2017年 07月 19日
カリオストロの城、サンレオとデスクトップ不調

San Leo (RN) 1/7/2017
18世紀に生きた実在の人物、カリオストロが、囚人としてとらわれていた城が、まさに絶壁の上に建っていることを、改めて実感し、眺めのすばらしさに感動しました。
数年前に、マレッキア渓谷の市町村がいくつか一斉に、マルケ州のペーザロ・ウルビーノ県からエミリア・ロマーニャ州のリミニ県に移りました。地元住民の希望によるもので、渓谷の山中の町に住む友人からは、「地域の文化や方言は、ロマーニャのもので、皆、ロマーニャ出身と感じていたから」、または、「ペーザロとウルビーノは、県の中心が二つあるため、行政機関などが、ペーザロとウルビーノという二つの町に分かれていて、いろいろな手続きをするのがめんどうだったから」、住民が州と県の変更を希望したのだと聞いていました。一方、わたしがこの日、サンレオのバールに入ったときに、客がバールの人に、以前と今とどちらがいいかなどを尋ねていたのですが、そのときの答えの中に、「ペーザロ・ウルビーノ県では、サンレオの観光を呼びかけようという姿勢がほとんどないのが、不満だった。」という言葉がありました。ただ、では今は満足しているかと言うと、リミニ県の方が、地域の観光の宣伝にはずっと力を入れてくれているけれども、以前に比べて、ひどく税金が高いので、苦労しているため、どちらがいいとは一概に言えないと感じているとのことでした。そして、このバールの女性も、サンレオも、文化的・歴史的にはロマーニャに属していると言っていました。

参考までに、2013年の元旦にサンレオと城塞を訪ねたときの写真も、ご紹介します。この写真では、教会や家々の奥に見える高みに、城塞が建っています。

こちらの門から城塞の内部に入ることができます。
今年9月3日までは、毎日朝9時半から午後6時45分まで開場、ただし、入場は午後6時で締め切られるとのことです。入場は、一般料金は9ユーロとなっています。団体料金、児童・生徒・高齢者用の料金などは、次のリンク先のページをご覧ください。
- Comune di San Leo - Orario dei Musei, , tariffe e orari navette
城塞の内部も訪ねたのですが、ここに囚われていたカリオストロがそれは謎の多い人物で、どう記事を書こうかと考えあぐねるうちに、月日が流れ、まだ城の詳細をご紹介できていません。

サンレオは素朴な町並みや教会、眺めの美しい村です。すぐ近くにあるサンマリノ共和国も美しいのですが、道の両脇に土産物屋が並び、すっかり観光地化してしまっているため、個人的には、サンレオの方がずっと好きです。
村を歩けば、こういう角度からも城塞の眺めを楽しむことができます。機会があれば、ぜひ訪ねてみてください。
一昨日だったか、デスクトップのWindows 10の更新にひどく長い時間がかかり、ようやく済んだと思ったら、Adobe Photoshop Elementsが開かず、パソコンの動作がひどく遅くなったので、困っていました。さらに、昨日からは、パソコンを画面上でシャットダウンすると、モニターの画面は暗くなるのに、電源が消えない状況が繰り返され、そのたびに、電源を長く押して強制終了をしていたら、今度は、デスクトップが起動しなくなりました。いえ、起動はするのですが、ハードディスクのコントロールを自主的に行い、その作業の途中で画面が暗くなるのに、電源は落ちず、本体が妙に音を立てるということが2、3度続きました。
デスクトップが使えないため、最近撮った写真が利用できないので、今日も昨日も、すでにグーグル・フォトにアップロードされている過去の写真や、パソコン画面に表示された画像をいったんそのままマックブックのデスクトップに保存したものを利用して、記事を書きました。そういう事情で、書ける記事が限定されるという状況であることを、ここにお伝えしておきます。
関連記事へのリンク
- 宮崎映画で学ぶ日本語・イタリア語とサンレーオのカリオストロの城
- アドリア海友と浜辺で夕食会、リミニ /
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Paese & Forte di San Leo, San Leo (RN) 1/7/2017
Arrivando dal Monte Carpegna,
li abbiamo visti da un'angolatura diversa.
Un panorama bellissimo!
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この絶壁の風景がアニメでも登場したとは思います!
どちらの県に属すかで、税金まで違うというのはなかなか興味深いです!
そう言われてみれば日本でも市民税や国民健康保険の料金はその地域いより随分違うようなので同じかもしれないですね~
ちなみに、我が市は、国民健康保険が松山とかと比べたら割高だそうです~(>_<)

税金は、県だけではなく、イタリアでは市町村単位でも、税金や法律が違うので、夫がミジャーナがペルージャではなく、隣のウンベルティデに属していたらよかったのにと、よく嘆いています。松山は大学やさなざな産業があり、税金を支える若手が多いので、高齢化が進む地方に比べて、税金が安いのかもしれませんね。