イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

テベレに映る黄葉、イタリアのハロウィンとTIM無料8GBギフト

 栗を扱う農場から、直接購入しようと、今朝は、ウンブリア州の北の端にある村を目指して、北上しました。途中でテベレ川を渡ると、葉が金色に変わりつつある木々が、水面に映って、きれいです。

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Alberi dorati riflessi sul fiume Tevere, Umbria 29/10/2017

 テベレ川の水源は、イタリア半島を南北に縦断するアッペンニーニ山脈のフマイオーロ山にあり、テベレ川は、ウンブリア州を北から南へ貫いて流れ、ローマに向かいます。

 橋を渡るのは一瞬の間で、車からしか眺めることも撮影することもできなかったのが、残念です。

 昨晩、イタリアの電話会社TIMが、リチャージ可能なプリペイド式モバイルプランの利用客を対象に、ハロウィンを祝って、無料で8GB贈るというキャンペーンを、11月1日まで実施しているのに気づきました。ただし、その8GBは、利用開始(attivazione)から、その翌日の23:59までしか利用することができず、また、チャージがゼロではなく残高のある人だけが使えることになっています。

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Dalla pagina web, https://www.tim.it/halloween

 せっかくなので、できるだけ長い間使えるようにと、今朝さっそく無料の8GBの利用を開始しました。そうして、これだけ大量のデータ通信が、明日までしか利用できないのだからと、今日は夫が運転してのドライブ中に、スマートフォンでYouTubeで好きな歌を見つけては、聞いてみました。

 映像の利用にはかなりのデータが必要ではないかと、ふだんは歌はWi-Fi接続の際しか利用しないのですが、道中ずっとカーナビを利用し、20分ほど歌を聞いても、後から確認すると、思ったほど容量を使っていないので、驚きました。

 ちなみに、スマートフォンを購入して、思いがけずよかったことの一つは、懐かしい日本の歌などを、YouTubeで見つけて、好きなだけ聞くことができることです。

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 雲の多かった今日は、灰色だった空が、日が沈む頃オレンジ色になり、ハロウィンの雰囲気に合っているような気がしました。

 日曜日の今日は、義父母宅で、いつものように、トーディに住む義弟の家族ともいっしょに、大家族で昼食を食べました。昼食時に姪に尋ねると、学校ではハロウィンだからと言って、特に何かするわけではないけれども、10月31日、ハロウィンの夜には友人とホラー映画を見る予定だということです。カトリック教会からは認められぬ行事であり、義父母は眉をしかめるものの、とは言え、最近はイタリアでも、この時期になるとハロウィンの装飾を施す店を見かけることが、増えてきました。姪たちも、小・中学生だった頃には、住んでいるアパートのドアを回って、他の住人からお菓子をもらったりしていました。

 一方、イタリアでは、11月2日が亡き人を偲ぶ日(commemorazione dei defunti)とされ、家族の墓にはふだんからお参りし、この頃にも訪ねるのに加えて、この頃には遠方に眠る親戚の墓地へと、墓参りに出かけることもあります。ペルージャで中世以来伝統的に、11月1日からの数日間立つ、大がかりな市が、「死者の市」(Fiera dei Morti)と呼ばれるのは、そのためです。この頃は例年、市が立つミニメトロ終着駅や、ペルージャ市内各地にある墓地の周囲が、大変に混雑するため、わたしたちはその混雑が過ぎた頃に墓参りに行くのですが、11月1日が諸聖人の祝日(Ognisanti)で、イタリアの国民の休日であることもあって、この頃に、遠方の親戚がペルージャにある墓地を訪ね、それから義父母を訪れて、わたしたちと昼食を共にすることも、よくあります。

 死者の市が立つ巨大駐車場に、チョコレート祭りの直前から設置された移動遊園地も、11月12日まで稼働するということで、まだしばらくの間、ペルージャの町ではお祭り騒ぎが続きそうです。

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- ペルージャ、死者の市 2010 / Fiera dei Morti di Perugia 2010 (2/11/2010)
- 死者のソラマメ、死者の市の由来と歴史 / Fave dei Morti, Fiera dei Morti (31/10/2010)
- 死者の市、ペルージャ2014 / Fiera dei Morti di Perugia 2014 (4/11/2014)
- イタリア語学習メルマガ 第26号「義父母の金婚式、死者の市、Don Matteo 7」 (7/11/2009)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by ayayay0003 at 2017-10-30 11:14
なおこさん、川面に映る黄葉が美しいです(^_-)-☆
車で通りすがりの時は、写真が何枚もは撮れず惜しい気持ちよ~く分かりますよ~
ハロウィンは、カトリック教会は認めてないのですね~
そう言えば、イタリアでも、近年になってからの行事だとなおこさんの記事に有りましたね!
まあ、日本では、何でも取り入れて商売絡みで盛り上がってますが、活気が有り物が売れるというのは景気にも良い事ですし、私たちも何となく楽しめるなら良い事だと思います(^^♪
チョコレート祭りもあり、賑やかなペルージャ、良い時期ですね~
栗は、どちらで購入されたのでしょうか?
また記事を楽しみにお待ちしていますね~(^-^)
Commented by milletti_naoko at 2017-10-30 16:56
アリスさん、ありがとうございます。これはと思う風景があっても、すぐに車窓を流れてしまい、焦点も定められない、そういうときが多くて残念です。

商売がらみで盛り上がるのはイタリアも同じで、ハロウィンを始め、やはり本来イタリアの慣習にはないサンタ・クロースがイタリアのクリスマス飾りに登場することが多くなってきているのも、そのためかと思います。アリスさんは何かの行事のたびにお料理やお菓子作りを工夫されていて、すばらしいですね。
by milletti_naoko | 2017-10-29 20:07 | Umbria | Comments(2)