イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

優しくなれば世界が変わる、英語瞑想講座11日目ディーパク・チョープラの言葉

 新緑が優しい緑で町や山を覆う季節になりました。

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 緑も湖も、見る人を選んで、姿を変えたりはしません。講座で、今日心の中心において思いを深めるべき言葉、centering thoughtは、

  I meet any situation with loving kindness.

です。

 「どんな状況にも愛情深い優しい心で応じる。」

 そういう姿勢は聖人だけではなく、わたしたちにも可能なのであって、ついだれかを批判したくなったとき、腹が立ったときには、「今その人が達している意識(consciousness)でできる範囲内で、精いっぱいのことをしているのだ。」と思えば、批判したり立腹したりせず、穏やかな優しい気持ちで応ずることができるだろうと、ディーパクは言います。

 わたしは視力が悪いので、数メートル先にあるものでもぼんやり見え、すぐ近くにある眼鏡さえ、置き場所を忘れると見つからずに、うろうろと探し回ることがあります。困ったな、嫌だなといっしょにいて思える人も、その人の今の心の目では、そういう行動が取れるのが精いっぱいのところまでしか見えないのだと思えたら、確かに自分ももっと穏やかな心でいられて、相手にも優しくなれそうです。まあ、それも難しいし、たとえば教育的立場では、それではいけないと、感情的にはならずに、あくまで相手の立場に立って、こういう立場に立てばこんなふうにも見えるのだから、それではいけないと言わなければならないこともあるのでしょうが、日常の家族や親しい友人たちとの、特にだれが正しいということもないちょっとしたいさかいなどは、こういう心で臨むのが、だれにとってもいい気がします。

 そう言えば、数か月前、テレビ番組で、だれかが「ぼくら男性は、女性に比べてずっと利己的だ。」と話を進め、「たとえば、ぼくら男性は、車を運転していて渋滞に出会うと、いったいどいつもこいつも車でどこへ出かけようというんだと腹を立てます。」と言って、会場を笑わせていました。うちの夫もたまに、こんなふうに運転中にいらいらしながら言うことがあるので、「あ、ぼくも。」と苦笑いしていましたが、運転に限らず、実は結局は自分も同じようなことをしているのに、気づかずに、他人のことだと、あらが目についてしまって、勝手に内心立腹したり、いらだったりするということが、往々にして、あると思うのです。

 映画を見て涙が出る、そうやって主人公と心を共にするように、目の前にいる人の立場・視点に立って心を共にすれば、empathy(共感、感情移入)という態度が取れれば、優しい思いに自然になり、そういう態度ですべてに臨むことができれば、世界が変わってくる、希望が見えてくるとも、ディーパクは言います。

 見方を変えることで、世界や人が新たな光のもとに見え、自分ももっとおおらかに、落ち着いて、希望を持っていられる、難しいけれども、そういうことを、心にしっかり留めておきたいと思いました。

 そういう心に近づけてくれる今日のマントラは、カルナ・ハム(Karuna Hum)でした。寂聴さんの本で、真言宗の真言とは、サンスクリット語でいうマントラのことで、マントラというのは宇宙に語りかけることができる言葉なのだと読んだように思います。何かに気持ちがざわつくときには、このマントラを心の中で唱えて、今日の瞑想講座での教えを思い出したい気持ちでいます。

 後で後でと先延ばしにしてしまい、ディーパク・チョープラの英語版、オンライン21日間無料英語講座を、ぎりぎりの5日遅れで聞いています。本当にぎりぎりで、イタリアでは、アメリカとの時差の関係で、5日が過ぎ去って講座の1日分がオンラインでは聞けなくなるのが、朝の9時なのですが、イタリアでは国民の祝日でる今日などは、その9時の20分前になってようやく聞き始めた次第です。本当は内省して毎日答えて書くべき質問があるのに、後で書こうとためてしまっていますが、今度こそとりあえずはすべての講座を聞き終えたい、そうして、できれば時間を見つけて、宿題がたまった形になってしまってはいますが、21日間の講座を聞き終えるまでには、この日々の質問への答えも、書いて答えて、講座で学んだ教えが、より自分のものとなるようにしたいと考えています。

 写真は、日曜に山を歩く途中で、昼食休憩を取った小川の下流の風景です。上の記事は、今朝瞑想講座を聞き終えたあとに、すぐに書いていたのですが、夜になって、記事に添える写真を選んだのはいいものの、写真の川と場所の名前が分からず、インターネットで調べていたら、いたずらに時間を費やしてしまいました。渓流の名前は、Torrente Bidente di Pietrapazza、場所は、日曜に選んだ山を一周するコースの本来の出発地点がある村と同じで、Ca' di Veroliであるようです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-25 23:17 | Vivere