イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

南仏の町の近くにフラミンゴ、エーグ・モルトへドライブ中

 4年前の南仏旅行中に、滞在していた海辺の町、サント・マリー・ド・ラ・メールから、エーグ・モルトの町まで、車で遠出したときのことです。道路を走っていたら、すぐ近くの水辺に、なんとフラミンゴがいるではありませんか。

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Fenicotteri nella laguna, Le Grau-du-Roi 25/9/2013

 幸い道路が広かったので、すぐにアイゴを路肩に停めて、フラミンゴを観察しました。

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 フラミンゴたちがいる岸辺は、車道からは若干離れていたのですが、

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ズームを使うと、 こういう写真も撮影することができました。

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www.google.com

 当時使っていたカメラには、GPSがついていたので、フラミンゴがいた場所も特定できるのですが、ご覧のように、すぐそばにサッカー競技場やプールがあり、町もとても近かったのです。

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 このとき滞在していた町、サント・マリー・ド・ラ・メール(Saintes-Maries-de-la-Mer)は、カマルグ湿原地帯の自然公園内にある海辺の町なのですが、自然公園内では、フラミンゴは、この教会の屋根に登ったときに、はるか遠方、下方にごく小さく見えただけでした。

南仏の町の近くにフラミンゴ、エーグ・モルトへドライブ中_f0234936_6275823.png
www.google.com

 それなのに、「ヨーロッパで唯一野生のフラミンゴが生息する場所」と言われるカマルグ湿原地帯(『地球の歩き方 フランス』より引用)、その自然公園からかなり離れた場所で、かなり近くからフラミンゴができて、とてもうれしかったです。

南仏の町の近くにフラミンゴ、エーグ・モルトへドライブ中_f0234936_640776.jpg

 ちなみに、エーグ・モルト(Aigues-Mortes)を訪ねたのは、町を取り囲む城壁の上を歩いてみたかったからです。この日は夫や友人たちとは別行動で、わたし一人で車で行ったのですが、眺めがすばらしいので、行ってよかったと思いました。

 最近、イタリア中部のトラジメーノ湖で、フラミンゴを見かけたという記事を書いたときに、ヨーロッパにフラミンゴがいるとは知らなかったというコメントをいくつかいただいたので、フランスのプロヴァンスでも見かけたということをお伝えしようと、この記事を書いてみました。

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Nel 2013 ho visto i fenicotteri rosa
mentre guidavo la macchina in Provenza.
Ho parcheggiato subito e osservato questi bellissimi uccelli.
Andavo da Saintes-Maries-de-la-Mer ad Aigues-Mortes.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by coimbra at 2017-10-01 09:30 x
なおこさん、Buongiorno.
フラミンゴ綺麗ですね。。鳥好きなので、どんな鳥を見ても愛おしく思います。
子供の頃、縁日でヒヨコを買ったり、文鳥、セキセイインコを飼っていました。猫も一度飼いました。夫は鳥好きのお爺さんの影響でチャボや大きなオウムを飼っていたそうです。
動物は好きですけど、犬はどちらかというと苦手です。それは、付き合ったことがないからなんだな。。一緒にいる時間がなかったからなんだなあ。。って思うのです。
これは、色々なことに当てはまるなあ。。としみじみ思います。。
Commented by paradiso-norina at 2017-10-01 23:59
なおこさん、こんにちは。

フラミンゴを見て先日見に行ったゴッホの絵を思い出しました。
浮世絵を模写?し、ゴッホなりに解釈して描いた花魁の絵なのですが背景に日本ぽい竹、鶴、睡蓮が描かれていました。
その鶴の足とくちばしが赤くて”これ、フラミンゴや!”と絵を見ながらつっこんでました^^;
ゴッホも南仏で見たのかもしれませんーv-
というのは多分違ってゴッホ独特の力強い色彩感から鶴もつい赤になったのでしょう。。。

で、鶴とフラミンゴを調べているうちになぜフラミンゴはピンクなの?というサイトにぶつかり、それはカロチンを多く含んでいるナントカ(私だから頭にのこっていません)が異常に好んで食べるからだそうです。

以上為にもなにもならないコメでした^^;
Commented by milletti_naoko at 2017-10-02 01:30
coimbraさん、こんにちは。フラミンゴ、きれいですよね。色もさっそうと立つ様子も絵になっていて、見ているとつい、うれしくなります。幼い頃から、お二人とも鳥と共に過ごされていたんですね。わたしも犬は苦手で、それは、数年前、隣人の犬に噛まれたからでもあります。慣れも大切ですが、飼い主がしっかりとしつけをしてほしいもので、安全でない犬は鎖を外さずに法を守ってもらいたいものです。
Commented by milletti_naoko at 2017-10-02 01:33
のりーなさん、なんと、最近ご覧になったゴッホの絵に、フラミンゴに似た鶴の絵が、描かれていたんですね! わたしも数か月ほど前に、ゴッホのドキュメンタリー映画を見たら、日本文化に影響を受けた、あるいはそのまま日本の作品を模したような作品が多いので、びっくりしました。そのナントカを食べるからピンクになるという記事、わたしもイタリア語で読みました。トラジメーノ湖のフラミンゴが、ピンクというより灰色がかって見えたので調べたのですが、夫に言わせると、光の加減で、灰色っぽく見えるだけだろうとのことです。
Commented by ムームー at 2017-10-02 06:28 x
なおこさん
おはようございます。
フラミンゴは動物園で観て描いたことがあります。
このように野生でいるなんて素晴らしいですね。
綺麗な姿で魅せられます。
本来は自由に行きかうのがいいですね、
檻に入れられてる様子を見ると可愛そうに
思えます、いつもありがとうございます。
Commented by milletti_naoko at 2017-10-02 16:28
ムームーさん、こんにちは。動物園でご覧になったんですね。動物園で世界の動物を見られるのは、確かにありがたいですが、そうですよね。動物たちは自分の故郷から遠く離れて、檻の中で過ごさなければいけないのですよね。人間の思惑や自然公園の領域にとらわれず、町の近くまで遠出するフラミンゴたちは、そういう意味で、幸い自由なのだなと思いました。

こちらこそ、いつもありがとうございます。
by milletti_naoko | 2017-09-30 23:57 | Francia & francese | Comments(6)