イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia 日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより

2度びっくりのYMCA、イタリアテレビと英語原曲

 しばらく前の話ですが、確か義父母宅でついていたテレビで、英語でYMCAの歌を歌っているグループがいるのを見て、驚きました。西城秀樹の「YOUNG MAN (Y.M.C.A)」の歌が流行した頃、わたしは小学校の高学年でした。親が見ていた歌謡番組でいっしょに見た記憶はあり、「すばらしいYMCA」というサビの部分や、西城秀樹がYMCAと言いながら、口にするアルファベット文字を両腕を使って形作っていたことは、よく覚えているのですが、まさか英語の原曲があるとは、思ったこともなかったからです。


 そのときは、番組内では他にも、日本の歌だとばかり思っていた歌謡曲の元歌らしき歌を、英語やイタリア語でいくつか聞いていたので、特にこの元歌について調べようとは考えませんでした。幼い頃に何度も耳にして、歌詞もうろ覚えであるために、かえって覚えているサビの部分が、強く印象に残っているのでしょうか。今日、日本語の授業中に、生徒が「すばらしい」という言葉を思いつけなくて困り、覚えられなくて困っていたので、休み時間にふと思いついて、西城秀樹のこの歌の「すばらしいYMCA」の部分だけを聞かせてみました。

 そして、うちに帰ってから、そう言えば、歌の題名も正確には知らず、いったいどんな内容の歌か知らないなと考え、こちらのYouTubeの映像で、歌をひととおり聴いてみました。なるほど、こういう歌だったのかと思い、それにしてもYMCAとは何だろう、英語の元歌について調べたら分かるかなと、その後、まずは英語の原曲を探して、聴いてみました。


 YMCAと歌う部分で、Yを描くかのように両腕を上げはしても、それ以外のアルファベットを描くようではまったくないことと、歌詞に、まず驚きました。

 そうして、この歌や西城秀樹の歌の説明をウィキペディアなどで読んで、さらに驚きました。日本語版のウィキペディアの説明には根拠が不十分という記載があり、同様のことを述べている日本語のサイトは、公ではない個人のページなので引用は控えます。けれども、イタリア語版の説明を読んでも、こうした日本語のぺージに書かれていることをざっと見ても、英語による原歌の内容はほぼ同じで、同性愛の若者への応援歌らしく、しかも、YMCAに来れば、自分のしたいことは何でもできる、どんな若者とでもいっしょに出かけられると、二重の意味を持たせて歌っているらしいのです。つまり、西城秀樹が歌う歌とは、若干内容が重なる部分はあるのですが、根本的には大いに違うのです。

 世の中には、知っているつもりで知らないこと、分かったつもりになっていることが多いのだなと、改めて感じました。

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 YMCA関連の写真は持ち合わせがありませんので、記事のきっかけは日本語の授業ということで、ある日の板書の写真を添えておきます。この日はどういうわけか、「たべます」と「たべもの」、「かいます」と「かいもの」などの混同が、会話練習中に見られたので、黒板に分かりやすく、絵を添えてまとめてみました。リンゴを食べているのは、他の言語を教える金髪の先生で、「…先生はリンゴを食べます。」と、生徒に考えさせ、文を言わせてみました。「飲みます」と「買います」も同様に、近くの教室で他の外国語を学んでいる勉強仲間を主人公ならぬ主語として、文を作る練習をしました。

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Un giorno un mio allievo confondeva i verbi con i nomi derivati da essi, così ho spiegato scrivendo e dipingendo sulla lavagna. 'Tabemasu' vuol dire 'mangiare', mentre 'tabemono' significa i cibi e i due termini si assomigliano.
Il giorno prima abbiamo visto un'insegnante che mangiava una mela e così lei è diventata "la protagonista" o "il soggetto" della frase che l'allievo doveva creare. Poi abbiamo fatto gli esercizi per i verbi 'nomimasu' (bere) e 'kaimasu' (comprare) ma i protagonisti/i soggetti erano sempre i vicini della classe, amici e compagni di scuola dell'allievo.
Invece, ieri l'allievo non riusciva a ricordare l'aggettivo, 'subarashii' (meraviglioso) e così gli ho fatto ascoltare una parte di una canzone di Hideki Saijo in cui lui canta: "SUBARASHII YMCA".
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by ayayay0003 at 2017-12-21 12:12
なおこさん、何でも思い込みみたいなものもあり、ほんとうは、違うことだった!ということもたま~にですが有るものですね!
私も、この歌の話は、主人から聞いたことがあり、主人は本か何かに書いていたのを読んで知ったようです~
ものの本質というのは、やはりじっくりと調べてみないといけないな!と思います!
Commented by milletti_naoko at 2017-12-22 02:43
アリスさんは、ご存じだったんですね! まずは英語の原曲があることにも驚きました。イタリアでも、歌の底にある意味はあまり知られておらず、ディスコで踊るのにうってつけということで人気があったようです。

以前、イタリアのピザ屋で、日本語の歌、『Mr.サマータイム』で知っていたメロディー(曲名は後から調べて知りました)が、フランス語で歌われていて、そちらの方が原曲だったと知って驚き、さらにイタリア語版もあると知っておもしろいなと思って記事にしたのですが、そういうことって、意外と他にもあるのでしょうね。
by milletti_naoko | 2017-12-20 22:35 | Notizie & Curiosita | Trackback | Comments(2)