2017年 10月 27日
肥料、アリの大群と燃えるトラジメーノ湖、イタリア ウンブリア

いつになく波もなく穏やかで、湖面が空や山を、鏡のように映し出しています。

早めに到着したので、高みにある展望台に、まだだれもいないうちに着くことができました。西の空は霧や雲が立ち込めているのか、地平線近くが白く霞んで見えます。
太陽が、その白い層の中へと沈んでいき、湖に映って、まるで夕日が二つあるかのようです。

ぼんやりと見えていた太陽が、雲の層の間に入ったとたんに、燃え上がる炎のように、赤く明るい光を周囲に投げかけたので、驚きました。白いベールに覆われたような空が、まさかこんなにも美しい夕焼けを演出してくれるとは。

しばらく展望台で移り変わる空の色を眺めてから、階段を下りて、桟橋に向かいました。展望台に行く前に通りかかったときには大勢いた釣り人が、今はわずかに数人残るばかりでした。

不思議なことに、羽を広げて旅立とうとする大きな鳥のような雲が、ポルヴェーセ島(Isola Polvese)の向こうに、いくつか見えています。
このあと夕食にピザを食べようかと、夫は提案したのですが、夕食にはまだ早く、そうして、車にいくつも積み込まれた肥料の袋のにおいを、夕食後にかぐのもいかがなものかということで、そのままペルージャのうちに向かいました。翌日の金曜日には、仕事と昼食のあと、ミジャーナに出かけた夫が、肥料をすべて積み下ろしたのですが、それでも、先週の週末、ラヴェルナに出かけたときには、車の中に肥料のにおいがかなり残っていました。

今週夫は、仕事から戻ってはミジャーナに出かけて、うちの前の地面を耕し、芝生の種をまく準備を整えていました。昨日、26日木曜日に業者が来て、種まきの作業を手伝ってくれることになっていたからです。最近はわたしは仕事で何かと慌ただしいので、夫がミジャーナに出かける間も、仕事や家事をして、帰りを待っていたのですが、昨日種まきを終えた夫は、帰宅時に、満足そうな顔をしていました。
ところが今晩ミジャーナから戻った夫に話を聞くと、なんとどこからともなく大群のアリが押し寄せて、せっかくまいた種を運ぼうとしていると言うのです。しかも、そういう話を夫もどこかで聞いていて、何かアリ対策が必要かもしれないと考えて、昨日業者に言ったものの、一笑に付されてしまったそうです。義父がアリ対策ならうちにも何かあるはずだと言うので、明日には早急に問題が解決することを祈っています。夫は、地面にふんだんに水をやって地面が湿った状態であればアリが来ないと聞いたからと、今日もかなりの水をまいたそうです。
写真は、9月末に撮影したものです。芝生にはアリの難の次には、また足踏みの難の恐れがあって、心配しています。業者には、15日間は種をまいた地面の上を歩かないようにと言われたのに、電気技師が作業をしに訪れることになっている上に、11月最初の週末に、ロマーニャからちょうど大勢の友人たちが訪ねに来る予定になっているからです。種をまいてすぐに雨が降るのが望ましいと言うのに、近日中に降るはずだった雨は、現在の予定では、1週間以上待たなければいけないようです。どうか芝が無事に育ってくれますように。


空の雲がいいなあ~(^_-)-☆
この時期は、ほんとに綺麗な夕景に出会えるのも楽しいひと時ですね☆
そちらは、雨が降らなくて困ってるのですか(・・?
ありさんにも困ったものですネ!
こちらは、今週末も台風で雨、10月は晴れた日は数える程しかありませんでした(-_-;)
見えます。今日も車の窓から、空一面にピンク色の雲が見えました♪
今年の10月は、過去60年で最も雨量が少ないと、夫がニュースか何かで聞いたと言っていました。台風や雨ばかりで晴れの日がないのも困りますよね。雨さえ降ってくれれば、毎日水やりする必要なしに、アリもあきらめてくれそうなのですが、雨の予報はちょうど友人たちが来る頃に出ているため、困っています。