2018年 01月 16日
終止形意外と難し日本語学習、イタリア
ですから、「わたしはピザを食べるのが好きです。」という1文は、複文構造が難しい上に、「動詞の終止形+の」を含むために、動詞を名詞化する「の」の用法も、押さえておかなければならないですが、生徒にはここで、さらなる難問が待ち構えていました。
『まるごと』や『みんなの日本語』では、まず、「見ます」などのマス形を先に学び、外国人学習者向けの日本語教育では、辞書形と呼ばれる終止形は、マス形がすでにしっかり定着した頃に、ようやく登場します。ですから、学習者は、辞書形を学び、マス形から辞書形(終止形)を導く方法を学んだあとで、ようやく上のような文を、理解したり、自ら作ったりできるようになるわけです。
けれども、マス形から終止形を導くには、その前に、動詞の活用のグループを見極め、さらに、そのグループの動詞を、マス形から終止形に変える方法を覚えて、応用できなければいけません。
習得が大変そうなので、授業中生徒の表情にも注意しながら、こんなふうに板書をし、例文はすべて生徒が考えた文を用いて、説明してみました。
今日も、わが家のADSL回線では、インターネットに接続できないため、携帯電話から投稿します。