イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia 日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより

緑鮮やか今年の新オリーブオイル、イタリア ウンブリア

 今日の夕方は、採れたてのオリーブを搾ってできた新オリーブオイルを、この秋初めて味わうことができました。先月は友人たちを週末に迎える準備、改築作業に追われ、例年に比べて、オリーブの収穫が遅かったからでもあり、また、水不足の猛暑のために、例年に比べて、収穫できるオリーブの量がひどく少ないからでもあります。ミジャーナのオリーブ園のオリーブの木々は、長い間人が住まず、オリーブがすっかり雑草や森の若木に覆われていたのを、義父が雑草などを取り除いて、再び実がなるまでに手入れをしたのですが、木が古い上、長い間放置されていたため、もともと木の数に対して、収穫できるオリーブの量が少なめです。

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 パンの両面をオーブンでかりかりに焼き、ニンニクをすりつけ、塩をふりかけ、その上から新オリーブオイルをたっぷりかけて、ブルスケッタ(bruschetta)にして、食べました。口いっぱいにおいしさが広がり、喜びもいっぱいになります。ニンニクをつけすぎると、新オイル特有の辛みをしっかりと感じられないことに気づいて、2枚目からは気をつけました。どういうわけか、こうしてかりかりのパンに塩とオリーブオイルをふって食べると、おせんべいに似た味がする気がするのは、わたしの気のせいでしょうか。

 ただ、今回のオリーブオイルは、あまりにも緑色が鮮やかなので、夫が色素か何か加えたのではないかと気にしていました。今年は例年に比べて、色が黒く、粒の小さいオリーブの実が多かったので、わたしはそのためかと思ったのですが、夫はそうではないと考えているようです。「同僚が職場に持ってきた自家製の新オリーブオイルも、やはりびっくりするほど鮮やかな緑色だったから、ひょっとしたら今年から基準が変わって、着色料などを加えられる量が増えたのではないか。」とも言っています。友人たちが遊びに来てくれたり、フィレンツェに出かけたりして、ちょうどウンブリアで搾油場めぐりができる時期が過ぎてしまい、そういう質問を、搾油場ですることができずに、残念です。「新オリーブオイルは、若干濁りがあるのが特徴なのに、透き通っている」と、夫はそれも気にしていました。ただ、今年の春に、通訳としてお客さんに同行して、フォリンニョの搾油場を訪ねたとき、搾油場の方は、「濁りがある新オイルをよしとする業者もあるけれども、そういう状態で長く放置すると、せっかくの上質なオリーブオイルの品質を最適な状態に保てないので、うちではフィルターを使い、新オイルでも濁りが残らないようにしている」と言っていました。

 今日からあさってにかけては、学校の授業や個人授業とその準備、肩のリハビリで慌ただしく、今も授業準備の一休みの間に、こうして記事を書いているため、残念ながら、「エメラルド色の新オイルの謎」について調べる時間がありません。寝る前に、ディーパクの瞑想講座は聞けても、リハビリ体操は今日はできずじまいになりそうです。明日の晩は、宮崎駿監督の人生を扱った映画が、イタリアで上映されるのですが、見に行く時間がないのを残念に思いつつ、ひどく高い料金で、しかも1日しか上映しないため大勢の人が押し寄せ長い列ができる、そういう上映の在り方に疑問もあるので、後でDVDか何かで見られたらいいかとも思うのです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by ayayay0003 at 2017-11-14 12:25
なおこさん、新オリーブオイルの時期がやって来ましたネ♫
今までは、日本ではあまり関係なく思っていた私ですが、日本でも小豆島の美味しいオリーブオイルが出回るので高価ではありますが、ほんの少しいただくだけなので楽しみにしているのですよ~(^^♪
オリーブオイルも、搾油所にお任せするから、何かを混ぜているとかフィルターで越すとかいう作業はわからないわけで、ご主人様が疑問を持つのもまあ一理はあるかもです?
以前、お米屋さんで農家から買った米を精米してもらうと入れ換わってるのではないか?と家の主人も疑ってた時が有りました?
が、今は、精米は、コイン精米所が出来て自分でするのでそういう心配がなくなったというわけです。
いろいろな事情があるので、オリーブオイルももしかしたら?かもしれないですが、良い方に捉えたいとは思います♪

お忙しいようなので、あまり無理されませんように、肩の痛みが出ませんように~(^^♪
Commented by milletti_naoko at 2017-11-15 02:51
アリスさん、いつだったか小豆島のオリーブオイルの値段を見て、びっくりしたのを覚えています。さぞかしおいしい良質のオイルなのでしょうね。大島のオリーブも今後が楽しみです。通訳で搾油場に案内した日本からのお客さんが、イタリア中部の夏はほとんど雨が降らないのに対して、日本の夏は梅雨で雨が多いことがオリーブを育て収穫を目指す上での難点だとおっしゃっていましたが、何とかそういう問題を克服していけたらと願っています。

お米屋さんでもそういう心配があるんですね。コイン精米所! 便利でいいですね。温かいお言葉、いつもありがとうございます♪
Commented by calarossa at 2017-11-15 05:54
なおこさん、こんばんは♪

搾りたてのオリーブオイル、ブルスケッタにされてとっても美味しそう~!と思ったのですが、ご主人様はこの鮮やかな緑色が気になるのですね!確かに、搾油所の方で何か混ぜられていてもこちら側としては正確な判断が難しいですよね・・。^^。

私は濁ったオリーブオイルはより自然な感じがして好きですが、品質を最適な状態に保てないとは知りませんでした。オリーブオイルもワインと同様とっても奥が深いですよね!いつかオリーブオイルのことも勉強できたらな、となおこさんの記事を読んで改めて感じました^^
Commented by milletti_naoko at 2017-11-15 07:55
まさみさん、本当のところはどうなのか、また時間の取れるときに調べてみたいと思います。搾油場にもいろいろな考え方があるようで、この春訪ねた業者はフィルターで濁りを取り除くことを、かなり重視していました。これは世界中に輸出している搾油場だからかもしれません。ウンブリアには晩秋に搾油場めぐりをして、新オリーブオイルの味を無料で見られる催しが、あちこちで開催されます。山の家に友人たちが来ていたときに、他の友人から、ウンブリアであったオリーブ、オリーブオイルに関する講習にいっしょに参加しないかとも誘ってくれました。
by milletti_naoko | 2017-11-13 23:07 | Gastronomia | Trackback | Comments(4)