2018年 01月 27日
聖なる森の冬の山、イタリア ラヴェルナ
冬の山を歩くと、緑の葉を落としたブナの枝ぶりや苔の緑の美しさに、打たれます。例年なら、1月のラヴェルナでは雪の上を歩くのですが、今日は雪を、ペンナ山でも、そして遠くに見える周囲の山にも、いっさい見かけませんでした。最近は、降雪量・降雨量が少ない上に、昨年降って積もっていた雪は、暖かい日が続いたときにとけてしまったのでしょう。
ペルージャは来週の月曜日、1月29日が町の守護聖人、聖コスタンツォの祝祭日であるために、夫が勤める州庁やわたしが教える学校も休みです。そうなのですが、かえってそのために、翌火曜日は、朝個人授業で教えてから、正午から4時間授業があり、水曜日には午前中教えたあと、午後3時から学校で会があるので、また戻らなければいけないなど、日程がつまってしまい、授業の準備や家事をするひまがなかなか取れそうにありません。というわけで、今朝は、早く山に行きたい夫に待ったをかけて、1時間授業の準備をしてから出発し、帰りも、ジェラート屋にだけ寄って、午後5時頃には帰宅し、午後6時過ぎから、真夜中過ぎまでかかって、ずっと全体の構想を練っていたのに、形にできずにいた日本語の授業の学習プリントを6ページ分仕上げました。山歩きは日中でないとできませんが、授業の準備も朝の方がずっとはかどるので難しいところです。とりあえずは、かなりはかどり、なかなかいいプリントに仕上がったと、満足しています。そう言えば、先週の木曜だったか、授業中に、「…たり…たり」を使っての会話演習をしたときに、「なおこ先生は、週末何をしていますか。」と聞かれて、「山を歩いたり、町を散歩したり、仕事をしたりしています。」と、日本語で答えたあとで、「授業のための拷問道具を作っているんですよ。」と、イタリア語で、冗談めかしてつけ加えました。「拷問だなんてそんな、ありがたいです。」と、生徒さんは答えてくれたのではありますが。
そちらではもうミモザやスイセンの便りが近いのですか?
カレンダー上では立春がすぐそこまできていますけれど実際は真っ白な世界なのでやはりイタリアはちょっと先に行っているのね、、と思っています。
アッシジやラヴェンナのような美しい街の様子を見るたびにため息をついています。
今度の旅、、ローマでフリーの日が1日あるのでアッシジに行きたいとOPツアーを見るも曜日が合わなくて自力で列車で行けるのか悩んでいるところです。
そのOPツアーはなんとトラジメーノ湖畔も通ってくれるツアーだったのでブログのような夕日が見れるかもと期待していたのに残念でした。。
ペルージャ経由のツアーもあったのですがローマに戻るのが9時近いので翌日帰国にはきついとこれも諦めました。。
行けそうで行けないアッシジとペルージャ、今回は無理なのかな。。
>イタリア語をちょっとだけ本気出してみましたがヒヤリングが全くアウトです。
もちろん文法でも悩んでいますが、、でも日本語をお勉強している方たちも色々なところで四苦八苦しているんだなと分かるとこちらも頑張ろうという気になりますね。
ま、でもなおこさんの健闘ぶりを見ているとやっぱり教える方が一番ご苦労なさっているんでしょうね。
自分のことで長くなってしまいました!
行った気になってブログを毎回楽しみます~
ペルージャはフィレンツェからも直通快速電車だと2時間で、ペルージャ・フィレンツェを結ぶ電車はトラジメーノ湖の近くを通り、駅も湖畔近くにいくつかあるんですよ。今後の参考までに。
日にちにもよりますが、ローマ・アッシジ間は、従来からあるスルガ社のバスに直通の便がある上に、ペルージャ・アッシジ間は電車で30分ですから、ペルージャまで電車やスルガ社・FlixBusなどのバスを利用し、アッシジまで電車でということも可能だと思います、便は曜日にもよりますし、直通の方が乗り換えに迷わなくて便利な気もします。何度か通訳として、フィレンツェからアッシジの鉄道駅まで来るお客さんやドライバー付きの車で来られたお客様を案内したことがあるのですが、車なら3時間で効率よく回れるものの、バスの場合は、アッシジの鉄道駅からアッシジ中心街まではバスで行かないといけないため、食事の時間も含めて5時間あれば、中心街の主な見どころは押さえられるかと思います。ちなみに、今はバスの時間が変わっているかもしれませんが、次のような日程で、仕事を受けることが多く、食事時間をはさんで休憩を取りながら、うまくあちこちを訪ねるのに、ちょうどいい時間帯ではないかと思いますので、参考にしてください。ローマからだと、アッシジへの到着時間や中心街から駅に向かうバスの時刻がまた違って来るかもしれないのですが。
10時40分 アッシジの鉄道駅 ~ 15時40分(46分)アッシジ、ウニタ・ディタリア広場のバス停
(つづく)
たとえば、アッシジや周囲が見渡せる城塞まで上ったり、やはり聖フランチェスコゆかりのカルチェリの庵、聖ダミアーノやサンタ・マリーア・デッリ・アンジェリも訪ねようとすると、時間がさらにかかるので、時間をもう少しゆったり取られる、あるいは昼食をパニーノやサンドイッチで済ませ、1日内であれば、以上の中から一つだけ、中心街の訪問場所の他に訪ねる場所を増やすなど、時間のやりくりが必要かと思います。日本のお友達でアッシジに個人でいらして回られた方もいらっしゃるので、アッシジは観光客が多いため、英語も若干は通じるでしょうから、ハードルはそれほど高くないはずです。サンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会は駅から中心街とは反対方向ですが、バスも出ているので、バスでさっと訪ね流ことも可能ですから、そちらの方が便利かもしれません。
のりーなさん、ヒアリングは普通の速度でイタリア人向けに話されるのを聞くと難しいと思いますが、のりーなさんが道案内などを聞けば、たいていの人は親切なので、ゆっくり話してくれるので、聞いたら分かるかと思います。幸いペルージャはフィレンツェからもそう遠くないので、方言も発音も標準イタリア語に近い地域です。ヒアリングはわたしの生徒さんたちも苦労しています。旅行、楽しみですね♪
早くアッシジを訪ねられる日が来ますように。トラジメーノ湖に浮かぶマッジョーレ島も、聖フランチェスコが40日間、四旬節を過ごした場所で、そのゆかりの井戸や眠ったという場所、彫像があるんですよ。いつか機会があればぜひ。ラッツィオ州のリエーティ周辺にも、ゆかりの地が多く、近年聖フランチェスコの足跡をたどる巡礼路ができて注目を集めたおかげで、わたしも訪ねたことがあります。
高く大きな志を抱いた人の生き方や軌跡、好んだ場所には、不思議とあい通じるものが多いように,わたしも思います。こちらこそ、温かいお心遣いをありがとうございます。
教える生徒さんや、その学習目的が違うと、それぞれのそれまでの学習習慣や興味、人となりによっても、よりよい教え方というのがあり、生徒さんたちから教わることが多いと同時に、準備をするときも、わたしにもいい勉強になります。