2017年 06月 21日
ホテル予約サイトか宿への電話予約か、イタリアの場合とアブルッツォ薔薇の宿
出発直前まで慌ただしかったため、また、本来行きたいと考えていたカンポ・インペラトーレの宿に、当初予定していた日に空室がなく、旅行中空室が出ればという漠然とした思いもあり、出発前には、初日のスカンノの宿の目安だけつけたものの、実際に場所を見てから決めようと、宿をいっさい予約していませんでした。夫やわたしたちがよくいっしょに旅をする友人たちは、どちらかと言うと、宿は場所を見て決めたいし、旅程に融通が効く方がいいと考えているところがあるのも、その理由です。ただ、何も情報がなく、行って宿をあてもなく探し見つからないためにつらい思いをしたことが、南仏でもリグーリアでもありましたので、昨年購入したスマートフォンで、インターネットを使った宿探しが現地でもできるように、出発前に準備しておきました。
宿選びに際しては、イタリアで宿を探すには、情報が最も充実していて、かつ検索しやすいと思われるBooking.comを、もっぱら使いました。かつて、Booking.comで宿をしぼったあとで、Venere.comやHotels.comの方にのみ空室があったり、宿の料金が安かったりしたために、そちらで宿を取ったこともあるのですが、たいていの場合は、Booking.comの値段も他のホテル検索サイトと同じだったり、より安かったりします。
今回は、最初の三つの宿はBooking.comの情報で目安をつけて決め、あとの二つの宿は、現地で探して、宿で料金を尋ねて決めました。最初の三つの宿について、宿そのもののサイトを見たり、宿に電話をかけたりして、宿自体が提示する料金を調べると、うち二つは、宿自体が設定する宿泊料金の方が安かったので、B&Bに直接電話をして、予約をしました。一方、残りの一つは、Booking.comのサイト上の料金の方が安かったため、Booking.comで予約をし、ただし支払いは宿泊した翌日に、宿で支払いました。数年前のギリシャ旅行の際に、いくつかの宿は、あらかじめホテル予約サイトで取っておいたのですが、現地に行ってみて、実はホテルの料金は、Booking.comの料金よりも安かったということが何度かあったために、以後は、できるだけ、宿自体が提示する料金も調べてから、予約をするようにしているのです。Booking.comに情報を載せれば、より多くの観光客に知ってもらえるものの、情報を載せるために宿が紹介料を払わなければならないために、その分をホテル検索サイトを通じての宿泊料金に、上乗せする宿があるということではないかと思います。
ホテルやレストラン検索サイトに、最近では、業者から報酬を受けて、偽の高評価や他の業者をこき下ろすような評価をつける困った輩が少なくないと、いつだったかイタリアのオンライン記事で見かけました。ただ、見知らぬ土地で初めて宿を選ぶには、口コミがとてもありがたいので、単に評点だけではなく、多くの人の口コミもていねいに見たおかげで、最終的には、Booking.comで見つけて選んだ宿についても、現地飛び込みで決めた宿についても、特に値段も考慮すると、なかなかいい宿が見つかったのではないかと思います。
自分の記録のためにも、また、よくホテル検索サイトを利用されるという方にも、周知のことかもしれないのですが、今回のアブルッツォ旅行に際しての経験を書いてみました。
写真は今回宿泊した宿の一つです。中心街からは離れ、部屋が地下室のように寒いと夫がぼやいていましたが、美しいバラの花に囲まれ、おいしいレストランやいいおみやげが買える店の情報などもいろいろ教えてもらえて、とてもよかったです。どこのどういう宿かについては、また近いうちに記事にするつもりでいます。
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Casale delle rose,
casa, giardni, viali tutto avvolto dai fiori di rose!
Raiano (AQ), Abruzzo, Italy
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私は海外はツアーが最近は多いので自分で取ることはあまりないのですが、数年前にオペラに行くためスカラ座から近い宿を別にとった時(ツアーは空港のホテルだったため)と、ロンドンでやはりミュージカルを見るために近い場所にとった時にブッキングコムを利用したことがあります~
そして、最近では、混んでる京都も利用する時もありますよ!
確かに、いろいろなサイトでお値段が違うし、直予約のが安い場合がありますので、いろいろと比較検討するのが良いと私もよく思います(^-^)
素敵なお宿、また紹介を楽しみにしていますね~♫
わたしたちがリグーリアでつらい思いをしたのは、夕方ピエモンテからペルージャに向かう途中、海辺でよい宿が見つかればと思ったのですが、週末の夕方、インターネットなしにぶっつけで、あちこちに散らばる宿を見つけるのは難しかったのです。結局無駄に時間を使い遠回りをして、ペルージャには午前3時頃に帰宅しました。わたしは夜は運転を目医者に禁じられているため、夫一人が運転したため、無事に帰れたことをありがたいと思いつつ、そのときはスマートフォンの必要を切実に感じ、次の長い旅行の前に購入した次第です。
いつかまたきっとすてきな旅ができる日が来ますよ! 観光客が多い時期を避けて、早め早めに移動すれば、ふらりと宿を決めるのもまたいいですよね。
この宿、夕方ライアーノの町に着いたとき、中心街からは離れているのですが、「バラの家」という名前と、宿の写真のバラに魅かれて決めました。一面の色とりどりの美しいバラの眺めに圧倒されて、たとえばベッドは2台で離れて置かれている部屋しか空いていなかったりしたのですが、この宿に決めて本当によかったと思います。花と眺めにこんなに心をうきうきさせる力があるなんて! できるだけ早く宿の紹介ができるようにしますね。興味を持ってくださって、ありがとうございます♪