2017年 12月 17日
笑顔いっぱい韓国作品、アッシジ世界のプレゼーペ展

歴史上初めて、クリスマスに幼子イエスの生誕場面を再現しようと考えたと言われる聖フランチェスコが、深い愛着を持ち、亡くなった小さな教会、ポルツィウンコラを包み込むように建つ、アッシジ郊外のサンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会では、毎年クリスマス前後に、世界のプレゼーペ展が開催されます。

イエス・キリストの誕生場面を再現するプレゼーペでは、教会自身が設置したこちらの等身大のプレゼーペに見られるように、イエスの傍らには聖母マリアと聖ヨセフ、そして、今回はいませんが、後方には牛とロバがいるのが基本です。大きいものになると、さらに羊の群れや羊飼い、貢ぎ物を捧げようとやって来た東方の三博士、そして町の人々など、多くの像や建物が設置されます。
当時の様子を再現しようと、羊や羊飼いが野にいるプレゼーペもあれば、イタリアの町や家の中の人々の活動が聖家族の近くで繰り広げられるようなプレゼーペもあり、素材も表現法もさまざまですが、幼子イエスのそばにいる聖母とヨセフ、そして訪ねて来た羊飼いなどは、皆が敬虔な面持ちで、幼子イエスを見守る場合がほとんどです。

こちらの折り紙で作られた日本のプレゼーペのように、あるいは石や木などの素材で作った他国のプレゼーペのように、顔が描かれていない場合も、時々あります。
けれども、冒頭に写真を紹介した韓国のプレゼーペのように、皆が満面の笑みを浮かべたプレゼーペは、これまで見かけた覚えがなかったので、びっくりしました。そうして、そう言えば、英語のクリスマスの歌にも、「Joy to the world」とあるように、確かにクリスマスは、本来、主イエスの誕生を喜ぶ祝いなのだなと感じました。
カトリック教ではないわたしは、「神に愛されるわたしたち」を語る説教を聞きながら、ディーパクの瞑想講座なら、「わたしたち一人ひとりの中に神性がある、愛に満ちた真の自己がある」と言うところだろうななどと、内心考えたりしていました。

こちらは、数年前から毎年展示されているプロヴァンスのプレゼーペです。イエスの生誕場面に、ラベンダー畑、町の様子など、例年は、いくつかの場面ごとに、ケースに展示されていたプレゼーペが、今年はこんなふうに、大きなプレゼーペの全体像が眺められるように、設置されていました。
この場所は、上から二つ目の写真にあるプレゼーペの像が、従来は年中ずっと飾られていたところなのですが、今年は途中で取り払われていたので、どうしたことかと気になっていたら、こんなふうにプレゼーペの位置や展示方法が、今年は変わっていました。

今朝は、ミサへと教会に向かう車の中から、アッシジの町並みや、白雪を頂くスバージオ山(Monte Subasio)がきれいに見えました。
今日は、夫のマルケに住む従兄の家族も昼食に来ることになっていたため、世界のプレゼーペ展は、ミサのあと、通り道にあったプレゼーペで気になったものだけしか見ていません。またいつかゆっくり見てみたいと考えています。
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Tutti sorridenti e lieti
molto carino il presepe della Corea del Sud
Presepi del Mondo, Basilica di Santa Maria degli Angeli
Assisi, Umbria, Italy 17/12/2017
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アッシジのサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会に展示されると聞いていたので、今年6月に訪ねた時感慨深いものがありました(^^♪
どのプレゼ―ペもほんとに見せていただけて嬉しいです♪
各国のプレセーペ、とても面白いですね。
楽しませていただきました^^
アッシジが近くてうらやましいです。
以前からずっと訪ねてみたいところでしたが今回のツアーで行けるかどうかわかりません。
ローマ最終日はフリーなのでいろいろ調べていたらアッシジとスバーシオ山散策というツアーがありました。
まさにその山なんですね!
でも冬でも決行するのかどうかわかりません。。
元気だったら自力でアッシジに行ってみようかとも思っています。
雪が降る季節になってきましたね。
今年のナターレの様子楽しみに待っています^^
劇はやはり、当時のその頃のその場所の衣装が望ましいですよね。
韓国や日本のプレゼーペ、楽しいですね。
日本玩具博物館で世界のプレゼーペの展示がありますが
こういうのはあったでしょうか…次に行ったら探してみたいです。
私もカトリックでないので、よく分からないのですが
牛とロバの配置とか、決まりごとが色々あるらしいですね。
わが家でも、聖家族を中心にした白木のツリーの周りに
我流で天使や動物の人形を並べています。(今年はお休みしました)
助言してくれる家族がいらして、うらやましいです。
牛とロバは息が幼子イエスにかかるほど近くに、聖母と聖ヨセフは、そばで幼子イエスを見つめるようでないといけないというのが、うちの夫流ですが、よそのお宅や教会でプレゼーペを見ていると、それぞれ発想や配置が自由なものも多いんですよ。うちはクリスマスが近いというのに、ばたばたしていてまだプレゼーペも箱から出していません。今もコメントとイイねのお返しをしたら、正午からの授業の準備を仕上げるつもりでいます。