2017年 05月 25日
花にクマバチ窓辺にサソリ、イタリア
そんなわたしも、この1か月時々庭で見かけるようになった黒く大きいハチは怖くて、大きな羽音を聞いたり見かけたりして存在に気づいたとたん、すぐに屋内に入って、テラスの窓を閉めたりしていました。同じように体が大きく黄色いスズメバチが有毒で危険なので、この大きく黒いハチも危ないのではないと考えていたからです。

おとといその大きい黒いハチが、ナデシコ(garofanini)の花に止まっているのを見て、撮影してみました。
独特の青い羽や体が毛に覆われていることから、調べてみると、どうやら学名はXylocopa violacea、イタリア語ではape legnaiolaで、クマバチの仲間のようです。体の大きさや大きな羽音から、危険なスズメバチと間違われるけれども、攻撃性はなく、万一刺されたとしても毒性はそれほどないと知って、ほっとしました。
豊かな緑に家が囲まれているのはありがたいのですが、おかげで屋内で虫のお客さんに出くわすことが、時々あります。イタリアのサソリは小さく、毒性はあまりないのだそうですが、たとえばアブルッツォの元修道院だった宿でも回廊で見かけたことがあり、かつてトスカーナとウンブリアの州境にある古い家でもよく見かけました。そのときほどではないのですが、今暮らすペルージャのうちでも、1年に一度は、壁にサソリを見つけて、夫を呼んで取ってもらうことがあります。このとき心優しい夫は、コップなどに入れたサソリを外に放してやるのですが、そのため、義父母が言うように、サソリがまた屋内に戻って来る可能性も多いような気がします。
先週だったか、夜遅くに帰宅して、よろい戸を閉めようと窓を開けたとたんに、窓敷居の上にサソリを見つけて驚きました。すぐに夫を呼んで、外に放してもらったのですが、夫によると、サソリは押しつぶされて平たくなり、すでに命がなかったそうです。と言うことは、その日窓を閉めたときに、ちょうど窓と窓枠の間にいたサソリが押しつぶされてしまったのではないかと思います。わずかとは言え毒があるサソリがかわいいとは思いませんが、かわいそうなことをしたと思いました。
参照リンク / Riferimenti web
- it.wikipedia - Xylocopa violacea
- ja.wikipedia - クマバチ


震え上がるほどコワイ存在のように思えますが
イタリアではそうでもないのですね。
我が家では ムカデが出没して
二度ほど噛まれたことがあるので 怖い存在ですが
それと同じような感覚なのでしょうか?
愛媛にはさそりはいませんが、今の時期からムカデに悩まされます~^^;
山際に住んでいるからか、毎年、5月6月がムカデのピークのようにお家の中の天井とかをはう姿をみかけます~^^;
私は、虫取りの網を常備しておいて、それですくうようにムカデを入れて怖いけど外へはなすようにしています~(笑)
家の夫もなるべく外へはなす派なので右へ倣えしてます!
1度、数年前にムカデにかまれて酷い目にあった私ですが・・・(笑)
あたたかくなると、日が長く良い半面、虫たちに悩まされる季節ですね~
クマ蜂も庭でたくさんみかけます~
でも私もどなたかのブログでクマ蜂は大丈夫というのを知って近くには行かないですが怖がらないように遠くから観察しています♫
なでしこのお写真、とても素敵ですね~(^^♪


アリスさんのお庭にもクマバチがいるんですね! 写真へのおほめのお言葉、ありがとうございます。
サソリ、かなり小さいので形はかわいいのですが、毒がそれほどないとは言ってもかまれる可能性があるので、やっぱり見ると怖いです。