なおこのイタリア写真草子 Fotoblog da Perugia ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

三日坊主とどこでもドア、イタリアで日本語教育

 今日の日本語の授業では、期間を表す「3日(間)」という表現を教えたついでに、ホワイトボードに坊主の絵をかいて、「三日坊主」という慣用句も説明しました。「ぼうず」という日本語の言葉は、bonzoと音を変えて、イタリア語に外来語として入っているため、すでに、冷房や暖房という言葉を説明したときに、言及しています。イタリアでも、カトリック教の修道士は、修道院内に、各自小さい部屋(cella)をあてがわれて住んでいる場合が多いので、日本では昔、寺のそういう部屋を「坊」あるいは「房」と呼び、その主(あるじ)なので、坊主と呼ぶようになったと説明していました。

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 2018年が始まって、もう3週間目に入りました。授業には、全力投球で臨み、ブログも毎日投稿を続けてはいますが、日記は1月9日から空白のページが続き、肩のリハビリ体操やフランス語学習、瞑想はすっかりおあずけで、掃除もできるときにできるだけしてはいるものの、改善の余地が大いにあります。家計簿をつけるのはあきらめ、今年はせめて金銭出納記録をと、日記に書き留めていたのに、それさえ、1月10日から書いていません。

 継続をしなければと、反省しながら、この記事を書きつつ、ふとそう言えば、「石の上にも三年」ということわざもあることを、思い出しました。

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 まるごとの教科書では、「3日、一週間、2か月、4年」といった期間を表す表現をまったく学習していないのに、りかいA2の97ページで、いきなり「週に1回、月に1回、年に3回」という頻度を表す表現が登場し、申しわけ程度に、「1週間、1か月、1年」という言葉が、姿をちょこんと見せています。

 そこで昨日から今日にかけて、まずは「〜日(間)、〜週間、〜か月(間)、〜年(間)」という表現をしっかり押さえ、実際に、自分たちの日常生活や予定を言い表すのに使ったあとで、「1年に2回」などといった頻度を表す表現を学習したのです。

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 このあと、教科書に出てくる「何でも、どこでも、いつでも、どこでも」という表現を学習しました。以前に、子供がドラえもんが好きなので、いっしょに見ることがあると聞いていたので、「イタリア語では、どう訳しているか知りませんが」と前置きをしたあとで、ドラえもんの「どこでもドア」の名前にも、この「どこでも」が使われていることを説明しました。

 日本語の生徒は、どこでもドアのイタリア語名を知らなかったのですが、休み時間に板書を見た他のクラスの生徒たちが、イタリア語でも、dokodemo portaと言うのだと、教えてくれて、皆とてもうれしそうでした。ドラえもんは、イタリアでも、世代を超えて、人気があるようです。イタリア語ではドアや扉をportaと言います。生徒たちは逆に、日本語でportaを指す言葉が、英語、doorに由来する外来語のドアだと知って、驚いていました。

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Si dice MIKKA BOOZU (三日坊主, bonzo per tre giorni) in giapponese
, quando qualcuno decide di fare una cosa, inizia a farlo ma smette dopo un po', senza riuscire a continuare con costanza. La vita da novizio nel tempio buddhista era dura, qualcuno rinunciava a diventare bonzo solo dopo qualche giorno e così nacque il modo di dire, MIKKA BOOZU, 'bonzo solo per tre giorni'.
All'inizio dell'anno abbiamo buoni propositi, ma non è facile mantenerli. Evitiamo di diventare MIKKA BOOZU :-)
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by nonkonogoro at 2018-01-19 21:45
本当に日本語は ややこしいですね~(´-`).。oO

三日坊主
今でもよく使われる言い回しですが
その語源は知らなかったので調べてみました。

昔 安易に坊主になろうとした人が多かったが
その修行に根をあげてしまい 三日しか持たなかった~
というのが元の意味らしいです。

坊主頭
坊主めくり(百人一首の札にはお姫さまもいるのにねえ)
1年坊主

ところで
私の実家の方では
住職さんのことを 「おっさん」とお呼びするのですよ。
和尚さんの略語なのでしょうね。
あの いわゆる 中年の 「オッサン」とは
発音が違うのですが 字で書けば同じ(笑)
Commented by milletti_naoko at 2018-01-20 03:51
nonさん、修道の生活は洋の東西を問わず、厳しいものがあるのですね。イタリアでテレビドラマや映画を見ていると、修道院で、修道士や修道女の見習い期間の途中や終わり頃に、自分で考え直したり、あるいは考え直すように勧められたりする場面が、時々登場します。僧になる厳しさと言うと、すぐに思い浮かぶのは一休さんや雪舟です。そう言えば、坊主めくりありましたね。なつかしいです。坊主が出たら、すべての札を返さなければいけないのでしたっけ。そのスリルがあるから坊主めくりと呼ぶのかもしれませんね。

住職さんのことを、おっさんと呼ばれる習慣があるのですね。びっくりしました。
by milletti_naoko | 2018-01-18 21:20 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(2)