたので、それがよかったのかもしれません。
昨日は、空がどんよりと曇り、1日中激しい風が吹き荒れ、夜中にかなり雨が降りました。そのおかげか、今日は風こそ強いものの、朝から空が晴れ上がり、庭のミモザの花も、日の光を浴びて、いっそうきれいに見えました。
イタリアでは、昨日火曜日が謝肉祭(carnevale)の最終日、懺悔の火曜日(martedì grasso)で、今日、灰の水曜日(mercoledì delle ceneri)から四旬節(quaresima)が始まります。(詳しくはこちら)
キリスト復活を祝う復活祭前の約40日間、節制を保つべき四旬節中の金曜日および灰の水曜日だけは、断じて肉を食すべからずという説教を、以前に教会で聞いたことがありますし、義父母もかたく守っているため、うちもそれに倣っています。
花粉症対策のためにと、花粉症の季節以外にも、できるだけアルコールや乳製品、白砂糖、サラミ・サルシッチャなどのひき肉を腸詰めにした加工食品を避けているのですが、この週末は、友人たちが来ていたこともあり、ピザに、ゴルゴンゾーラやサルシッチャを使った料理、さらにはバールで生クリームとイチゴのシュークリームまで食べてしまい、花粉症の症状が目立ってきたのは、そのためかもしれませんし、体重が増えてしまったのは、まさしくそのためでしょう。
四旬節は、もともとは冬の間、寒さを乗り切るために脂肪分の多いものを取りがちであるため、春に向けて体を浄化しようという暮らしの知恵と重なっていたようです。そう言えば、2年前、マルケの薬草学講座で、春に向けて浄化を促す食生活について、かなり詳しく教わりました。(詳しくはこちら)今夜はもう遅いので、明日仕事の山が片づいてから、じっくり読んで、体の浄化に役立てたいと考えています。花粉症と減量にも役立つでしょうから、一石三鳥です。
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ミモザが綺麗ですね。ポルトガルも花が咲いてるでしょうか
さて、家を出発します。。
イラクサのハーブティーを探してみようかと思います。
なおこさんも花粉症がひどいのですね。私は日本にいた時よりもましですが、やっぱりこの時期になるとむずむずしてきます。
今日の記事で「灰の水曜日」のことをちらりと触れたのですが(ほんのちらりです)、なおこさんのブログにリンクをさせていただきました♪
イタリアではイラクサのハーブティーとして箱や袋に密封されているものを見かけたことがないのですが、erboristeriaで、量り売りで乾燥させた葉を購入したり、わたしたちで摘んだイラクサの葉を乾燥させたりして、お湯を注いでハーブティーにしています。ぱっと見て食品ではなさそうなので税関がどう対応するか疑問ですが、できれば安心して持ち帰れるように、密封してあって詳しい説明もあるものが見つかるといいですね。
papricagigiさんも花粉症なんですね。わたしはイタリアに来てから悪化して、日本では目の結膜炎だけだったのに、鼻にも症状が出て、微熱まであるようになってしまいました。食生活が変わったためかと今は考えています。リンクをありがとうございます。また拝見しますね♪